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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

イベント出演のご案内

2018年09月25日 | ライブ
ありがたいことに新たなお話を頂戴しております。

大和での出演は今年3度目。皆様のお力添えのおかげと感謝の日々です。
ありがとうございます!


        万葉浪漫フェスティバル in 藤原宮跡

      日時    2018年11月4日(日)

            出演時間:午後5時15分頃より約30分

      場所    奈良県橿原市 藤原京跡

      
*イベントは11月3日、4日の両日行われます。詳細はこちら

皆様お誘い合わせの上、是非ご来場下さいませ。

お一人様カウンター!

2018年09月21日 | なごみ
万葉集のおかげで若い頃にはできなかったひとり旅ががぜん多くなった。

万葉の風土を訪ね感じるには朝に夕にと一人歩きに限るが、それでも最初の頃は食事の時間がなんだか嫌なものだった。
しかし有難い事に泊まりでのライブやレコーディングが重なるにつれ、だんだんとひとりでの食事が万葉の旅の楽しみの一つ!

最近、母の状態が大波小波で、周囲の人たちは異口同音に私を案じて下さる。

そこでデーサービスをもう1日増やし、ショートステイを増やしていこうか、、などなど。

そんな中、在宅介護の特集をBSでたまたま目にする。

90歳代の母を在宅介護で11年みる70代の家族が、母親の認知の進行に選択を迫られ施設入所を見送る日の朝の姿だった。

苦悩した見送る側の姿に、いつの日か迎えるかもしれない自分の姿を重ねていた。

ケアマネジャーさん、我が家に入ってくれているヘルパーさんたちに聞くと、要介護5で在宅でみてるのは、受け持ちで我が家だけだそう。

「○子さん、本当によくやってるよ」

いつもそう言ってくれる皆さんの言葉がこの日は妙にすんなり入ってきた。

母も頑張ってるけど、私も頑張ってるんだな。

ならば所用で出かけた帰り道、介護のご褒美ランチ。

以前から行ってみたいと思っていたお店。

カウンター席に案内された。

おお!望み叶ってお一人様カウンターだわ!

「天ばらおひつ」なるものを注文。

カウンターに出された揚げたての天ぷら5種に


メインの天ばらおひつ。

揚げたての小海老の天ぷらがザクザク入ってます^ ^
彩りも綺麗^ ^

山葵が添えられ塩味の効いた小海老天のご飯と相性抜群!

食の力、偉大なり。
もう少し頑張れそうな気がしている。


師に習う

2018年09月11日 | なごみ
楽典のお稽古の中で始まったピアノレッスン。

テキストは自身が作った万葉ヒストリーソング。

自分でも驚くほどに、人生最大の練習時間を費やしている。

若い頃のいやいやだったピアノお稽古とは月とすっぽん。

もちろん思い通りには弾けないがとにかく楽しくて仕方ない。

歌の練習も秋に向けてもちろん平行しているがピアノレッスンのおかげで今まで耳に入ってこなかったオケの細かな音が響くようになった。

そしてピアノの旋律の動きにかぶってゆく自身の声。ハーモニーなんだな、、、。

もっとなめらかに弾けたらいいなぁ^ ^



先週台風で休講になったお習字のお稽古。
出かけ前に新歳時記より季語探し。ちょうど秋の風が目に留まった。

秋の風、色は白にたとえられるのかあ。

脳裏に焼き付いたそれを持ってむかったお習字。
先生にお願いしてあった秋の短冊お手本を頂く。
何枚かあった内から迷わず選んだ一句。

水草の 花また白し 秋の風

やっぱり子規って偉人だわ。

こう写生して詠めたらいいなぁ^ ^



もっとしなやかにかけたらいいなぁ^ ^

だから師に習う。











遺物が語り いにしえびとが歌う

2018年09月01日 | なごみ
歌を歌いはじめた頃歌っていた万葉歌でなく、万葉ヒストリーソングを歌うようになって思うこと、いや戒めている事。

それが標題。

自らが語るのでなく、遺物に語らせる。

大学で教えを乞うた教授の言葉。
歴史学の基本。
先生お元気ですか。


歌に置き換えれば、私自身が歌うのでなくいにしえびとの作者本人に歌わせるということだろう。

万葉うたいびととしての生涯の課題、懐は実に広い、そして奥深い。

さて、介護の合間を縫いながらまたまた音楽漬けの日々。
今はオケ作りにいそしんでおります。
ご依頼頂ける中には急な依頼もあり不本意ながら一夜漬けの日もあったけど今はぬか漬けを作成中(笑)

