10月1日、ブローニュの森にあるロンシャン競馬場で、第85回凱旋門賞が開催されました。今年は、武豊騎乗のディープインパクトが出走するという事で、日本ですごい話題だったようですが、こちらでも例年通り一大イベントでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/7f/eada0e801bdf4554f958c1ac7743f82e.jpg)
こうした広告が多くの場所に貼られ、気分を盛り上げました。“単なる勝利以上のもの、聖なる祝祭”とでも訳せそうなキャッチフレーズです。
当日は、最寄のメトロ駅(1号線・ポルト・マイヨ)から無料のシャトルバスが来場者をピストン輸送しますが、当然マイカーの人も多く、競馬場までの道はすごい渋滞です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/17/0658d2626e2434e3bb99d85f9a50f20b.jpg)
さて、入り口です。簡単な所持品検査の後、入場料(8ユーロ)を払って中へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/95/4f94e396162d3d4f810a00920a3929bb.jpg)
早速、観客席からターフを見ると、こんな状況です。見事な芝コースです。まだ時間があるので、外を見てまわりましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/71/cd72f4f943af8ce69ea36b61af241707.jpg)
この日は8レースあり、その7番目が凱旋門賞。午後5時35分発走予定。5時間以上前から多くの観客が押し寄せています。枯葉が舞いはじめ、すっかり秋ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/3e/2ec30d8b87778776f8e2389e5a43f96b.jpg)
観客の間で最もよく聞こえたのは、実は英語。さすが、近代競馬発祥の地。多くのイギリス人、アイルランド人が、大挙して押しかけたようです。そのせいでしょう、アトラクションもイギリスの軍楽隊の演奏です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/76/69dbf4f3555c91358dbedc18fb55fa92.jpg)
ほかにもいくつものバンドがお祭り気分を盛り上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ac/a324d44a97a7d0e90904b16cf664621c.jpg)
場内の警備は、さすが競馬場、騎馬警官です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9a/062e3a93e86b2ab8885694a87d44b66b.jpg)
また、トロフィーや楯も展示されています。中央が凱旋門賞のトロフィーのようです。
競馬場は、上流階級の社交場でもあるわけで、おしゃれをしてきた人も多くいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/fa/268eecbe7ab37e52a9bf4c3f2a5e4903.jpg)
やはり、こうしたドレスやスーツは、西洋人の骨格にあっているんですね。日本人がどう逆立ちしても、なかなかサマになりません。普段は気が付かないのですが、目の前で比較してしまうと・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a8/003006caa45d2147c02ae189742ab977.jpg)
特に着飾った一団がいましたが、これは『Madame Figaro』という雑誌のプロモーションレディたちです。
でも、日本人も負けていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/3c/c98ff32595325e1374acfb0402924a64.jpg)
日本人には、着物がある!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/56/4dd275d83f4b91f3a0c1b03eca15340e.jpg)
サッカーのW杯を思い出させてくれる応援風景も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/c9/78b7f6c4f901e762920bf5350a39d34b.jpg)
日本人専用の案内所まで設けてありました。なにしろ、5,000人の日本人が来場、との予測があったほどですから。このレースのためだけに来た人たち、9月30日から始まった「パリ自動車ショー」と併せてきた人、そしてフランスを中心にヨーロッパに在住している人たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/01/e6e571a931d4f285417a5ff732a013e5.jpg)
ここでプログラム、日本語で記入方法が書かれた馬券購入用紙、記念のボールペンがもらえます。ほかの案内所でもプログラムはもらえますが、ボールペンはここだけ。遠来の客への特別サービスでしょうか。
また、会場では、各国の応援用フラッグを配っていました。フランス、イギリス、アイルランド・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c9/0f2b4a2ba89b508fc79efde4eb15c1e6.jpg)
そして、日の丸。しかし、今年だけの特別仕様なのでしょうか、他の国旗はビニール製なのに、日の丸だけは紙製でした。しかし、なんと和紙(たぶん)。にくい演出です。なお、数が一番多いのはやはりユニオンジャック、イギリス人がそれだけ多いということですね。
最初のレースまでまだ時間があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5f/3d10bde9cb10fb8122e67ae940f177c9.jpg)
