医大生・たきいです。

医大生的独言。

ナイチンゲールと話す

2014-03-05 23:59:07 | 医大生的生活

本ブログのPC画面にひっそりとあった「メッセージを送る」の機能ですが、どうも動作がイマイチで届かないことも多かったよう。気付かぬうちにご迷惑をかけてしまっていたこともあったようなので、消すことにしました。1回しか届いたことありませんでしたが(笑)。実は送っていたのに、という方がいらしたらたぶん読めていません。すいません。今後筆者に何かご用のときは、

idaiseitakii@gmail.com

までご連絡いただければと思います。お気軽にどうぞ。よろしくです。医大生・たきいです。




図書館で勉強中、凛とした目つきの女性と目があった。どうも日本人らしくない風貌だと思ったらそれもそのはず、柱に飾られていたFlorence Nightingale(1820~1910)の肖像画である。いや、写真かもしれないがよくわからない。「看護の仕事を人間的な、高度に熟練を要する専門職に引きあげた人」という説明書きが加えてる。なるほど。

このナイチンゲールさん、今ちょっとした時の人だ。クリミア半島。

医学部の試験では稀な疾患とかいうのも結構覚えさせられる。試験というものさえなければこれが医学の苦闘の歴史であるとかいってみて踏ん反りかえることもできようが、まあ大変なのだ。何十万人にひとりしかかからない疾患だって、そんな人と出会ったら助けることができるために勉強させられているともとれるだろう。医学部は大変だ。

それなのに。ちっぽけな頭の悪い医学生ですらこんなに頑張っているというのに。死に至るような疾患にかかってもいないような人が殺戮されてしまうかもしれないこの世界は一体なんなんだろう。戦火が交えられることがあってはならない。でなきゃ、病気の勉強だなんてやってらんない。「つまらない」理由で死ななくていいじゃん。そう思いながら今にでも勉強を放棄したくなるわけだ。ただ勉強したくないだけか。

ナイチンゲールと目を合わせてそんなことを心の中で語りかけてみたのだが、ハリポに出てくる動く肖像画でもあるまいし、向こうからは何も返事は来ない。まだ考えが浅いのか。人間が対立するその問題の深さというのは恐ろしい。







(消化がまだ消化できていないというギャグを聞き飽きた人(笑))






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