『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説』 東映・フジテレビ

1985年から翌86年に掛けて放送された
『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説』（東映・フジテレビ）

斉藤由貴さん主演の『スケバン刑事』の最終回で
生死不明となった麻宮サキ。


後継者として暗闇機関が選んだのは、四国で「スケバン鉄仮面」と


恐れられていた南野陽子さん演じる五代陽子。


幼いころから鉄仮面を被ったまま育った陽子は、


父親の死の真相と鉄仮面を被せた人物の謎を解くために
2代目スケバン刑事 麻宮サキを襲名しました。







梁山高校の2年B組に転入した陽子ですが、
高知県で育ったため、「おまんら、許さんぜよ！」と
『鬼龍院花子の生涯』ばりの土佐弁の決めゼリフがウリです。





スケバン刑事Ⅱでは主人公を助ける仲間が加わり、3人体制に。


矢島雪乃にはおニャン子クラブの吉沢秋絵さん。

『夕やけニャンニャン』の番組内のオーディションで選ばれました。
財閥の令嬢で袱紗や琴の爪を使って戦います。

おニャン子クラブ全盛の時期であり、他のメンバーも
番組に登場しました。


中村京子は相楽晴子さん

「ビー玉のお京」の異名通り、ビー玉を武器に戦います。

陽子に指令を出すのは、蟹江敬三さん演じる暗闇機関のエージェント西脇。


普段は梁山高校のさえない担任教師として陽子たちに接します。

数多くの作品に出演された蟹江さんですが、
ボクの中では西脇のイメージが一番強いです。

敵である青狼会の影の総統は長島ナオトさん。


当初は影に覆われ、クレジットも「？」でした。


最後はサキを庇って死んでいきました。


陽子の父親を殺害した敵の黒幕
鎌倉の老人こと信楽老。

鬼怒良（きどら）の秘宝を使い、不老不死を目論んでいます。

陽子の父親、考古学者の早乙女七郎
（ちなみに陽子の本名は早乙女志織。サキ、陽子と名前が3つも！）
演じるのはV3の宮内洋さん

鬼怒良（きどら）古墳の謎を解き明かしたコトで命を狙われる羽目に。


前作のヒットを受け、新人アイドルの登竜門となった本作。
期待通り、主演の南野陽子さんは一躍トップアイドルに昇り詰めました。

初代の斉藤由貴さんのシリアスなドラマも良かったですが、
2作目は3人体制になったコトで、グッと華やかになりました。


とくに相楽晴子さん演じる「ビー玉のお京」の
ネーミングとキャラクターがツボでした。

第1作をしのぐほどの人気を得た本作は、放映終了後に劇場版も制作されました。
『スケバン刑事』（1987年 東映）

スケバン刑事と言えば2作目を思い浮かべるヒトが多いんじゃないでしょうか。