A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

1 乗船

2009年06月23日 07時00分11秒 | ロス滞在記
4月16日(木)


本日2009年4月16日より6月23日までの80日間の海外旅行を

日を追ってブログに残しておきたいと思う。


今回の旅の目的は

1)ロスに住む次男家族に会いに行くこと。

2)ロスではマンスリーマンション住みレンタカーも借りて自活すること

3)弟も途中で合流するのでゴルフ三昧

4)帰途は14日かけてバスで大陸横断しNYへ

5)NYに5日ほど滞在、旧友家族にもお会いしゴルフを楽しみ思い出の街を歩くこと

  もうこれが最後のNY行きとなるだろう。



出発 前日まで結構忙しかった。
旅行の準備は恥ずかしながら殆んど全部ミセスマスダが片付けてくれた。
ミスターは外交係・・・・ 暫しの暇乞いに「ゴルフ」「飲み会」陶芸教室」
それに「マスダ窯」の工房の仕掛品の仕上げ」と大忙し。

次男の嫁の実家からお母さんが態々お別れのご挨拶にお出で頂いたのには恐縮至極。
ありがたく「横浜神明社のお守り」を頂く。

最後のイベントは昨夜のディナー、
陶芸教室の校長先生を伴って「寿司」。
蒲田のミッシェラン2つ星の「四代目初音寿司」。
都心から離れた街でのミッシェラン2つ星は珍しいが本当に2つ星なのだ。
ミスターマスダの陶芸作品もこのお寿司屋さんにお買い上げ頂いている。




一夜明けて今朝、親戚のM君が留守番の最終打ち合わせに来る。
特に隣家に藤の蔓があまり出ないよう蔓が延びたら早めに切って欲しいと要望。
家の周りの面倒を見てもらうM君に車のキーを渡して家を出る。

突然我々の出発に合わせたかの様に咲いた玄関先の「紫の牡丹」に見送られ家を出る。




大桟橋のターミナルビルは停泊日なので閑散としている。

日本の着物を着せてもらって写真を撮ってもらっている乗船客。
いかにも外国船の寄港地風景だ。





午後3時横浜大桟橋より乗船。





今から22日間の船旅が始まる。
2年前、南半球クルーズの時に乗った「クリスタル・セレニティ号」。
お気に入りの客船である。
船内レセプション・ホールも昔のまま
しっとりとした音楽の演奏で迎えてくれる。
前回顔馴染みになった船員の顔も見られ懐かしい。




部屋は8階これも前回と同じだが部屋に入った印象はとっても狭い。
この間、地中海で乗ったコスタ・コンコルディア号の方が部屋は広かった為だろう。
その印象があるので狭く感じたのかもしれない。

まあこれから3週間お世話になる部屋なので整理整頓気持ち良く住もう。

横浜の街ミナトミライに日が沈む。



夕食はクリスタルダイニング 
われわれの係りはクランチさん





ワインのソムリエはシモーネさん  

早速ボンボヤージュ・ディナーを注文。

メインはクルーパー(ハタ)の炙り焼き。
軽めの夕食でお腹の調子も快調。

夕食後は例によってギャラクシーシアターでショウ見物。

「ジャパニーズカルチャーショー」で横浜白虎隊と名乗るダンスカンパニーの
バタ臭い祭り踊り。日本人にはあまりピンと来ない。
乗客の殆どが欧米人なので結構受けていた。
まあいいか。




帰りがけ図書室により本を借りる。

早めに部屋に帰り夜景を眺めながら携帯のワンセグテレビでニュースを見る。
イチローが満塁ホームランで張本の記録に並んだと伝えている。

明日は長男や義姉、友達、ヨット仲間が見送りに来る。
出港は午後5時の予定。





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2 出港

2009年06月22日 07時27分53秒 | ロス滞在記
4月17日(金)


昨夜早めの就寝の為か5時半起床。
空模様は久し振りに悪く気温も寒そうだ。
さはさりながらキャビンでの第一日目の朝は気持ちの良い目覚めだ。

昨夜から「三国志」を読み始めた・
文庫本15冊 北方謙三である。昔吉川英治で読んだことはあるが
吉川とは書き出しから違うが稀代のストーリーテラー 
クルーズ中に読みきれるか自信は無いが拾い読みでも楽しいだろう。

