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晩秋はカリウムで貯蔵糖分アップ

2017-11-19 10:07:29 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候で 

11月27日は「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」

只今、木々は紅葉し、

西高東低の気圧配置で 

太平洋側は北風の強い季節です。

紅葉を終えた木々の葉を、北風が落とします。

紅葉は木々が「冬越し」の為の糖分の貯蔵を開始したサイン。

黄色い葉「黄葉」は貯蔵開始、

紅い葉「紅葉」は貯蔵最盛期、

「落葉」は貯蔵完了を示唆している

とも言えるので、

そのゴルフコースの地域の季節の推移

(=ターフの糖分貯蔵のタイミング)を

周囲の木々の「黄葉」「紅葉」「落葉」で知る事ができると思います。

「立冬が暖かい年の冬は気候不順」という諺があるそうです。

今年は例年よりも

西高東低の冬型の気圧配置が崩れやすく、

太平洋側で雨や曇が多いならば、

日照不足による光合成不足が

グリーン面の活性を鈍化させ、

それを補おうと

ターフは自身の貯蔵糖分を消費します。

そういう点でも、

この晩秋~初冬時期の肥培による

ターフへの貯蔵糖分の備蓄は重要といえます。

ターフの細胞を硬く細かくすると

吸収した養分(糖分=フルクタン等)は

成長の為でなく、

優先的に貯蔵に回されます。

コーライ芝は節間のランナーに

ベント芝は茎~葉の下部にある葉基付近に貯蔵されます。

↑ ネギでいう白い部分にあたります。

葉の上部の細胞を硬くするのは「カルシウム」

葉の下部~茎上部の細胞(ベントでいう成長点付近)を

硬くするのは「カリウム」や「マグネシウム」です。

*成長点付近の細胞を矮化(縮小)させる機能を持つ

「プリモ」や「ビオロック」を使用した場合、

コーライ芝の節間が短く太くなったり、

ベント芝の根茎やしっかりしてコンパクションが向上したり

するのと同じ様な仕組みです。

是非、晩秋施肥に

「カリウム」や「マグネシウム」を適宜に取り入れ、

貯蔵糖分を充実させて

「冬越し」と「来春の芽出し」を成功させて下さい!

オススメの資材があります!

(1)「カリウム」なら「ミスト6号(8-4-24)」

カリウムを

約10~14日間土壌に留まるメチレン尿素と共に

ゆっくりと無駄なくターフ内に吸収する設計です。

(2)「マグネシウム」「カルシウム」なら

「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

まず、硝酸態窒素と共に葉身から「カルシウム」を吸収します。

その後、土壌内では「マグネシウム(2%)」が

ポンプの役割で「カルシウム(4%)」をターフ内へ吸い込み、

残留なく吸収できる設計です。

(3)気候不順(曇や雨)、低温なら「ターフバイタル・プロ」

ターフの活性が鈍ると資材への食いつきも鈍ります。

主成分「グルタミン酸」が光合成に代わり”タンパク質合成”し

ターフの活性を持続させ

資材への”食いつき”と”肥効”を良くするので

秋冬の資材と是非タンクミックスされてみて下さい!

よろしくお願いします!

(^。^)