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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

発展

2018年05月15日 | なごみ
前進も、そして後退も、「発展」と言えると何かの本に書いてあった。

前進と言えば、着々とオケ作りが進んでおります。

そして後退と言えば、嚥下障害。

ついにミキサー食となりました。もちろん水分はとろみあり。

ここ数ヶ月、食事については正直お手上げ状態だったのには理由があった。
嚥下機能がかなり低下していたことがわかり、結局ミキサー食に。

栄養指導とやらも受け、言語聴覚士の先生によるリハビリも見学。

身体全体の筋力低下は足腰だけでなく、口の中も比例するとか。
水分の落ちていくスピードに身体がついていかない。

それを補助してくれるのが、とろみ剤やゼリー剤。念のため片栗粉ではNG。

自宅でミキサー食ができるのだろうか、、、という心配は、栄養指導と言語聴覚士の先生の的確かつ丁寧なアドバイスに不安は吹っ飛んだ。

多忙な時もなんのその。ネット注文できるいい商品が。

ドラッグストアにも介護食は売っているが、そのレベルより一歩進んでしまった母は対応できそうにないことが判明。
代わりに大塚製薬が出している「あいーと」なるものが今のところ強ーい味方。

素材を一度加工して柔らかくムース状に固め、それをあえて元の素材の色、形のままに再現されています。

食は見た目も大事!

手作りと上手に抱き合わせて、少しでも負担が少なくなるようにしてね、というのはケアマネさん。

むせ込みはほぼなくなりましたが、ここからさらに上がるのは誤嚥性肺炎の確率。

在宅介護は決して楽ではないが、母の希望と私自身の母との向き合い方を考えると今はまだこれが一番の選択と思っている。

日々の介護の大変さが少し軽くなる瞬間がある。それは以外にも日常いろんな方々の看護をしているヘルパーさん、看護士さん、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、そしてケアマネさんたちのプロたち。

身体状態を全て知った上でつぶやいてくださる一言一言が胸にしみる。

言葉の端々に自分が思っている以上に頑張っている自分を知ることができ、もう少し母の人生の終盤に近くで寄り添っていこうと決めている。
いざとなれば全て理解した上で支えてくださる方たちが大勢いることは何よりも幸せだし、心のお守り。決して買うことはできない。



少し前のカキツバタ群落。


自然なままなので、花によって色の濃淡があるのもいい。


群落近くの湿地で。黄菖蒲。


ハリエンジュ(ニセアカシア)




近くの池で、コガモ。


よく見るとカワウ。営巣してるのかな?


う〜ん。。。???ピンボケ。。。


カラさん(シジュウカラ)です。


ムクドリ、ただ今子育て中。かなり用心してました!見ないで!(笑)




2018年05月09日 | なごみ
ずいぶんと遠回りをしたのかもしれないが、今日に至るまで歩んできた道のり、それぞれが点でしかなかったのがここにきてようやくおぼろげながら線が見えてきた。

その瞬間は実に衝撃的だ。

新たな文献との出会いがさらなる古代へと誘ってくれる。

時代の変革期は私の未熟な知識をはるかに超えて何期かの段階を経て遡ることができるようだ。

史料が少ない人物がゆえにそのルーツから読み解く試みです。

決して平坦な道ではないが、自らの足で歩いて巡ってきた時間、そしてお出会いの中で頂いた風土に眠っていた史料が今の自身の財産となり新たな一歩の肉付けとなって力を頂いている。

遠回りした時間は、過去と現在をつなぐ道。

もっともっと温めていきたい。


八十八夜が過ぎ、我が家に1本あるわずか30センチほどのお茶の木で茶摘み。
母が通販で買った木です(笑)

茶摘みとお茶の作り方は以前一志町で教えて頂きました!



蒸しから揉みへ。
これがなかなかうまくいかない。
レンジを使って、、、。


新茶の出来上がり。



大きめのティーポットに2杯分だけですが庭のお茶というサウンドだけで味わいは格別となりました!












OMOTENASHI

2018年05月03日 | なごみ
連休前半はおもてなしづくしの日々。

客人たちが持っていたのは、、、

JAPAN Rail pass!

いづれもアメリカからのお客様。




こうしたpassがあるのは知ってましたが実際みせて頂いたのは初めて!



2週間でこのお値段とは私も欲しいぐらい!(笑)

この日は少しでも日本文化に触れてもらえればとお抹茶でおもてなし。
喜んで頂くことができました!