多くのバー・コーナーがあります。多くの人が飲んでいるのは、ワインではなく、シャンパン。各シャンパンメーカーがブースを出していました。ドンペリ、モエ・エ・シャンドン・・・上流階級は、やはり、昼からシャンパンなのですね。
そろそろ馬券を買う人がふえてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/78/111f03a4aa65b75d2c40b49f4e9dad68.jpg)
自動発券機でも買えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/8a/502cc5d07225edbf77411b7e6b73967e.jpg)
もちろん、窓口でも。せっかくおしゃれして来たのに、予想に夢中なのは分かりますが、この格好は、ちょっと・・・。
第1レースの時間が近づいてきました。まずは、パドックへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/4b/2e4f91c964e3626e10f732ad7478771d.jpg)
ようこその挨拶が、フランス語、英語、日本語、スペイン語で行われました。その後、出走する馬たちが登場。ここを何周かして、騎手も騎乗。さあ、コースへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/7c/bd2142475780f524868363c6a9077c63.jpg)
観客も観客席へ。大型スクリーンで、遠くのレース状況も手に取るように分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/de/c41bf97c73fe6c233becb9b953db915b.jpg)
第1レースの馬たちが駆け抜けていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/1f/086e5ee864fe35d86f3d9054e2680603.jpg)
第2レースのゴール直前です。鞭が入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a5/08a6029fb57667eae0988c67b0637307.jpg)
目の前を駆け抜けた競走馬です。すごい筋肉の動きでした。
そして、お目当ての第7レース。しかし、帰りの大渋滞を避けるため、早めに競馬場を後にし、凱旋門賞は自宅でテレビ観戦。番組(カナル・プリュス)は日本人の多さにも言及していましたし、フランス語のできる日本人ジャーナリストがインタビューを受けたりしていました。彼女は、NHKがライブ放送するほどで、日本中が期待していると言っていました。
結果は、ご存知ですね。残念ながら3着。でも、お祭り気分を味わわせてくれましたし、接戦の3着ですから、健闘をたたえましょう。夢を、ありがとう。なお、馬券の夢は、買いませんでした。賭け事は弱いものですから。
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こうした広告が多くの場所に貼られ、気分を盛り上げました。“単なる勝利以上のもの、聖なる祝祭”とでも訳せそうなキャッチフレーズです。
当日は、最寄のメトロ駅(1号線・ポルト・マイヨ)から無料のシャトルバスが来場者をピストン輸送しますが、当然マイカーの人も多く、競馬場までの道はすごい渋滞です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/17/0658d2626e2434e3bb99d85f9a50f20b.jpg)
さて、入り口です。簡単な所持品検査の後、入場料(8ユーロ)を払って中へ。
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早速、観客席からターフを見ると、こんな状況です。見事な芝コースです。まだ時間があるので、外を見てまわりましょう。
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この日は8レースあり、その7番目が凱旋門賞。午後5時35分発走予定。5時間以上前から多くの観客が押し寄せています。枯葉が舞いはじめ、すっかり秋ですね。
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観客の間で最もよく聞こえたのは、実は英語。さすが、近代競馬発祥の地。多くのイギリス人、アイルランド人が、大挙して押しかけたようです。そのせいでしょう、アトラクションもイギリスの軍楽隊の演奏です。
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ほかにもいくつものバンドがお祭り気分を盛り上げます。
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場内の警備は、さすが競馬場、騎馬警官です。
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また、トロフィーや楯も展示されています。中央が凱旋門賞のトロフィーのようです。
競馬場は、上流階級の社交場でもあるわけで、おしゃれをしてきた人も多くいました。
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やはり、こうしたドレスやスーツは、西洋人の骨格にあっているんですね。日本人がどう逆立ちしても、なかなかサマになりません。普段は気が付かないのですが、目の前で比較してしまうと・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a8/003006caa45d2147c02ae189742ab977.jpg)
特に着飾った一団がいましたが、これは『Madame Figaro』という雑誌のプロモーションレディたちです。
でも、日本人も負けていません。
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日本人には、着物がある!
