木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

モモンガ・イン・アミノバイタル

2013年03月19日 | モモンガ


運動した後にはアミノバイタルを飲むと、翌日の疲れが少ないように思う。
アミノバイタルというのは味の素が出している必須アミノ酸。
青いきれいなアルミのパッケージに入っている。
先日、モモちゃんを部屋で遊ばせていたら、そのアミノバイタルの中に。
アルミでは温かくもなく、固いので不快だろうと思ったが、例によって、この中で爆睡。
どこでも寝られる性格はいったい誰に似たのだろうか?

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2013年03月19日 | 日常雑感
去る2月20日に、青松書院という若い出版社から弊著「天高く」を出版させて頂いた。
水野忠邦が改革を行ったことで有名な天保期の江戸を舞台にしたがちがちの時代小説である。
この小説を書いたのは、2008年。
もう4年も前の話になってしまった。
当時は水戸や秩父、あるいは花火屋さんなどに取材に行き、日本にある花火書はほとんど読んだ記憶がある。
書きあげたあと、御蔵入りとなっていたので、突然出版されるとは思っていなかった。

御三家の中でもエリート意識の高い水戸藩士が江戸の「玉屋」という花火屋に修業に行くのだが、主人公はプライドの高さから、玉屋の現場監督者と喧嘩ばかりしている。
主人公の頭にあるのは、士農工商という縦割りの格差であり、中でも水戸は士のトップにいると考えているので、職人を蔑視している。
それが次第に心を通わせるようになる、というのがメインストーリー。
書きたかったのは武士という宮勤めの人間の悲哀と理不尽さだった。
今でも上場会社や一流企業に勤めているということを自慢げに話す人がいるが、会社は会社であって、個人は個人。
結局、企業の中には使い捨てのようなひどい使われ方をする人間がいるであろうが、この主人公も使い捨ての運命にあった。
それも分からず、むやみに辺りを睥睨しているのは、滑稽である。

この小説を書いたときは、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」が頭にあった。
主人公が破天荒な人物に会っているうちに、段々と考えが変わっていくという一種の成長もので、本作品もその手法を踏襲している。
ただ何となく、人物がプロトタイプになりがちだったので、今回全面的に書き直した。
枚数も600枚超だったので、大幅にカットして縮めてみた。

もし御興味があれば、ご一読頂ければ、幸いです。

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