客人たちが帰ると相前後して訪ねてきてくれたのは以前我が家でホームスティしていた子。
彼はニューヨーク出身者!

仕事やプライベートの話など以前より明るくなった彼の成長ぶりにまたまたホストマザーとしては嬉しいひと時となりました!


こちらは名古屋市内某所のアフタヌーンティー!

海外からのお客様のおもてなしはツーリストとして一緒に出かけるのもいいのですが、日本人の生活の中にはいりこんで畳敷きの和室で過ごす普段時間も彼らにとって格別なようですし、私自身が日本文化の素晴らしさを客人たちから改めて知らされる時間となっています。
が、万葉集はなかなか伝えられないのが残念!
うーん。こちらは生涯の課題ですね!

夕闇の中に輝く小さな星明かり

2018年04月28日 | なごみ
所用の帰り道。

すっかり日が暮れてしまった。



空を見上げると、夕闇の中にぽっかりとした空間が。

よくよく見ると、その空間の中に小さな星明かりが輝く。

小さな光は明日への希望を託してくれているようで、心がふっとほどけていく。

自然の景ほど力強いメッセージはない。


お誘いを頂き、昨年より始めた俳句。

句会も吟行も、はじめる前はハードルの高いものでしたが、周囲の方々が優しく見守って下さり、いづれも楽しく参加させて頂いております。
そんな中、目に留まった今月号の俳誌の1ページ。


んんっ!?
私の句がこんな所にも。

俳誌によると選んで下さった方は出雲地方を訪ねられ、風土記、古事記の世界を堪能し古代ロマンに思いはせてみえる方とか。

古代好きが見透かされたようで何だかとっても嬉しい!

17文字にしたためるのは難しいものですが、自然の景を詠んだいい作品との出会い、俳誌から学べる喜びもかみしめております。


こちらは友の作品。

名古屋駅 グローバルゲート1Fです!
相変わらずの旧友の嬉しいご活躍!

二人でランチをしながら弾んだのは、別世界に生きるそれぞれの作品づくりの喜びの頂点がどこにあるのかということ。

彼女の足元にも及ばない私ですが、その頂点が同じところにあったのが嬉しかった。

作品の形が具現化してひらめいた瞬間、そして読み解けた喜び。

真摯に向き合う過程に自然の景と似た美しさが隠れているのかもしれない。


































劇映画 「母」 小林多喜二の母の物語

2018年04月22日 | なごみ
若き頃から三浦綾子の作品はほぼ読破していた。
中でも三浦綾子が人生の終盤に手がけた作品、

「母」。

数えきれないほどに読んだ。

それが映画化され愛知県で1日だけ上映されることを新聞記事で知りこの日豊橋市まで遠征!

市電が走ってます!
懐かしい!名古屋に住んでいた頃よく父が花電車を見せに連れてってくれた事を思い出す。

現代はトラム!


会場は国 有形文化財に指定されている豊橋市公会堂。


おぉ!ノスタルジック!

劇映画というジャンルがあることを会場で初めて知る。

監督は山田火砂子氏。劇映画の女性監督としては最高齢の86歳.
舞台挨拶がありました。

オーラがあります!



強い信念。

そして開演。

主演は寺島しのぶさん。
母セキを見事に演じきって見えました。


映画を通じ原作が持つ言葉の重みと厚みを改めて知ったひと時。

初めての豊橋市!
という事であんかけスパの名店、チャオ本店に!



ランチタイムでマリンランチを注文。



鉄板あんかけスパの下には溶き卵、エビフライとイカフライが!


サラダと飲みもの付きで950円!

店内は満席。人気なのにはお味はもちろん、店員さんたちのスマートな接客も。
私が今まで経験してきた接客の中で5本の指に入る!

もう一度来よう!そう思わせてくれた豊橋のソウルフードでした!

母 を見た後は奇しくも怒涛の一日に。

日常に戻った今日。

新たな作品作りの方向性がみえてきたー!

三浦綾子のおかげかも!?

自身に降りかかることは全て繋がっているのね。

花曇

2018年04月14日 | なごみ
1月の半ばよりオオタカの子育てが始まっており刺激しないように、、、と思うとバードウオッチングもコースを変え少し遠慮がちに。。

先日ニュースでシャガの花が満開と聞いていそいそと出かけた近所の丘陵地の一角。
ここにシャガがこじんまりとしているものの群生しているのを知っているのは山の持ち主さんぐらいかもしれない。
そんな場所がお気に入り。




今年もひっそりと花を咲かせてくれていた。

しばらく歩みを進めると、突然現る。

ハイタカ!?