ところでこのあいだ見た映画「レッドクリフ」赤壁の戦いは面白く無かった。
なぜあんなに騒いでいるのか判らない。

午前11時見送り方々船の内部見学にヨット仲間・義姉・
クルーズ友達のNさん長男 と総勢8名がやって来た。



キャビンで一杯飲んで大騒ぎの後



クリスタルダイニングで豪華昼食。
よく冷えたシャルドネを3本空けて昼食会は盛り上がった。



その後4時まで船内見学ツアー 皆さん満足げに下船されて行った。







皆さんがお帰りになった後 出帆までの間を使ってドリル遭難避難訓練。
救命胴衣を身に着けてマスターステーション前に集合して訓練は終わり。
150人乗りの救命ボートが10隻載っているので1500名は乗れる。





午後5時 愈々カムチャッカに向け出港。
日本らしい和太鼓の演奏でのお見送りだ。




見送り客の仲にミセスマスダのNY時代からの友人Kご夫妻を見つけたのは
大いなる驚き、奇跡としか言いようがない。





生憎の霧雨が舞っているような天候。「ミナトミライ」はすぐに霞んでしまった。
ベイブリッジをくぐったところでパイロット水先案内人も降り船は観音崎に向け転進。





夕食は6時からのファースト・シッティング。
ランチがヘビーだったので「無花果のスープ」と
「アンガス牛のサーロインのハーフポーション」と軽めに願う。
赤ワインはキャバネースーベニオン 大変結構でした。



今夜のショーはスターダストクラブで「ビバリー・デイビィソン」。
えらく太った女性によるヴァイオリンとトークショー。




今日はカジノは見るだけ。

就寝前時差の関係で時計を一時間進める。
船が外洋に出ると携帯は圏外となるので色々な方々と
当分音信不能とばかり電話・メールをしまくった。





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3 歓迎パーティー

2009年06月21日 13時28分50秒 | ロス滞在記
4月18日(土)



船は金華山沖か 薄日がさしている。
海は穏やか 気温は11度。
日の出は見損なった様である。
船は3日間のクルーズでロシア・ペトロパブロフスクへ。


船内の大型液晶パネルで日の出、天候情報から航海計画まで
色々な情報を知らせてくれる。





午前中に船長以下幹部の出席する郵船トラベル主催の
日本人乗客歓迎のカクテルパーティ。
乗客はアメリカ人を中心に1000人ぐらい乗っているが
日本人は50人ぐらいか。
豚インフルエンザ対策で船長との握手はなし。





ランチビュッフェはリド・レストランで「フィリピン料理」。
豚のカリカリした皮・チリソースの小海老など中華に近い。
飲み物は無論サンミゲール。









ミセスマスダは早速船内アクティビティに参加。
ニードルポイントで何か袋の様な物を作るらしい。

ミスターマスダはまだ船内の探検が終わっていないらしい。



夕方から船長主催の歓迎パーティからディナー。
顔なじみのオフィサー大杉さんと再会
思い出話に花が咲く。



キャビア~シャトブリオンのステーキ 
食事中には楽師が来て音楽を奏でてくれる。
アズ・タイム・ゴウズ・バイをリクエスト。



ドルチェはミスターマスダの大好物
ブリュレは中々良かった。




夕食後カジノを覗いてからギャラクシーシアターのミリオンダラーミュージカルを楽しむ。



同席した御婦人は97歳,この108日の世界一周クルーズに一人で
乗船しているというのには驚いた。
社交的なミセスマスダはさっそくお友達になり
ペチャクチャ御喋り。
若い時はデートリッヒなどと共演したバレリーナだったそうだ。
グレタ・ガルボやバレリーナのヌレエフ、マーゴット・フォンテーン、
ヴァイオリンニストのヤッシャ・ハイフェッツとも親しかった由、興味深い話が続いた。
ミセスマスダは中国の皇紀が着る見事な衣装に魅せられて
一緒に写真を一枚。




