50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

ここはどこ、お湯はどこ。

2008-01-27 02:12:20 | パリ
お湯なしの生活が始まってしまいました! 事の顛末は・・・

24日(木)、自炊の夕食も終え、食器も洗って、さてテレビのニュースを見ようかと思ったら、突然、停電。久しぶりの停電だなと思ったのですが、どうも変。向かいの棟は明かりが点いている。では、この棟だけかと思ってドアを明けてみると、廊下には明かりが・・・ということは、この部屋だけ!? 早速懐中電灯を点けて配電盤をチェック・・・チェックといえば格好良いですが、どこに何があるのか知らなかった!! 何といい加減な借家人。そこで、すぐ大家さんに電話。


これが配電盤なのですが、下にある細長い白っぽいものがブレーカーで、これが「1」にあればOK、それが「0」にあるとブレーカーが落ちている状態。写真ではきちんとなっていますが、停電の際には「0」の位置に。そこで、「1」の位置までひねると、電気が戻った。万歳、何ということない、と思ったとたん、バシッという音とともに、また「0」の位置に。それを何度かやっても同じ状態。そこで、右上にある給湯器用のブレーカーを落として、再度本体のブレーカーを「1」の状態に・・・問題なし。ブレーカーが落ちない。そこで、恐る恐る、給湯器用のブレーカーを上げてみると、バシッ。また停電。それを数度繰り返しているうちに、なぜか、すべてOKに。よく分からないけれど、直ったようだから、よしということにしよう!

それが、翌日、つまり25日(金)の夜、また全く同じ状態に。食器を洗い終えると、また我が家だけ停電。この夜は前日使わなかったシャワーも・・・そこで、漏電すると危ないという大家さんのアドヴァイスもあり、翌朝まで給湯器用のブレーカーは落としたまま。それでもすでに沸いていたお湯は使えますので、シャワーもOK。翌朝は復旧しているだろうと思って、眠りについた・・・までは良かったのですが・・・


(給湯器を下から見上げたところ)

翌朝、給湯器用のブレーカーを上げると、バシッと、停電。しかも、給湯器をよくチェックすると、底から少し水漏れ。どうも、どこかで水漏れしていて、それでショートするのかもしれません。たぶん、食器を洗うくらいのお湯の使用量だと、水漏れも少なく、自然に乾いてしまい、停電も解決。それがシャワーを使用したあとだと水漏れの量も多く、翌朝でも水漏れしたところが乾いていない。それで、また停電。ということのようです。給湯器用のブレーカーは上げられませんので、もうお湯はほとんどなし・・・というわけで、お湯のない生活になってしまいました。パリの冬にお湯がない! 雨の日に傘がない、と井上陽水は確か歌っていたと思うのですが、パリでのお湯なし生活は、大変!


でも、こうしたことはよく起きるようで、生活便利電話帳がときどき配られてきます。その中には、しっかり、電気修理、暖房・給湯修理、配管修理なども含まれています。それだけ需要がある、つまり故障が多いということなのでしょうね。私のお世話になっている方々でも、夏に給湯器が故障して修理に3週間、真冬に暖房が故障して修理に1ヶ月、天井からの水漏れ修理に2週間・・・皆さん苦労しています。私もついに仲間入り。これで、立派なパリ生活経験者! なんて威張っている場合じゃなく、早速電話を!

しかし、ここは親切な大家さんに頼ることにしました。何しろ、外国訛りの怪しいフランス語で連絡すると、対応がいい加減。順番も後ろに。フランス人がきっちりと依頼すると、意外と迅速丁寧な対応に・・・こうしたことは、今までも引越しなどの際に、電話の開設・修理をはじめいくつかで経験済み。親切な大家さんで本当に助かります。

でも、26日は土曜日。いくら24時間、いつでもOKという触れ込みの修理屋さんでも、連絡が取れないようで、来週からの対応になりそうです。

しかも、この日は洗濯をすることにしていた・・・


乾燥機はないのですが、部屋に洗濯機があるので便利にしているのですが、洗濯の際にもお湯は使うので状況がさらに悪化するのでは、と近くのコインランドリーへ。

部屋に洗濯機がない人も多いようで、あちこちで目にします。


洗濯機がずらり。料金はエリアや店によって異なるようですが、私が行ったところは、洗濯が4.5ユーロ、乾燥が10分1ユーロ、普通20分必要なので2ユーロ、〆て6.5ユーロ(約1,040円)。


26日(土)はアジア系の利用者が多かったですが、家族でやって来て、乾燥が終わるまで楽しそうに語らっているファミリーも。

さて、さて、長いお話になってしまいましたが、給湯器が直るにも、長い時間がかかりそうです。文化の花咲く都、パリ・・・しかし、そこで暮らすのは、それなりの覚悟がいるようです。お湯の使えない期間、ホテルでシャワーを使うことも兼ねて、小旅行でもするとしましょうか。のんびり行きましょう・・・仕方ないですものね、ここは、パリ!