その後の轟音。
なに!?みたことのない機体に思わずパチリ。



調べてみたら、国産初のステルス実証機Xー2!?

空の彼方まで響きわたるごう音になんだか怖くなってこの日は慌てて退散。。。。

まさにスタコラサッサです!

そして今日は花曇の1日。

こんな日に限って頭上に猛禽現る。





うーん、、、だれやーーーーーーー!?

光をくださーい!





山吹満開

2018年04月12日 | なごみ
山吹の 立ち儀(よそ)ひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく(万葉集巻2−158 高市皇子)

山吹=やまぶきに黄、山清水に泉を思わせ、現世に残された私は君のいる黄泉(よみ)の国まで逢いに行きたいと思ってもその道を知るすべがない。。。

十市皇女を偲んで高市皇子が詠んだ歌で挽歌に3首あるうちの1首。

この歌に魅せられて数十年。

10年以上前になるでしょうか。
やはり我が庭にも山吹をと、園芸種である八重山吹は園芸店で購入、自然種である一重のものは越の国から頂いて植えてみました。



いづれも特段手入れすることもなかったのにありがたいことに着実に年々株を増やし、眺めてはこの歌に思い馳せ慈しんでおります。





山吹満開。



そしてヒトリシズカも開花。





ここ数年、こちらも株を増やしました。




5月に入ったら昨年見逃した藪椿の挿し木に挑戦したいと思っていて、いつか我が家は万葉庭園、、、、と密やかな野望を企てております(笑)

さて、今日届いた某旅行会社企画の萬葉旅行。

昨年天候不順で中止となった某学会企画コースと同じ内容。


おおっ!?

既にご案内頂いたり、一人で巡った地がほとんど!

1枚の案内状に、改めて曲作りの過程で自分が頂いた素晴らしい万葉故地の方々とのご縁に感謝したひとときとなりました。
























万葉古代アクセサリー

2018年04月11日 | なごみ
曲作りと平行して、長年の夢を叶えるべく史料を読み進めております。

が。

奥が深すぎる。

全く読み解けておりません。というのか読み解ける気すらしていなーい!
どういった形になるのだろうか。。。
新たな作品作りに向き合っていく時はいつも同じ。

読み解いていくほどに、自身が考えなくても形は歌によって導かれていく。。。。。

出口の見えない道、最近ハマっているのがミセスふみこに教えてもらったアクセサリー作り!

取り寄せていた天然石が到着したので、早速取り掛かることに。

イメージはできていたので、サクサク進みます!

出来上がったのは、これ!万葉古代アクセサリー!

天然石はグリーンアベンチュリン(砂金水晶)と赤メノウを使用。

イヤリングはほぼイメージ通り!

ペンダントトップは発注ミスの副産物!!

万葉アクセサリー作家 天音ちゃんのようにはいかないものの、こんなのもありですね!

日常の喧騒から離れて没頭できるのもやはり万葉がらみであることが嬉しい今日この頃。







音楽の流れる空間

2018年04月06日 | なごみ
相変わらず曲作りにいそしんでおります。

コード付けも終わり、今は毎日ピアノで全体の流れを確認中。
自身の曲以上に念入りにチェック(冷や汗、、、)

途中、転調があるも楽典のレッスン成果のおかげでシャープ5つロ長調(B調)への転調が夢のようにサクサクと。
おおっ!

以前なら迷子になってたはず。。。(苦笑)

曲作りから離れた時間、最近はもっぱらspotify(スポティファイ)!
一昨日上場したのもうなづける!なんといっても無料!

聞くのはもちろん洋楽!お気に入りのアーティスト名を数人入れると似たジャンルのアーティストたちをミックスして流してくれる。
なんて便利!AIの成し得る技なんでしょうね。

曲作りのさなかにあることもあり最近やたらと気になるのはバック音の構成。
結構効果音入ってたりしてこの発見も面白い!

音楽の流れるこの空間がいい。

するとなにやら玄関を叩く音が。
インターホンも鳴らさずに!?

突然の訪問者は、、、Jくん!

手に持っていたのはこれ!


先日ニューヨーク帰ったから前に頼まれたソース持ってきたよ!と。

私のお気に入り!フランクスのレッドホットソース!
これを教えてくれたのはもちろん彼。
10年程前に我が家でホームステイして以来のお付き合い!

「ちゃんと忘れずに買ってきた」とドヤ顔してる彼の嬉しそうな顔は、ひと回りまた成長した彼の姿だった。

ありがとう!