漬けたことすら記憶の彼方にあったもの、奥底深く手を入れひっくり返してみたら手中にぴったりと収まった。

人麻呂さん、ごめんなさい。

熟成にかける時間は至福の時間(とき)。

いにしえびととの対話が生まれる。



今日から9月。
夏を惜しむようにサルスベリにしがみつくカナブン。

紫の ふっとふくらむ 桔梗かな

暦は秋ですね。


憧れの清泉寮

2018年08月31日 | なごみ
学生時代、親友とよく旅をした。

中でも思い出の地は清里。

ペンションブームだった当時、清里のペンションに泊まって清泉寮のソフトクリームを食べるのが女子学生の一種のステータスだった。

そしてある日、絵に書いたようなコースで私たちは清里へと向かった。

清里ではレンタサイクルで方々巡った。

もちろん憧れの清泉寮も。

清泉寮の前はいっぱいの人で全ての人たちがまるで軽井沢からきたのでは、、、と思える程に眩しかったのを覚えている。

清泉寮からはとうもろこし畑が広がり道沿いで買ったとうもろこしもなんだか高級な味がしたように思えた程の浮かれぶり!

2人とも青春の真っ只中にいた。

そして昨晩。

彼女から届いた旅のお土産宅急便はまさにその青春が詰まっていた。


清泉寮をあしらった木製のカードスタンド。

いつかまたふたりで行ける日を楽しみにしていると彼女の変わらぬ温かい文字でしめくくってあった。

新たに開かれる青春の1ページはそう遠くないかもしれない。

ありがとう。

隠れ家

2018年08月25日 | なごみ
20年来の仲間たちと食事へ。

一番歳下の友がチョイスしてくれたお店は私たちの隠れ家レストラン。

昼間はカジュアルに入れるお店だが夜は予約のみ、コースのみ。

私たちの秘密基地。

集合は夜7時30分。

私は母の夜ごはんを済ませベッドに休ませてから出かけられる充分な時間。

腹を割ったおしゃべりと共に、器、素材など五感で楽しめるお料理は最高のご馳走となる。

「お互いが お互いの時間を共有していたからこそ、、、」

そう言ってくれる友の言葉が心の中にしみていく。

お店はコンクリート造りで派手でなく、看板も探さなくてはわからないぐらい。
入り口もここでよかったよね、、、と思う程だが、ドアを開ければ本物に出会える知る人ぞ知る隠れ家レストラン。

万葉ヒストリーソングもそんな隠れ家でありたい。



この夏の備忘録。

今年の猛暑。
着付け教室の皆さんと単衣を着てのお食事会で添えられていた青楓に涼を得る。


人生初の熱中症を経験した大和盆地の夏。大和抹茶のかき氷で身体を冷やしてみたものの回復せず。熱中症の恐ろしさを身をもって体験!



この夏、更に進んだのは母の認知。
カプチーノにひとときの安息を得る。


臨機応変

2018年08月13日 | 介護生活
ひどい胃腸風邪でダウン。

こうなると一気に滞るのは母のこと。

誤嚥対策でムース食、ご飯はお粥を更にゼリー剤をつかってゼリー粥、水分は全てトロミ付きと食事の苦労がある今、ダウンしてもやらねばなるまい。

気力と反比例して悲鳴をあげている身体。

これでは身がもたない、、、こんな時はショートにと思っても休日でケアマネさんと連絡つかず。それに何よりお盆。
連絡ついたところで満床で断られるのが目に見えてるようだ。

頼れるところはただ一つ。
利用日ではないがデーサービスに駄目元で電話してみることにした。

すると「対応させて頂きますよ」と。

なんとありがたい。
結局いつも通りの時間で万障繰り合わせて送迎して下さった。

帰ってきた母の連絡ノート。



いつでも臨機応変に対応します、
更に、「お大事になさって下さい」と続いた。

目頭が熱くなった。

そして明けた翌日の利用日。
連絡ノートにはもちろんこの日の御礼もしたためた。

帰ってきた連絡ノート。
「安心してこれからも過ごして頂けるよう頑張っていきます」と。

何気ない言葉のやりとりが介護者である私の琴線に触れる。

在宅介護の限界も感じつつある今日この頃、心強い味方を得たような、何より励まされた気がした。

きっと私が気がついてなかっただけで傍で支えて下さっていたのね、、、。

こうしたデーサービスに母をお願いできていることを誇りに思う。

社風も垣間見れたケアパートナーさん、ありがとうございます!







