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『MASTER キートン』 原作:勝鹿北星・長崎尚志 画:浦沢直樹 著

2016年06月17日 | マンガ
1988年からビッグコミックオリジナル(小学館)に連載されていた
『MASTERキートン』
(原作 勝鹿北星(のちに長崎尚志もクレジット)画 浦沢直樹)です。

日本人の父とイギリス人の母の間に生まれた
主人公の平賀=キートン・太一。

オックスフォード大学で考古学を専攻したあと、
イギリス陸軍に志願し、特殊空挺部隊(SAS)に所属、
除隊後、ロイズ保険組合の調査員として働くかたわら、
考古学の非常勤講師などを勤めています。


考古学の知識とSASのサバイバル教官としての経験を生かして
数々の事件を解決していく物語です。



パッと見ぃ冴えない風貌のキートンですが、
読んでいるうちにとてもカッコよく見えてきます。

ボクの好きな1話完結のスタイルで、
舞台は主にヨーロッパ、登場人物はもちろん外人ばかり。
毎回、毎回描くのが大変なんだろうなと思いつつ、
有り難く読ませていただきました。

全18巻と現在の基準では決して長い連載ではありませんが、
スケールの大きさ、内容の緻密さなど
どれをとってもキートンに勝る作品が思いつかないほどです。


歴史や考古学の知識もさることながら、
連載期間が1988年からと東西に分かれたヨーロッパが
ベルリンの壁の崩壊や東側諸国の民主化が行われた時期であり、
民主化後の混乱や西側諸国との経済格差などの背景が描かれており、
とても勉強になります。


2012年から『MATERキートン Reマスター』(原作 長崎尚志)として
続編が不定期で連載されましたが、


コミックスが全1巻というコトなのでもう出ないようです。

何年かに1話のペースとかでもいいんで、
ずっと続けていただきたいところですが。

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