50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

おしゃれな、パッサージュ。

2006-04-16 00:13:52 | パリ
パリにはパッサージュと呼ばれる通りが20近くあります。一般的にはガラスの天蓋に覆われたショッピングアーケードのことです。

オペラ座界隈からマレ地区にかけて特に多く残っているパッサージュは、1786年から1860年にかけて作られたもの。サロン・ド・テ(紅茶中心のカフェ)、ファッション・ブティック、本屋、インターネットカフェなどが並んでいて、天蓋があるだけ、雨の日の散歩にはありがたい通りです。



今日ご紹介するのは、ポンピドー・センターのすぐ北で見つけたパッサージュ・モリエール。あの喜劇作家、モリエールに因んだ名前の通りなのではないかと思います。その名前につられて中に入ってみたのですが、ここはパッサージュとは言うものの、天蓋がありません。空がはっきり見えます。左右は4階建ての建物に囲まれ、両サイドの入り口の上にも建物があり、部屋になっています。


天蓋はないけれど、このわずか50メートルほどの通り、とってもおしゃれです。画廊に、カフェとレストラン。カフェでは、時々クラシックのコンサートもやっているようです。

天蓋がないから、木も育つ。少しだけとはいえ自然があるだけに、いっそう風情があります。雨の日には雨なりの、晴れた日には晴れなりの表情が楽しめます。そのほうが変化があって楽しい! 人工の美にちょっと自然を加えてみる。いっそう雰囲気のある通りになるようです。

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2 コメント

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Unknown (アネゴ)
2006-04-16 12:19:37
こういうパッサージュはさすがにパリ!

このセンスはなかなか日本人には難しい店構えはそれぞれ違うのに統一感があって落ち着いてみえるところがさすがティッシュ配りもチラシ配り、商店街や店内にいらぬ音楽を一日中流し続ける事がどれだけ日本の品位を落としている事やら・・ゆっくり心落ち着けて新しい出会いに胸ワクワクさせながら歩くのがお買い物の醍醐味だと思うのですがこんなパッサージュがあったらお散歩がてらのんびり歩いてみたいと思います。
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品位 (take_uu2004)
2006-04-16 19:16:34
品位とか品格とか、そんな言葉が今の日本では、大切というか多くの人が気にしだしているのでしょうね。『国家の品格』という本がベストセラーになっているみたいですしね。一人一人の意識と実行が大切なのでしょう。
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