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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

風土に響く万葉ヒストリーソング

2018年11月11日 | なごみ
大和でのコンサートを終えちょうど1週間。

嬉しい知らせを頂いた。

まずは「とことめの里」から。

三重県津市一志町八太にある式内社、波多神社の宮司さまより、神社での七五三、例大祭などの日に万葉ヒストリーソング「とことめの里」のCDを流し、おみえになった方々に親しんでもらっていると。


もう1つは、奈良県桜井市より。
今日行われた桜井市芸術芸能祭において、郷土芸能保存振興会の皆さんが万葉ヒストリーソング「文に麗はし」で踊って下さったと。


私の力は微力であるが、こうして地域の皆さんに愛され風土に響く万葉ヒストリーソングとなっていることはまさに万葉うたいびと冥利に尽きる。

歌はそこで暮らす人々の中でこそ、なおさらに生き生きとよみがえる。

愛知で暮らす私自身は、どの地域においてもほんの一瞬歌うことが可能なだけで、本来のそれは所詮叶わぬ夢。
しかしこうして皆さんによって私の夢が叶えられていることは奇跡としか言いようがなく、ただただ感謝申し上げます。


万葉うたいびとは私自身、たった一人しかいないが、こうした地域で育てて下さっている方々の存在が私自身の原動力となって身体中に染みていくようです。

大切に、大切に育てて下さってありがとうございます。


今年は暖冬傾向にあるとか。


モズ。日参してくれています。




天武、持統天皇

2018年11月10日 | なごみ
天武、持統天皇を語るに藤原宮と共に忘れてはならないのが、薬師寺。

本来は藤原京近くにあった(本薬師寺)が遷都と共に現在の西の京に遷された。

久しぶりの訪問。


薬師寺金堂。
薬師如来の脇侍、日光、月光菩薩は白鳳時代の仏像の中でも眼を見張る美しさ。
柔らかな衣紋線とそのたたずまいに心洗われる。初めて目にした時から心奪われた。

西塔内陣の特別公開も。

四方に仏教の守護神、四天王である持国天、広目天、増長天、多聞天を祀り、心柱周囲初層には釈迦の生涯後半が近代芸術家によって表現されていた。

大好きな薬師寺東塔は現在解体修理中。

張り巡らされている工事用フェンスの周りに解体中わかった劣化の様子が。


機械音がしない木づちの音だけが響く東塔周辺はさらなる向こう1000年へと遺していく職人さん達の心意気が感じられた嘘のない万葉の空間。


おや?


真っ白なヘルメットが整然と並ぶ。
今だけ見られる風景ね。


東院堂 聖観世音菩薩像。時代は下るが日光月光さんとはまた違った洗練された美しさ。

いつ行っても私の歩き方は同じ。

やはり薬師寺は自身の心の浄化の場。






東院堂近くの椿。蕾はまだ固いがほんわかとした温かさが伝わってくる。



天武、持統天皇。
歌から伝わってくる二人の思いは、文学も歴史も包み込み、想像以上にグローバルな視点で『日本』を築こうとした、真摯な二人の姿と、それを歌で支えた宮廷万葉歌人たちの姿が浮かびあがる。


絶体絶命かと思う程の喉の状態を何とか乗り越えたライブを終え、ご褒美ランチ!



ありがとうございます!!

感謝!

2018年11月04日 | なごみ
本日の万葉浪漫フェスティバル、無事に終了しました!

沢山の方々に足をお運び頂きましたこと、心より厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!

朝、愛知県はパラパラと雨粒が。
車窓から眺める三重県も雨。
あらら、、、と思いきや奈良に入るや否太陽の光が!

さすが天武天皇と持統天皇ですね!


リハ前、藤原宮跡。


控え室が基壇前!おー豪華!


本番〜!

