先日のNHK『中部ネイチャーシリーズ』
「剣岳の謎に迫る 1000年前の登山ルートを探れ」
ゲストは探検家、作家の高橋大輔氏。
「物語を旅する」をテーマに、世界各地の神話や伝説を検証し、舞台となった“現場”を探る旅を続けてみえるそうだ。
番組の中で、
なぜいにしえ人たちがこの山に登らなければならなかったのか、それを知ることが僕の夢です、
確かそんな意味合いのことをおっしゃっていた。
夢っていうと、思い描いていることを形にして実現することと思い込んでいたが、
そうか、
目には見えない自身の思いを実現することも夢なんだ、、と思えたら身体の中に何か走るものを感じた。
立山連峰遠望
課題を頂く度に、いったいなぜこの歌が読まれたのだろうと、他者にしたら無駄に思えるような時間をかけて遠回りして歌の背景に微力ながら迫ろうとあがいている自身は夢の途中であり、夢のかたちだったんだな。
偶然にもその夢の実現を叶えて下さる方々との出会い、それはやはり必然的だったのかもしれない。
万葉うたいびとがなに者か、自分自身を教えられたようでちょっぴり嬉しかった。
ご近所さんが無人販売を始めた。
主役はもみ殻くん炭なるもので、もみ殻をいぶして炭にしたもの。
昔はあちらこちらの農家が作っていたらしい。
土壌改良材になるとか。
そんな伝統を伝えようと、町内名士の方が作り、車の往来が頻繁なご近所さんの軒先に置いてみようとなったらしい。
あっと言う前に、有志の方々の日曜大工で無人販売所が完成、翌日には大きな手作り看板まで運ばれてきた。
この無人販売所、始まってまだ1週間足らずも以外にも近隣住民の光となっている。
今日は車が止まってくれたとか、さくら用に置いてあるご近所さん製作の野菜の苗が売れたとか、そのお値段はいずれも営利目的でないもので、向こう三軒両隣、皆で喜びを共有させてもらっている。
無人販売所の恩恵は直接私にも。
店先で売れ残った苗が運ばれてくるはずだったが、何故か店先に並ぶ前の苗が届くようになった^o^
ただ植えるだけでいいのよ、
肥料は買わなくていいわよ、与えるとき時にもってくるからね、と。
定年退職とともに農業学校に入られ本格的な学びをされた至れり尽くせりのおばさんの笑顔と共にやってきた苗。
現在、紅菜苔(こうさいたい)、サラダからし菜、サニーレタス、水菜、ネギ、ニラ、絹さやえんどうの7種、初めての野菜作りに挑戦中!
人の立たない無人販売所は地域を守り、人を繋げてくれている。
なんだか万葉集みたいだわ^ ^