広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

岩手のこまちバス

2015-08-11 23:48:15 | 秋田のいろいろ
2013年8月から、ジェイアールバス東北の秋田支店に、秋田新幹線のE6系電車をモチーフにしたデザインの観光バスが配置されている。
その当時はE6系が「スーパーこまち」として走っていたため、「スーパーこまちバス」と呼ばれた。

現在のジェイアールバス東北のホームページでは「秋田新幹線E6系「こまちカラーバス」」と称している。
1台だけで不規則に走るためか、秋田ではあまり話題にならない気はするものの、現在も「びゅうばす」ツアーや一般貸切として活躍中。
学校行事か何かの貸切で走っていたのを見たこともあり、季節によっては容易に貸し切りできるようだ。

さらに2014年2月からは、岩手県の盛岡支店にも同じ塗装のバスが1台配置されているとのこと。


竿燈まつり期間中の秋田市内にて。
ツバメマークのJRバス
後ろに続くのは、
こまちカラーバス!
よく見ればこの車、
「岩手230 い・・・6」
これがウワサの盛岡のこまちバスだったのか。
ナンバー以外は秋田支店の車にそっくりだなと思って、法則にしたがって個々の車両に振られる「称号」を確認。(上の写真右のライト上に表示)
「H647-13401」。この称号は重複することはあり得ない。
(再掲)導入直後の秋田支店の車も「H647-13401」
ということは…
最初秋田に配置された車両が、秋田ナンバーから岩手ナンバーに登録し直して、盛岡支店へ転属して走っていることになる。

したがって、今秋田にいるこまちカラーバスは、2代目でおそらく2014年に新車で購入した車なのだろう。(称号やナンバープレートを見れば、ある程度分かりそうだけど未確認)【末尾の追記参照】
傍から見ると面倒そうに見えるけど、鉄道やバス業界では、こんな配置転換がたまにある。

この時の盛岡のバスは「東北3大祭り(すずらん)」ツアー。おそらくJTB商品。
前のツバメのバスは何の貸切か確認できなかったが、ナンバーは「宮城200 か23-12」だから所属は違う。称号は「H647-13404」で、盛岡のこまちバスと同型で3番違い。



一般塗装では、「JR」はロゴマークを使用し「BUS TOHOKU」と続くのに対し、こまちカラーではロゴとは別に「JR BUS TOHOKU」とフル表記。

【16日追記】8月29・30日に、さいたまの鉄道博物館で「JRバス展」が開催され、JRバス東北からはやぶさカラーとこまちカラーのバスが1台ずつ出張して展示される。
博物館のプレスリリースではどちらも「関東地方初お目見え」「今回、初めて関東地方までやってきます。」とある。関東での「展示」が初というのは確実だろうが、関東地方へこのバスが「行くこと」も初だろうか?
こまちカラーについては「秋田を拠点に」運行されているとあり、盛岡には触れていない。一方で掲載された写真は、現在は盛岡所属のこの「H647-13401」(ナンバープレートは見えない)。どっちが行くのだろう?

【9月8日追記】秋田支店のこまちカラーバスを目撃できた。
ナンバーは「え・・・6」。これじゃあE6(いー6)系じゃなく、「A6(えー6)系」だ。
称号は「H647-07402」。すなわち2007年式を意味し、新車ではなく既存車両を塗り替えてこまちカラーにしたのだった!
調べてみると、かつて盛岡支店で真っ赤な「びゅう」バスだった車両。
したがって、わざわざ塗装変更してまで秋田と盛岡で車両を交換した形になる。盛岡のほうに新しい車を置きたかったのだろうか。意味が分からない。
【2021年5月5日追記】2021年2月で秋田支店が廃止。H647-07402は盛岡ナンバーになって、再び盛岡支店へ転属。盛岡支店にはE6系カラーが2台配置となったようだ。

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