『新八犬伝』 1973年 NHK

NHKがどうも好きになれません。
子供のころから、オリンピックなどのスポーツ以外は滅多に見ることがありません。

受信料を徴収されるっていうのもあるんですが、
どうも番組の中の独特の毒気のない雰囲気が苦手です。
（面白ゼミナールとか）

そんなNHKですが、いくつかの番組は毎回欠かさず見ていました。
大河ドラマの『国盗り物語』に『独眼竜正宗』、『竜馬伝』
それと人形劇の『新八犬伝』です。

『新八犬伝』は昭和48年から2年間、平日の6時半から15分間やっていました。
（『ひょっこりひょうたん島』や『プリンプリン物語』なんかのシリーズです）
毎日夕食前にテレビの前に座って見ていたのが懐かしいです。

もちろん原作は滝沢（曲亭）馬琴の『南総里見八犬伝』
人形師の辻村ジュサブローさんの作。


語りは九ちゃんこと、坂本九さん。


「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の文字が浮き出る八つの珠。
それを持つ苗字に犬の字が入る八犬士たちが活躍する物語です。
お互いが仲間だというコトを知らず、珠だけがお互いを結びつける印。


なかなか出会えなくって、会いそうですれ違ったりを延々繰り返します。
最後の最後に八犬士が揃い、


「珠梓が怨霊」をやっつけます。


お気に入りのキャラクターはもちろん犬塚信乃。


「じんぎれいちー、ちゅうしん、こうてー♪
　いざとなったら珠を出せ、力溢れる不思議な珠を～ヤァ♪」
の歌(めぐる糸)が懐かしいです。

放映当時、見出したのが途中からだったので、もう一度見てみたいと
思っていたのですが、NHKにも映像が残っていないそうです。
第1話、第20話、第86話（総集編）、第464話（最終回）のみ現存しているそうです。