5月27日(土)
最近ミセス・マスダは家のあちらこちらの片づけを始めた。
「断・捨・離」とまではいかないが、ゴルフバッグやクラブ等は
気前よく処分した。
書籍類は随分悩んだ挙句、鎌倉の馴染みの古書店に送った。
そんな中、以前手がけたままで仕上げていない手仕事の
あれこれが出てきた。
この冬は厳しい寒さだったので家居が続き、その中の
幾つかが完成した。
眼鏡ケース

蘭模様拡大図。
クッション
今、六本木の新国立美術館で展示されているタピスリー「貴婦人と一角獣」に
見られる模様の一部を刺したもの。14,5年前にはほぼ完成までいっていたのだが、
今回漸く出来上がってとても嬉しい。外国の風習ではこのような手仕事の品は
子、孫へと伝えていくらしい。それでこれは孫娘にプレゼントするつもりである。
「貴婦人と一角獣」は1500年頃制作されたもので、
6連作のタピスリー、全長22メートルの大作である。



壁掛け
野にあるままの草木がデザインされている。
この質朴さはミセス・マスダの好みに合うもの。


テーブルセンター
昨年秋福島を訪ねた折に求めた会津木綿をこの様なものに仕上げてみた。

裏には久留米絣を合わせた。

会津木綿拡大。
久留米絣拡大。
テーブルセンター
娘時代にお茶のお稽古などに着た着物に琉球紅型のものがある。
着物は仕立てるとほんの一,二尺ほどではあるが端切れが残る。
その布を色々に繋ぎ合わせて、これもまたテーブルセンターに仕立てた。
着物はまだ手許にあるが、あれこれいじって何かにしてしまう程の勇気はない。


裏布にはフランスの木綿を合わせてみた。
様々なシーンが描かれていてとても興味深い布である。




迷子札
今回の片付けでミセス・マスダが一番びっくりし、また懐かしかったもの。
43年前、ミスター・マスダの赴任地シドニーに3歳8ヶ月と1歳9カ月の息子を伴って渡る折、ミスター・マスダの父親が作ってくれた迷子札である。
今のように皆がIDカードを胸に掛ける習慣は全くなかった時代,
手許にあったあれこれを利用して作ってくれたようだ。
表に横浜の住所、裏にシドニーのアドレスが記してある。
「紅白の紐」には胸が傷む。
当時の羽田でスチュワーデスさん達にとても褒められた事が懐かしく思い出される。

。
最近ミセス・マスダは家のあちらこちらの片づけを始めた。
「断・捨・離」とまではいかないが、ゴルフバッグやクラブ等は
気前よく処分した。
書籍類は随分悩んだ挙句、鎌倉の馴染みの古書店に送った。
そんな中、以前手がけたままで仕上げていない手仕事の
あれこれが出てきた。
この冬は厳しい寒さだったので家居が続き、その中の
幾つかが完成した。
眼鏡ケース


クッション
今、六本木の新国立美術館で展示されているタピスリー「貴婦人と一角獣」に
見られる模様の一部を刺したもの。14,5年前にはほぼ完成までいっていたのだが、
今回漸く出来上がってとても嬉しい。外国の風習ではこのような手仕事の品は
子、孫へと伝えていくらしい。それでこれは孫娘にプレゼントするつもりである。
「貴婦人と一角獣」は1500年頃制作されたもので、
6連作のタピスリー、全長22メートルの大作である。



壁掛け
野にあるままの草木がデザインされている。
この質朴さはミセス・マスダの好みに合うもの。


テーブルセンター
昨年秋福島を訪ねた折に求めた会津木綿をこの様なものに仕上げてみた。

裏には久留米絣を合わせた。



テーブルセンター
娘時代にお茶のお稽古などに着た着物に琉球紅型のものがある。
着物は仕立てるとほんの一,二尺ほどではあるが端切れが残る。
その布を色々に繋ぎ合わせて、これもまたテーブルセンターに仕立てた。
着物はまだ手許にあるが、あれこれいじって何かにしてしまう程の勇気はない。


裏布にはフランスの木綿を合わせてみた。
様々なシーンが描かれていてとても興味深い布である。




迷子札
今回の片付けでミセス・マスダが一番びっくりし、また懐かしかったもの。
43年前、ミスター・マスダの赴任地シドニーに3歳8ヶ月と1歳9カ月の息子を伴って渡る折、ミスター・マスダの父親が作ってくれた迷子札である。
今のように皆がIDカードを胸に掛ける習慣は全くなかった時代,
手許にあったあれこれを利用して作ってくれたようだ。
表に横浜の住所、裏にシドニーのアドレスが記してある。
「紅白の紐」には胸が傷む。
当時の羽田でスチュワーデスさん達にとても褒められた事が懐かしく思い出される。

