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ブログにアップして買った気になる。

ブログタイトルとは内容がかなり違ってきましたが、ほしいモノ、好きなモノなど綴っていきたいと思います。

『リングにかけろ』 車田正美 著

2015年10月19日 | マンガ

小学校高学年から中学校にかけて、
夢中にマンガを読んでいた頃、一番のお気に入りだったマンガが
『リングにかけろ』(車田正美著 週刊少年ジャンプ連載 集英社)です。

主に中学生のジュニアボクシングを描いたマンガですが、
途中から現実のボクシングからどんどんかけ離れていき、
超人同士の戦いへと突き進んでいきます。

登場人物それぞれにフィニッシュブロー(必殺技)が与えられ、
主人公は相手のフィニッシュブローをまともに受けても立ち上がり、
最後は根性で勝つという『少年ジャンプ』の王道ストーリーを確立しました。

このマンガの何が凄いって、その技のカッコよさにつきます。
主人公、高嶺竜児のブーメランフックに始まり、


進化版の相手を会場の外まで吹き飛ばす、スクエアーに




テリオス。


0コンマ1秒の間に5発のパンチを打つという
志那虎のスペシャルローリングサンダー


相手の攻撃を紙一重でよけ、あたかもパンチがすり抜けたように見える
神技的ディフェンスも痺れました。


天井近くまで飛び上がり、


落ちる速度を利用した石松のハリケーンボルト

(違う競技をした方が成功しそうな脅威のジャンプ力)

地を這うような低空から急上昇する
天才ピアニスト河井武士のジェットアッパー


そして説明不能の大技、剣崎のギャラクティカマグナム!




特にギャラクティカマグナムのネーミングは秀逸で、
『リングにかけろ』を知らないヒトでも
一度は聞いたコトがあるんじゃないかというぐらい、
いろんなところでよく耳にします。

そして剣崎にはもうひとつ左腕で放つ
ギャラクティカファントムがあります。



この技は中盤に出てきたのですが、
最後まで作中最強のパンチとして君臨します。

「技の解説がなくともカッコいい名前があれば必殺技になり得る」という
現在まで続く定義が出来上がったのはここからではないでしょうか。

彼ら5人は日本代表(黄金の日本Jr.)として世界大会に出場し、


その相手もまた凄い面々で、対戦国の固定観念を裏切らない、
シシリアン・ダンディを自認する、マフィアそのモノの
ドン・ジュリアーノ率いるイタリアJr.


ベルサイユのバラの世界観を持つ、バロア家の五つ子、
ナポレオン率いるフランスJr.


準決勝の相手は、総統スコルピオン率いる(ナチス)ドイツJr.

「フォルコメンハイト(完璧)だ!」ってセリフが懐かしいです。

決勝の相手はギリシャ神話から飛び出したような神秘的なギリシアJr.


決死の覚悟で挑んだ決勝で日本Jr.は全員死亡?で第一部完。

その最後のカットと言葉がまたカッコいい。

第二部ではオールスター競演のギリシア十二神との対決に

箸休めの阿修羅一族

そしてライバル剣崎がプロに転向し、デビュー戦で世界チャンピオンに!


宿命のライバル剣崎との最後の戦いで幕を閉じます。


このマンガの何が凄いって、やっぱり剣崎の存在でしょう。
生まれながらにして日本を代表する財閥の御曹司であり、
天才の名を欲しいままにするボクシングの才能、
主人公の高嶺竜児よりも常に一段上のポジションに君臨します。

「フッ・・・」というセリフ?が懐かしいです。



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