今日のタイトル、
『万葉ヒストリーソングで紡ぐ万葉浪漫紀行』

全てこの時代を生き抜いた万葉歌人たちの歌で綴ってみました。

お届けした楽曲
秋の風吹く 額田王/鏡王女

神岳の黄葉 持統天皇
名張の山を 当麻真人麻呂が妻 /石上大臣
とことめの里 /吹黄刀自
妹が結びし /柿本人麻呂
伊勢志摩の島影 /柿本人麻呂


皆さまありがとうございました!



いよいよ11月4日!

2018年11月02日 | なごみ
ノドのコントロールも順調、、、だったはずだった。

ところが。

朝起きると明らかに炎症を感じるノドの痛みが!

あーーー!

奈落の底にーー!

漢方にうがい、手洗い、鼻うがい、トローチなどなど。

やれることはやり尽くして行こう。

本番は明後日。

心尽くして向かいたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します^ ^



いよいよ週末

2018年10月29日 | なごみ
週間天気予報が出ました!今週日曜日11月4日大和は晴れ予報!

なんとも不思議でありがたいことに奈良でのコンサート、100パーセント晴れ女。
快晴、降りそうで降らなかったり、降っていたけど止んだり、、、過去一番凄かったのはコンサートの時間だけ晴れっていうこともあったなあ。。

さて、今回の舞台は藤原宮跡!
藤原京!ありがたいことに初めての場所となります。

今回用意した楽曲は全てこの時代に歌われた万葉集の歌を準備。
なんといっても、「万葉浪漫フェスティバル」!
最近のコンサートでは歌っていない曲も新たなアレンジを加えて入れ込みました!

よく質問されるのですが、演歌ではありません(苦笑)

なんだかワクワクしています。

喉の調子も、主治医の特効薬のおかげで少しずつ上向き加減!
先週受診してよかったあ。。。。。

でもあれから歌の練習は気持ちを抑えて未だエアヴォーカルですっ。
まだまだ喉をピカピカにせねば!

11月4日は藤原宮跡でお待ちしております!



人っこのいないウオーキングコースをえらんで万葉の時代に思いを馳せに。

期待通りの景色。ノンエヘェクト。
天高し。


スイラン(キク科)

一眼レフ持たずにスマホ撮影、こんな日に限って、野鳥たち現る。
オオタカ、ミサゴ、カワセミ、全て目の前通過。
あーーー!
やはりライブ終わるまでお預けなのね^ ^










コントロール

2018年10月26日 | なごみ
今年の夏は人生初の熱中症で身体はもちろんの事、喉までやられ今まで経験したことのない夏となった。

そして季節は移り、秋。

暑さは去ったが気温の変化と乾燥に、上部咽頭アレルギー持ちの私の身体はあっという間に下り坂!

咳が止まらない!

乾燥なのか風邪なのか、、、株価のように乱高下!

マスク、うがい、手洗いも念入りにしててもアウト!

やはりライブ前のこの週末、薬なしで様子を見るには危険すぎる、、、ということで主治医のところに駆け込むことにした。

この安心感は近くの町医者では不可能。

遠くてもいそいそと。

毎度の事なのですぐに対応していただけるのが本当にありがたい。

帰宅後、薬を飲んでエアボーカルで練習。
語り部分だけは声にして。

一番の特効薬である。
使わないこと。

スタジオオーナーに強く言われる言葉だ。

ライブ当日、スタジオ録音当日までは人と会わない、しゃべらないとも言われている(苦笑)

これは自分の努力だけで何とかなるものでないのでなかなか難しい(笑)

こんな感じで今回も相変わらず喉のコントロールに苦戦しております。

が。

何とか間に合わせるぞー!


近所の公園、天高し!


早くも椿の蕾が膨らみ始めていました。
待ち遠しいな、でもここからが長〜い。


ご近所さんから花梨を頂きました。
匂い消しにもなるのよ、と教わったので竹箱に入れて秋らしさもプラスして。
真っ黄色になったらスライスして天日干しすれば喉にいい花梨茶になるよと。
ちょっと酸味のあるお茶になるらしい。ワクワク!