今夜も時差調整で1時間前へ。





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4 サンデー・ジャズ・ブランチ

2009年06月19日 05時35分22秒 | ロス滞在記
4月19日(日)


船は静かに北上中  北海道国後沖であろうか。
気温は0度、雪がちらついている。でも甲板に積もるような降りではない。





昨晩夕食を食べ過ぎて今朝は多少消化不良気味。
朝食を軽くして「サンデー・ジャズ・ブランチ」に備える。

ジャズはトロンボーン・サックス・ギターなどの
ジャムセッションのようなものだ。







料理のディスプレーが大変綺麗。









チョコレートファウンテンは好評。





今日は終日小雪がちらついたり曇天 お日様も出ず寒い一日だった。
皮下脂肪の多い外人さんだけが露天のジャグジーを楽しんでいた。
ジャグジーの水温は40度。



夕食は前菜はタラバ蟹 メインは七面鳥、ソースが美味だった。



今夜のショーはスターダストクラブで「マーク・クライン・ショー」。
音楽は兎も角ボードビルなのでお手上げ。





今夜も時計を一時間進める。



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5  ファッションショー

2009年06月18日 05時37分21秒 | ロス滞在記
4月20日(月) 


晴れているかと思うと小雪が舞う不安定な朝だ。
気温はマイナス1度、海は少し白波が立って荒れているが船が揺れることはない。
まずまず程々に穏やかなオホーツクの海だ。




横浜を出港してから2日半 あと一日航海すれば
明日の朝8時ロシア カムッチャカの首都ペトロパブロスクに入港の予定、
船足は20ノットなので大体どれくらいの距離を走ることになるのだろう。

遅い朝食を「リド・カフェ」で摂る。
好みの「カリカリ焼けたベーコン
オレンジも豪快に大袈裟な機械でスクイズ搾ってくれる。



一足先にアメリカに着いた感じだ。



今日は船内アクティビティが忙しそうだ。
船内の画廊がロビーで大売り出しを行っている。
シャンペンを御馳走になりながら絵を見て回る。
見るだけだった。




カジノを覗いてみる。
昼間なので閑散としてしている。

船内ではビンゴーの券が売り出されており
こちらは盛況に皆さん奇声を発して楽しんでいる。




クリスタルセレニティ名物ファッションショー。
船内の宝石店「ファセッツ」が主催する宝飾デザイナーのベラリーさんの
宝飾品ファッションショー。











モデルの中には乗客もいる。
シャンペン片手にゴウジャスなひと時を楽しむ。

ショーの最後は抽選会 真珠のブレスレットを貰った運の良い女性客がいた。



かもめが飛んでいる。 左舷に島影が見えて来た。
カムチャッカ半島の突端に辿り着いたのかな?
雪山が遠望出来る。カムチャッカはまだ冬の様だ。
デッキも寒そう、人っ子 一人いない。
ジャグジーの湯気が余計寒さを感じさせる。



6 に続く




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6  ヌエボ・ラテイーノ・ランチ

2009年06月17日 08時11分19秒 | ロス滞在記
4月20日(月) 下

 からの続き


船上では食事は大いなる楽しみである。
お昼は「ヌエボ・ラテイーノ・ランチ」中南米の料理を中心にしたビュフェである。
タコスの様なもの、お赤飯の様なもの、サテーの様なもの ビールは「コロナ」。
















5時からギャラクシーラウンジで「スタンディング・ルーム・オンリー」
有名なミュージカルの抜粋。満員の観客だった。





夕食は「ノブ」でお寿司。

ノブに行くと必ず注文するソフトシェルクラブの巻き寿司、スパイダーロールという。
食べ物の名前としてはどうかと思うが食感はスパイダーを食べている感じもしなくはない。、
またカリフォルニアロールなども楽しめた。



刺身の盛り合わせも本格的だ。



鯵の握りも築地で仕入れたばかりで大変美味しかった.




