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やみに かくれて
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『妖怪人間ベム』(昭和43年 第一動画・フジテレビ)
年代的に再放送で見たクチなのですが、子供時代に大きな影響を受けた作品です。
無国籍風の作画やホラー仕立ての異色なアニメとして高い人気を得ました。
オープニングの
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それは、いつ生まれたのか誰も知らない。
暗い音のない世界で、1つの細胞が分かれて増えていき、3つの生き物が生まれた。
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彼らはもちろん人間ではない。また、動物でもない。
だが、その醜い身体の中には正義の血が隠されているのだ。
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その生き物……それは、人間になれなかった”妖怪人間”である。
主題歌はハニーナイツが歌う『妖怪人間ベム』
“暗いさだめ”を軽快なテンポで歌い上げます。
「はやく人間になりたい!」は妖怪人間ベムの代名詞となりました。
登場人物はリーダー的な存在のベム。
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沈着冷静な正義感の持ち主。少し融通の利かないところも。
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ベラ
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紅一点。とは言っても他作品の女性キャラと違い可愛いらしさとは無縁。
ただただ勝ち気で怖い女性として描かれています。
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ベロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/38/e81266b4e6b5837c0f7bc0333e802926.jpg)
子供の妖怪人間。1つの細胞が3つに分かれただけなので
同い年のはずなのに理不尽な扱いのベロ。
人間と友だちになりたいと思ってるが、なかなかうまくいきません。
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『妖怪人間ベム』で特に印象に残っている話は、
第7話『呪いの幽霊船』
ボウヤがおじいちゃんに教わったという
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/d7/31b6c7076881818247d93f0c708baf25.jpg)
「石コロ1コロ、2コロリン、3コロリンの、4でいいトコ飛んどくれ♪」
のメロディが頭から離れません!
第19話『古井戸の呪い』
「あいつらさえ来なかったら、こんなコトにならなかったのに・・・」のあと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f2/db5f3bcf0b0deb594be018ec6d2b303c.jpg)
回想シーンが始まるのですが子供の頃はそれが理解できず、
同じシーンが2度あるのが不思議で仕方がありませんでした。
そして最終話の『亡者の洞穴』
人間になる方法を見つけるも、最後は人間になるのを諦めて、燃える館で消えた3人。
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妖怪人間ベム・ベラ・ベロ、三匹の姿は消えた。
彼らは死んでしまったのだろうか。いや、彼らの正義の魂は死ぬはずはない。
きっとどこかで生きているはずである。
もし、あなたの周りで怪しい出来事が起こり、
それが人知れず解決しているようなことがあったならば、
彼ら三匹が活躍してくれたのだと思う。
そして、妖怪人間ベム・ベラ・ベロに感謝をしようではないか。
今回、YouTubeを漁ってて気になったんですが、
オープニングの背景はどう見ても現代の都市部。
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(現代と言っても制作当時の1960年代後半ですが)
作品の設定では19世紀から20世紀ごろのヨーロッパを意識しているとのコトなので、
不思議に思っていました。
第20話の『鉄塔の鬼火』では高層ビルや高速道路に地下鉄、
そして東京タワーを思わせる鉄塔(高さは372m)も出てきます。
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ひょっとして『妖怪人間ベム』は放映の順番と時系列が
一致していないのではないでしょうか。
すなわち第20話の『鉄塔の鬼火』は最終回よりもかなりあとの
時代を描いた作品であり、
最終回で生死不明となった妖怪人間たちはナレーターの言葉通り生きており、
その後も何食わぬ顔で正義のために活動していたと考えられるんじゃないでしょうか。
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