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『永遠の仔』 天童荒太 著

2018年09月23日 | 読書

天童荒太さんの『永遠の仔』(1999年 幻冬舎 刊)を読みました。

再会は地獄への扉だった。十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。山本周五郎賞受賞作から三年余。沈黙を破って放つ最高傑作ミステリー。 <上巻>
人は救いを求めて罪を重ねる。連続殺人、放火、母の死…。無垢なる三つの魂に下された恐るべき審判は―。「救いなき現在」の生の復活を描く圧倒的迫力の2385枚。<下巻>
(「BOOK」データベースより)


発売当時、本屋さんに平積みされた単行本の表紙のちょっと怖いような、
寂しげな表情がとても印象的でずっと気になっていました。

彫刻家の舟越桂さんの作品だそうです。

天童荒太さんの作品はこれまでドラマの『家族狩り』(2014年 TBS)を

見たコトがあるんですが、どうも重くて暗いイメージが強く
なかなか手を出せずにいました。

『岳飛伝』を読み終わったタイミングで、
図書館で文庫本が全巻揃っていたのを見て思い切って読み始めました。

優希と笙一郎(モウル)と梁平(ジラフ)の三人の
少年時代と現在(17年後)を交互に描いた作品で、
過去の幼児虐待とその後のトラウマに苦しみながらも
必死に生きていこうとする物語です。

ここ最近読んだ本の中で、一番心の深いところを刺激された気がします。
案の定、読み終わったあとしばらく引きずりましたが。


2000年にドラマ化(日本テレビ)もされてるそうです。
中谷美紀さん、渡部篤郎さん、椎名桔平さんに石田ゆり子さんという
豪華な俳優陣。

ちょっと見てみたい気も。



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