今夜も就寝前に時計を一時間進める。東京との時差は3時間となった。







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7  カムチャッカ上陸

2009年06月16日 17時03分57秒 | ロス滞在記
4月21日(火)  



朝8時カムチャッカの州都ペトロパブロフスクの入り江に到着。



桟橋が無いので沖泊まりで艀(はしけ)で下船予定。



雪山に囲まれた淋しい入り江だ。
日本の漁船も拿捕されてこんなところに連れてこられたのだろうか.



昨夜の雪か甲板に薄っすら白化粧。




朝食時 ロス在住40年の日本人老婦人と同席、
我々が滞在予定のロスアンジェルスのパロスベルデス地区は
良いところと話してくれた。ロスでの生活が楽しみだ。



10時ごろ艀に乗って上陸。
艀内部は150人定員というが以外に狭い。



4艘ぐらういの艀で船と波止場の間をピストン輸送。





勇躍ロシアの国土に上陸。
最近はロシアも観光に理解を示しているのか
船会社のIDカードでVISAなし上陸。



このロシア・シベリヤの地は小雪が舞う冬景色。春は6月だそうだ。
人口20万人の都会とは言っているが高層ビル一つ無く殆ど「村」状態。

しかし一車線の道路に車は溢れている。日本車ばかりだ。それも新しい。
中古車の輸入が盛んと聞いていたが・・・・

寒さ対策万全、完全武装して出て来たがサイケデリックな模様のコートが
同行の旅仲間から何処にいても目印になると好評?



早速「インツリスト」のバスで市内観光。



ガイドのロシア女性は英語の上手な美人だ。





 に続く





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8  ペトロパブロフスク観光

2009年06月15日 07時34分48秒 | ロス滞在記
4月21日(火) 中

 からの続き



今教会を改装中でシアターだったロシア正教の教会を見学。
イコンを見て昔行ったモスクワやスズダリの教会を思い出した。









土地のマーケットは賑わっている。
蟹の足など結構高価なものも売っている。





ルックアウトに登った。遠望する山にはスキー場が見える。
オリンピックで幾つもメダルを取っていると現地ガイドさんが誇らしげであった。



眼下の懐の深い入り江で天然の良港。
昔は毛皮の積出港だったが今は漁業。
木材それに海軍・潜水艦の基地。

原潜の墓場も対岸にあるらしい。

ミセスマスダは大黒屋光太夫がこの辺りを彷徨ったのではないかと
頻りに話し掛けて来る。

最後は戦争記念館 バルチック艦隊の展示のようだ。



レーニンと一緒に記念撮影 スターリンは駄目でもレーニンは良いらしい。





 に続く



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9 ロシアンナイト

2009年06月14日 08時00分03秒 | ロス滞在記
4月21日(火) 下

 からの続き


ロシアの教会はやはり「葱坊主」
カムッチャカにもあった。



3時ごろには観光も終わり帰船。

岸から見る粉雪に霞む我が「クリスタル・セレニティ号」は海に浮かぶ公団住宅
のようで、スマートな船のイメージから遠い、
ロマンに欠ける。

5時の予定が遅れて7時アラスカ・ダッチハーバーに向け出港。
細長い巨岩がニョキと三本
スリーシスターズならぬスリ^ブラザーズか。




まだ春が来ていないシベリアを船は離れてゆく。





今夜の食事はロシアン・ディナー

スミノフのウオッカとキャビア、スープんはボルシチ、
メインは伊勢海老のストロガノフ。
給仕の人達もコサック風の衣装を着ている。
今日は一日ロシアデー。



音楽もドン・コサック。





食後スターダストでクラシックソプラノ ジェシカ・ウイルソンの歌声が素晴らしい。
「私のお父さん」「アベマリア」良かった。







ショーの司会はクルーズ・ダイレクター・ゲリーハンター。
この船の名物男でプロの腹話術師でもある。




就寝前にロビーでナイトキャップ。
トニーのピアノ弾きがたりは気分を落ち着かせる。




今夜も時計を一時間。







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10  エッグベネディクト

2009年06月13日 08時26分25秒 | ロス滞在記
4月22日(水)



