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「晴行雨筆」の日々から生まれるもの

ムササビ 飛膜

2018-11-17 21:02:52 | 研究
 驚きがもうひとつありました。何事もそうですが、やって見て気づくことがあります。私は、飛膜は一枚の面だと思っていました。実際、そうなのですが、触ってみてわかったのは、背側と腹側は別のもので、それが合わさって一枚のようになっていて、縁のところで折り返しになっているわけです。あまり、爽やかではないですが、例えて見ます。お腹のたるんだ中年のおじさんが脇腹を持って外側にビューンと引っ張って伸ばすと、腹側と背側の皮の間にたっぷりと脂肪が付いているわけですが、その脂肪がゼロで皮と皮がくっついてびろーんと伸びたのが飛膜だということになります。ということは前足の小指のあたりまで「腹の皮」が伸びていることになるわけで、まことに不思議な変形をしたものです。いやあ、動物の形は実におもしろいものです。



飛膜を例えると・・・


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