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サッカーのW杯を思い出させてくれる応援風景も。
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日本人専用の案内所まで設けてありました。なにしろ、5,000人の日本人が来場、との予測があったほどですから。このレースのためだけに来た人たち、9月30日から始まった「パリ自動車ショー」と併せてきた人、そしてフランスを中心にヨーロッパに在住している人たち。
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ここでプログラム、日本語で記入方法が書かれた馬券購入用紙、記念のボールペンがもらえます。ほかの案内所でもプログラムはもらえますが、ボールペンはここだけ。遠来の客への特別サービスでしょうか。
また、会場では、各国の応援用フラッグを配っていました。フランス、イギリス、アイルランド・・・
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そして、日の丸。しかし、今年だけの特別仕様なのでしょうか、他の国旗はビニール製なのに、日の丸だけは紙製でした。しかし、なんと和紙(たぶん)。にくい演出です。なお、数が一番多いのはやはりユニオンジャック、イギリス人がそれだけ多いということですね。
最初のレースまでまだ時間があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5f/3d10bde9cb10fb8122e67ae940f177c9.jpg)
多くのバー・コーナーがあります。多くの人が飲んでいるのは、ワインではなく、シャンパン。各シャンパンメーカーがブースを出していました。ドンペリ、モエ・エ・シャンドン・・・上流階級は、やはり、昼からシャンパンなのですね。
そろそろ馬券を買う人がふえてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/78/111f03a4aa65b75d2c40b49f4e9dad68.jpg)
自動発券機でも買えます。
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もちろん、窓口でも。せっかくおしゃれして来たのに、予想に夢中なのは分かりますが、この格好は、ちょっと・・・。
第1レースの時間が近づいてきました。まずは、パドックへ。
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ようこその挨拶が、フランス語、英語、日本語、スペイン語で行われました。その後、出走する馬たちが登場。ここを何周かして、騎手も騎乗。さあ、コースへ。
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観客も観客席へ。大型スクリーンで、遠くのレース状況も手に取るように分かります。
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第1レースの馬たちが駆け抜けていきます。
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第2レースのゴール直前です。鞭が入ります。
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目の前を駆け抜けた競走馬です。すごい筋肉の動きでした。
そして、お目当ての第7レース。しかし、帰りの大渋滞を避けるため、早めに競馬場を後にし、凱旋門賞は自宅でテレビ観戦。番組(カナル・プリュス)は日本人の多さにも言及していましたし、フランス語のできる日本人ジャーナリストがインタビューを受けたりしていました。彼女は、NHKがライブ放送するほどで、日本中が期待していると言っていました。
結果は、ご存知ですね。残念ながら3着。でも、お祭り気分を味わわせてくれましたし、接戦の3着ですから、健闘をたたえましょう。夢を、ありがとう。なお、馬券の夢は、買いませんでした。賭け事は弱いものですから。
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それと、無責任なマスコミ報道。なんら根拠がないのに勝てる、優勝できると、煽るだけ煽いで、海外を知らない国民をその気にさせてしまう。全ては部数を伸ばすため、視聴率を上げるため・・・日本に少なくともスポーツジャーナリスムは存在しない。営業の手先ですね。残念です。
よく頑張ったと思います。
日本人は全てにおいてもっとグローバル的視点を持つべきだと思います。
それと、マスコミ報道の酷さ、常識を疑うばかりです。
一企業として、売り上げ伸ばす為、視聴率上げる為の努力は結構ですが、報道の仕方がいただけません。
せっかく優秀な方々が集まっているのに・・もったいない
テレビ業界では、プロデューサーという肩書きで、ただ業界人顔して遊んでいるだけの方々が多いように聞いています。実作業は、プロダクション任せ。新聞・雑誌でもプロダクション任せや、記者にしても通り一遍にインタビューを聞いてきて記事にするだけの「秀才」しかいないとその世界の先輩連が嘆いています。
ジャーナリズムのないところ、やがて一党あるいは個人による独裁体制ができやすい。日本は大丈夫ですか。いつまでも国民みんなにとって美しい国・いい国であって欲しいと、本当に願います。
初めまして
北海道のたぬきと申します
TB送って頂きまして
ありがとうございます
ディープの健闘は
私達、国民を
凱旋門賞と言う
世界最高のレースを
身近に見せてくれたと思います
着順より
ディープとスタッフ
騎手
日本国民の夢を
乗せて走ってくれただけでも
感謝です♪
怪我やアクシデントも無く
無事にレースを
終えてくれて良かったと
思いました
世界の壁は
まだ厚いと言われてますが
もう射程距離内に入っていると思います
また来年も
挑戦して欲しいです
写真画像入りの記事を
読ませて頂いて
ロンシャンの雰囲気が
解説文と共に
解かり易くて
とても良い記事ですね♪
パリで頑張って下さいね
トラックバック、ありがとうございます。
テレビでしかわからなかったロンシャン競馬場の雰囲気を見させて頂きました。
NHKでも写っていましたが、特別に着飾った軍団の女性達は雑誌のプロモーションだったのですネ。
ドレスもとってつけたようで、おかしいな、と思っていたところでしたので、これで納得。
それから、DIの広告の絵は、圧巻でした!
記事、楽しく拝読しました。
取急ぎお礼まで。
きれいな写真がたくさんですね。
(凱旋門賞の写真がないのがザンネンです!!)
広告の絵ががっこいいです。
マリアさん
のぶさん
凱旋門賞が日本で非常に大きな話題だったようですので、久々にTBを打ってみました。ご返事ありがとうございます。
競馬は全くの素人なので、いつものようにその周辺状況、特に人々の様子をご紹介しました。レースやディープインパクトについては日本のメディアが詳細に伝えていることと思います。
もしフランスについてご興味がありましたら、引き続きご訪問のほど、よろしくお願いします。
凱旋門賞の結果は残念でしたけど・・・
今度はジャパンカップで再戦出来たら面白いですね!
コメントありがとうございます。
フランスに住んでいて、こちらでのイベントとか出来事をお伝えするのに有利な点は、臨場感、現場のライブ感だと思っています。「ロンシャン競馬場に来ているような」という感想をもっていただければ、これに勝ることはありません。
今後とも、ご訪問をよろしくお願いします。