何しろ 日の出は6時前で今回のクルーズでは まだ「日の出を拝む」機会が無い。



外は摂氏1度 海は多少荒れている。
風速は8メーターぐらいか時折小雪が舞う。




船は3日間のクルーズでアラスカのダッチハーバーへ。
アリューシャン列島沿いにベーリング海を東行、多少の横揺れあり。



流石に上甲板に人影なし。
プール、ジャグジーの表面より立ち上っている湯気が北の海の寒さを感じさせる。




昨日はカムチャッカ・ペトロパブロフスクへの上陸日だったので
今日は船内全体が休息ムード。


朝食「エッグ・ベネディクト」どうも今回は期待したような出来上がりではないようだ。
ポーチドエッグが下手だ。白身がしっかりしていて中身の黄身がドロドロが理想。
オーバークックだと思う。
この間「リド・カフェ」で注文したがキッチンから遠いからオーバークックと思い
今朝はキッチンの近いクリスタルダイニングで注文したが同じだった。
多分ここのエッグベネディクトはこれなのだ。





負けが込んでいるカジノのポーカーマシンは今日も調子が悪い。
変なマシンだ。お札を入れるとゲーム可能回数が表示される。
当たってもコインがジャラジャラ出て来る訳ではない。
ゲーム可能回数が幾らに増えたか表示されるだけ。
ゲームを終わりたければボタンを押せば印刷された領収書の様なものが出てくる。
それを両替所に持ってゆく。
紙バケツのコインの重さを実感する楽しみも無い。
八つ当たり気味だが変なマシンだ。





ロビーでは絵画の即売会が続いている。
音楽演奏つきだが乗客の関心は薄い。




眺めの良い船首最上階の「パームコート」のサンテラスで
読書と居眠りをしていると突然携帯が鳴った。

証券会社のSさん ミスターマスダがベーリング海にいるとは知らずに
電話してきたらしい。
携帯は本人の意識とは関係なく国内外を問わず何処にでも繋がるのだ。



夕食はフルーツサラダ・パンプキンスープ・大正海老のソテー
デザートはお気に入りの「ブリュレ」。



ワインのプリ・フセがよく冷えていた。



食後の音楽はスターダストクラブのクラシックピアノでマクスゥイーニーの
リスト、ショパン他。
別れの曲、英雄ポロネーズは圧巻であった。






今夜も一時間時計を進める。
たとえ1時間の時差調整であっても毎日ともなると乗客の
平均年齢からして対応が大変になってくる。
アナウンスがあったとたんブーイングが起こる。