代筆

2018年08月10日 | なごみ
若い頃から字の綺麗な母だった。

(若かりし母のアルバムより)
34年前に左半身不随となってからも少しばかり傾むくことはあってもそれは健在だった。
しかし年齢も重ねてきた今、ここ数年次々に襲ってくる病は筆を持つ機会をも減らし、昨年からは私の代筆がほとんど。

それでも母たちの年代、やはり手紙のやりとりが多い。
書く方も、また手紙を受け取る側も、筆圧、筆脈から発せられる温もりが感じられる。

私の手紙好きも母の影響なんだな^ ^

そんな母宛に、先日代筆した手紙の返事が届いた。
母より2つ上の友からだ。

ご主人を昨年亡くして一人暮らし。

お手紙の後半にあった言葉。

「今まで生きてきたこと、そしてこれからのこと、全て良しとしていきます」と。

母に読み聞かせていた私の肩の力がすっと抜けていくようだった。

世代を超えた生きた声が胸に響く。

嬉しいニュースがありました!

高校野球、奈良大附一回戦突破!
おめでとうございます!

私の二胡の先生、週末は韓国扶余で文化交流の演奏会に!

「先生!平成の遣新羅使ですね!是非手漕ぎの舟でお渡り下さい」
と失礼ながらお伝えしたら大笑いして下さいました。
寛大な心をお持ちの先生が奏でる二胡の音色。想像しただけでうっとり^ ^
つくづくと、良い師に恵まれております。

おめでとうございます!







夕占!?珍客

2018年08月03日 | なごみ
日没前。
玄関のインターホンがなった。

出てみると、自転車の鍵を失くしたという中学生が一人。
何でも隣市からサッカースクールに行くため、自転車で刈谷市へ。
我が家近くのバス停に自転車を置いて循環バスに乗り継ぎチームの練習場へ向かったらしい。
練習終了後、バス停までたどり着いたが自転車の鍵をどこかで落としてしまい軒並みピンポン鳴らしてみたが留守宅ばかり。
ロックされた自転車をひきづりながらの我が家への珍客となった。

プラスのドライバーを貸して欲しいというので差し出したが、やはりそこは自転車の鍵。
ネジは開いたもののそう易々とは外れない。

夕方と言えども猛暑、真っ黒に日焼けした中学生の熱中症が気になる。

電気ポットのような水筒はすでに空っぽ。
母の水分補給に買い置きしてあったポカリスエットを補充。
ますは落ち着いて!水分補給ね!と中学1年の彼に促す。
自宅前で倒れられては大ごとである!

何でも両親は共働きで夜遅くしか帰ってこないという。
自宅に戻れば弟がいるので合鍵で開くという中学生の顔はまだあどけない。

このままほっておけないし幸い土地勘のある方向、母はまだお昼寝中。往復1時間か、、、何とかなりそう、、結局車に自転車を無理やり積み込み送って行く事にした。

道中の会話もしっかりしている。
父、母共に共働き。夜ご飯も作り置きか買い置きのもので弟と二人で食べるという。

「えらいわね」

そんな答えしか見つからなかった。

ここまできたら最後まで付き合おうと、バス会社に問い合わせ。
すると落としたと思われる鍵が見つかり、後日着払いで中学生の自宅に郵送してもらえる事に。

ご両親がつけた名前は、きらめく(煌めく) ひのひかり(晃)で煌晃=キラくんというそう。

おお!なんて素敵な名前!

我が家の前での出会い、中学生との会話は古代の夕占(ゆふけ)だったのかもしれない。

いつかこんなことがあったなあって思い出してくれて、大人になった彼がまた違う人に手を差し伸べてくれたらどんなに素敵なことだろう、、、。

この日は美しい夕日だった。




さて、こちらは自然界の姿。



巣立ちが遅れていた幼鳥1羽が昨日から飛翔開始です。

いよいよ巣立ち間近かな。私の頭上をなんども旋回してくれました。奇跡〜^^

大きく、何よりも無事に羽ばたいてと願う。






吹飯の浜

2018年07月31日 | なごみ
万葉故地、ふけひのはま。

現 大阪府泉南郡岬町。

時つ風 吹飯の浜に 出で居つつ あかふ命は 妹がためこそ(万葉集巻12ー3201)

今回お預かりしていたのは、その岬町のふるさと讃歌として書かれた詩、
「みさきに恋して」

恐れながら曲を作らせて頂きました。
構想から約4カ月。
皆さまのお力を借りてようやく完成です。

作詞者の方の熱き思いと重なりますように。