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『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』 宮部みゆき 著

2019年01月09日 | 読書

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
(宮部みゆき 著 2018年 KADOKAWA 刊)を読みました。

江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!(KADOKAWA HPより)

毎回楽しみにしている三島屋のシリーズの5作目です。

『開けずの間』の行き逢い神の怖さ、
『だんまり姫』の「もんも声」の持ち主おせいと一国様の微笑ましいやり取り、
『面の家』では実際に面を代々監視続ける家があるのでは?と想像し、
伊一郎の富次郎に対する兄の思いやりが感じられる『金目の猫』と、
作者が楽しんで書かれているのが伝わる内容で、どれも面白かったです。

で、表題作の『あやかし草紙』では勘一の話よりも、ラストの急展開が!

おちかの申し入れをあっさり受け入れた勘一さん。
瓦版に書かれていてわかっていたのでは?

シリーズ第一期完結とのコトですが、第二期がどんな展開を迎えるのか興味津々です!


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