日付変更線では4月23日が二日あるらしい。





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11  ミント・ジェリー

2009年06月12日 09時00分56秒 | ロス滞在記
4月23日(木) 「第一の23日」



毎日時差調整のため時計を一時間ずつす進めているので睡眠時間の調整が
上手くいっていない。夜中に目が覚めたり調子が悪い。



今日は23日だが「第一の23日」だ。
日付け変更線を通過するので明日も23日。

「第二の23日」と言うらしい。
また今夜も一時間時計を進める。

今夜時計を進めたら当分時差調整は無いと言われている。



海が荒れている。それでもベーリング海としては穏やかなほうだそうだ。




乗り心地を考慮してか船はスピードを15ノットに落としている。
コンテナー船が20ノットぐらいで我々を追い抜いて行く。
船首に大波をかぶって勇ましく進んで行く。





シベリアを離れアリューシャン辺りに来るとBSの電波も届かず
CNNニュースも見れない。



しかしベーリング海の海上にも関わらずジャンジャン携帯メールが入ってくる。
今まで海上では駄目だったので、どうしたことだろう、初めての経験だ。

写真など添付してこちらも打ち返す。
海上ではEメール料金はどうなっているのか?
後からの請求書が心配。



今日はドレスコードはフォーマル
夕食はエスカルゴ、オニオングラタン、



骨付きラム ウエイターがミントジェリーを添えてくれた。
ミントジェリーはオーストラリアでは好まれているが
アメリカ人も好きだとは初めて聞いた。




今夜のスターダストクラブはプレストン・コウのボーカル。
マリオ・ランツァ張りの美声。

カンツオーネからオペラまでレパートリーは広い。
楽しいひと時だった。




午後10時日没、薄暮と言うのであろう。
この航海で初めてサンセットを観る。
アリューシャン列島付近、ベーリング海の日没は感動的だった。










酒と音楽 ベーリング海の夜は静かに更けてゆく。





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12  第二の4月23日

2009年06月11日 10時32分25秒 | ロス滞在記
4月23日(木) 第二の23日


飛行機の旅だと日付け変更線を寝ている間に通過し
やけに長い一日という感じだが
船旅だと夜明けから日没までもう一度繰り返すので
第二の23日の実感がある。


朝食 メインダイニングは奥のキッチンで焼くので、
卵料理はどうもオーバークックだ。
今朝は目の前で卵を焼いてくれるリドカッフェで朝食。
しっかり注文を付けたので
ミディアムレアー?のオーバーイージーであった。  



今朝は如何した事かEメールは通信不能。BS放送は相変わらず受信不可。
午後のパームコートは「モーツアルトのティタイム」給仕の人達の
コスチュウムが楽しい。








5時からは夕食前のエンターテイメント「「ガタ・ダンス~踊らずにいられられない」・
ウエストサイドストーリーなどなじみのナンバー。







夕食はクりスタルダイニング。
ソムリエのフェラーと親しくなったのでワインを飲みすぎのきらいがある。




メインは季節はずれとは思うが「ジビエ」でウサギと蛙。




腹ごなしにカジノ 今日もスロットマシンは「ノットフェーバブル」。


8時45分からスターダストクラブで「マンドリンとフルートのコンサート」
チェコ出身のラヂム・ゼンクルはテクニッシャン
ポピュラーな曲で酔い心地を更にインスパイアーしてくれる。


第二の4月23日が終わろうとしている。

今夜は時計を一時間進めなくてもよし。
熟睡が出来るような気がする。





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13 ダッチハーバー

2009年06月10日 20時13分58秒 | ロス滞在記
4月24日(金)  上


日本との時差17時間 時計を毎日一時間ずつ7時間進めたことになる。
体内時計の調節が上手く行かず寝不足気味である。


朝8時アラスカ州アリューシャン列島ウナラスカ ダッチハーバー港に着岸。
ダッチハバーの名の由来はオランダ船が最初に入港ことから名付けられた。
19世紀以降、ラッコをはじめとした毛皮の取引や捕鯨基地として発達した。
ダッチハーバーのあるラナスカ島の人口自体、5,000人弱と少ないが、
ベーリング海における漁業や通商の拠点となる重要な港である。


1940年にアメリカ合衆国が、海軍基地を設置したことから、
第二次世界大戦中のダッチハーバーは日本軍の攻撃対象となった。
1942年には、ミッドウェー海戦と連動する形で
日本の空母「龍驤」「隼鷹」を主力とする
大日本帝国海軍機動部隊に空襲を受けた地区でもある。
また、太平洋戦争中は米軍の北方作戦の中心基地として機能した。




イミグレが乗り込んできて対面で入国審査。
簡単に終わる。
鳥インフルエンザの検疫もなし
日本の騒ぎとは対照的だ。



10時上陸 ダッチハーバー観光。
観光バスは島内のスクールバスを動員。

子供達を学校に送り届けてから我々の観光バスに変身。
島にはタクシーはあるが観光バスは無いのだ。




島にはあまり観光スポットはない。
最初に訪れたのは第二次世界大戦戦争記念館



アリューシャン列島のダッチハーバーはじめキスカ島アッツ島は
太平洋戦争当時日本軍との古戦場。
記念館の壁には日本軍との戦いの様子が描かれている。
山本五十六元帥のポ^トレートがあるし
どこの国でも同じだが
戦意高揚のポスターも多数資料として飾られている。
観光客のアメリカ人と一緒の「第二次世界大戦戦争記念館」見学は
何か落ち着かない。