さて、間に合うでしょうか。
早く熟れますように^ ^




格別な想い

2018年10月24日 | なごみ
スタジオでのリハーサルに。

みっちり3時間、本番通りの衣装を身に纏い、動きと音を確認してきました。



万葉装束は見た目以上の重量感、、、やはり衣装着てのリハは欠かせない!

11月4日、舞台は藤原京。

思えばこの時代背景にこだわって曲作りをしてきた私にとってある種1つの終着点とも思える。

今までご縁を頂いた各地は全てこの前後の時代というのはただの偶然ではなく、必然だったのかもしれない。

この時代を生き抜いた万葉歌人たちの思いあってこそ。

見守ってくれたのは迦楼羅。

三重県名張市 夏見廃寺の塼仏に見られます。

様々な思いが交錯する今日この頃。





おみくじ

2018年10月16日 | なごみ
今月の句会は吟行に。

行き先は、刈谷市亀城公園。

この日はしとしとと降る秋雨。

傘をさしての吟行もなかなかいい。

お恥ずかしながら数十年ぶりの再訪でほぼ記憶にない!



天文2年、水野忠政が築城した刈谷城(別名 亀城)本丸跡付近。

往時は眼下に海が広がる場所に位置し、砦からは陸、海共に一望できたに違いない。

ちなみに海側には現在刈谷球場がある。


こちらは天誅組の志士、刈谷出身の松本奎堂の歌碑。
君が為 命死にきと 世の人に 語り尽きてよ 峯の松風

揮毫者は歌人 川田順氏。
奎堂辞世の句です。


実は刈谷市、奈良県東吉野村とこうしたご縁で友好市町村、交流も盛んです!

せっかくなのでとお声がけいただき、ここからほど近い市原稲荷神社に移動。




桜に似てるけど、、、何の花かしら、、、季節外れて忘れ花かな。

信心深くはないけれど、おみくじをひとつ。


今時なので色んな種類のある中で蒔絵シール付きに心惹かれ万福みくじを選んでみた。



さて、、、、

亀。長寿。私でなく、母の長寿を祈ろう!

吟行という機会を頂いたおかげでほんのちょっぴり刈谷を知ることができた。






万葉浪漫フェスティバル@藤原宮跡

2018年10月09日 | ライブ
『ならリビング』に掲載されたとご連絡いただきました!



万葉うたいびと風香の出演予定時間は11月4日午後5時15分頃の予定です。

奈良グルメも楽しみですね!
秋の風に吹かれながら、是非ご来場下さいませ。心よりお待ちしております!

万葉の風を感じて

2018年09月28日 | なごみ
藤原京でのライブを控え、持統天皇の時代の万葉の風をふと感じたくなった。

選んだ場所は、尾張氏との関係が深いとされる名古屋市緑区大高町火上山にある氷上姉子神社。

何度か訪ねている場所であり、持統4年690年に元宮から現場所に遷された現社。先般訪ねた名古屋市博物館の企画展でも熱田神宮との関係をクローズアップし、かなり丁寧に解説されていたことが記憶に新しい。




さて、今日は難しいことは抜きにして、、、参拝。
なんだか今日は境内が騒がしい。


んんっ⁉︎今日⁉︎

一度触れてみたいと思っていた神事。
万葉の風が吹いたようだった。


大高斎田。


常緑の山は氷上姉子神社。


いよいよ神事。


背後には名古屋高速、伊勢湾岸道、名四の高架が。
その真下でこんなに厳かな神事が行われているのをどれほどの人たちが知っているのだろう。





奇跡のような秋晴れの一日。


上物は変貌を遂げてしまっている名古屋でも、ふと足を止め、耳をすませばまだまだ万葉の時代にタイムスリップでき得る空間がそこかしこにあるのね。

今日あることを知らずに訪ねた私。
万葉に引き寄せられたのかも、、と都合のいい解釈をすることにしましょう^ ^

年魚市(あゆち=愛知)での心地よい万葉の風が感じられたひとときの中にある安らぎ。