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
がんばってください (のん)
2008-01-27 10:02:19
冬にお湯が出ないのは厳しいですね。
こういった場合、日本だと銭湯という手もあるのですが・・フランスにはなさそうですよね。
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その点に関してのみ (nouvelle)
2008-01-27 11:42:38
日本ってすごいな、、。
たしか、わたくしもそちらにいた頃、修理、配達等でトラブルがある度思っていました。
何月何日何時と予告をして、しかもその通りきっちり来てくれるあり難さを身に沁みておりました。
レジでも、窓口でも、”神様が見てる、、!”と呪文を唱えて我慢したものです。お察しします。でも、あなたは短気ではなさそうだから大丈夫ですね。
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故障の季節 (ぐらっぱ亭( ̄ー ̄))
2008-01-27 12:16:21
この時期、シチリアで、パリで、ランカシャーで同じネタが登場しています。こういう記事を見るにつけ、日本の修理工の技術の高さに感心と感謝です。というより、まず滅多に故障しませんしね。
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銭湯 (take)
2008-01-27 17:34:06
のんさん

温かいコメントありがとうございます。パリ市のやっている公衆浴場(シャワー)があります。良い機会なので行ってみようかとも思うのですが、ちょっと遠いので、帰りの寒さを思うと・・・もし行ったら、ブログでご紹介しますね。
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お客様は・・・ (take)
2008-01-27 17:39:12
nouvelleさん

おっしゃるとおりで、日本では当たり前のように思える、時間通りの対応。一歩外にでると、アメリカ、タイ、中国、フランス・・・どこも時間通りになんか来ませんものね。時間通りに来ないどころか、全く来なく、再度依頼しないといけないこともよくあります。客の都合より、働く人の都合が優先しているのでしょうね。日本くらいでしょうか、お客様が神様でいられるのは。ありがたさが身に沁みますね。
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季節 (take)
2008-01-27 17:43:47
ぐらっぱ亭さん

先日、あるフランス人が言っていました、「この季節は体調の悪い人が多い。低気圧が続けて通るため、気圧が低い状態が数週間も続くので、どうも気分も、体調もすぐれないようだ」・・・機械にまで影響するのでしょうか。そんなふうに思えるほど、この季節と夏に故障が多いようですね。
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Unknown (JUKI)
2008-01-27 18:05:45
こっここのランドリー、たぶん使ってました(笑)

フランスって、日本では考えられない事で生活のリズムを崩されますょネ。
住んでしまうと、以外と慣れてしまう自分にも驚きますが。。。

早く復旧されることを願ってます。
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この季節に (神戸のオバハン)
2008-01-27 18:12:02
お風呂がない? お察し申し上げます。
お客様は 神様! 日本のお客様は 威張っていられます。 真ん中を取って丁度良さそうですね。
短気な人間は 日本が一番。
いつまでの待機になるのでしょう?頑張って下さい。 
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奇遇 (take)
2008-01-27 23:44:10
JUKIさん

Boissiereの近くにあるコインランドリーですが、ここをお使いでしたか。奇遇ですね。ということは、住まいもこの近くでしたか。

生活のリズムを柔軟に合わせるしかないですね。自分のリズムをしっかり守ろうとしても、難しい。生活リズムの乱れをストレスに感じないようにするのが必要なのかもしれないですね。これも、難しいですが・・・
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中庸 (take)
2008-01-27 23:48:28
神戸のオバハンさん

励まし、ありがとうございます。

確かに、おっしゃるとおりで、日本の「お客様は神様」もときどき度を超す場合がありますし、サービスする側の勝手も迷惑ですし、足して割るといいのかもしれないですね。いろいろな所で、足して割れば良いのにと思うのですが、現実はそうも行かない。難しいものですね。
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