続いてアメリカ最古のロシア正教の教会の見学。
最近修復が完了したとのこと。



ロシアの古都スズダリで立派の教会を見学しているので大した感銘は無い。
イコンの数も少ない。




14 に続く





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14  ヘミングウエー・ダイキリ

2009年06月10日 17時32分57秒 | ロス滞在記
4月24日(金)  下  

13 よりの続き



アメリカのロシア正教最古の教会建物そのものは湾の入り江に建っており
裏庭は墓地になっている。
寒さの凍みる素晴らしい眺めだ。 





最後は「アリューシャン博物館」ヘ、原住民のアリュート人の文化の紹介。
捕鯨とか漁業に秀でていたようだ。
現在の島の産業は漁業と海産物加工業 それと船舶のメンテナンス。
最果ての地ダッチハーバーであっても流石はアメリカ
トイレなどは衛生的で気持ちが良い。




子供達の下校時間が近づいて来たので観光バスは本来のスクールバスになる為、
我々を3時前には船に送り届けてくれた。
ドライバーは気のよいアリュート人女性だ。









ダッチハーバーは人口も少なく未だ未開発 残雪のある山々が魅力である。
6時出港 離れてゆく山々が印象的な船出であった。





出港と同時にパームコートではダンス音楽が始まった。
フィリピノだろうか声も顔もよし。





夕食は伊勢えびだがデザートのメレンゲが美味
体重計が無いのを幸い ひたすらにボン・アペテ。









ショウは歌とマジックショウと言うかイリュージョン
瞬時に衣装が変わる 不思議だ。



本日の船内お勧めカクテル「へミングウエー・ダイキリ」を飲みながらの観賞。







カジノは見るだけ 君子危うきに近か寄らず。






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15  ブレゴ・イタリアンレストラン

2009年06月08日 10時26分37秒 | ロス滞在記
4月25日(土)



朝から雨 北太平洋をアラスカ州コディアックに向け終日航行となっている。
どんよりと雲があり風も風速15メーターはあるだろう、
外は摂氏3度だが体感温度は低く、風はヒューヒュー鳴っている。



波頭が砕け船はローリングと,かすかなピッチングがある。
最果ての海は荒々しく男の海だ。



「アイガッタメール」とEメールの着信が始まった。
昨日のダッチハーバーでは陸上にも関わらず通信不能であったが
今は海上にも関わらず通信が可能となっている。

IMさんより返事が遅れた言い訳のメールあり。
ミスターマスダがカムチャッカから007ばりに
「ロシアまら愛をこめて」と言うタイトルでメールを出したのだが
IMさんは「いかがわしい迷惑メール」と思い込み開封が遅れてしまったそうである。



今日も船上では色々なアクティビティ 太陽の料理と題し太陽の恩恵をタップリ受けた
地中海諸国の「ランチ・ビュッフェ」 パエリアが美味かった。



ミセスマスダはニードルポイントに注力。
ギャレー(厨房)見学ツアーは前回も見ているし遠慮させてもらうか。



しかし5時のギャラクシーラウンジでの「ザッツ・ボールルーム」は見逃せない。
クルーズダイレクター・ケリーハンターの本業 腹話術師としてのステージ。
ラスベガスで磨いた芸は確かなものだ。 



従業員有志のダンス(知っている人が出演していてたのしかった)
プロのダンサーなど芸達者が沢山。。





ショウがはねて廊下に出ると皆ヨタヨタ歩いている。
船の揺れが少しあるので年寄りが多いから仕方なしか。



夕食はイタリアン「プレゴ」を7時に予約。

「ボナセーラ」で迎えられる。





前回同様オソブッコを注文。
量は多かった。
骨の髄は全部平らげたが肉は少し残した。







一流のイタリアンレストランである。



バレンチノと言う姉妹店がサンタモニカにあるそうだ。
次男家族と行く機会があるかも。



夜のエンターテイメントはボーカルと漫談 判るかな?
なんでアメリカ人はそんなに面白くない話でも
あんなに馬鹿笑いするのだろう。








コメント (1)
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