今は昔。
夏山の記録を思い出した。・・・・・・・
天狗ノ庭。ご存知だろうか?
苗場山の南南西広がる湿原帯だ。北にある八合目の天狗の庭ではない。
ここに行くのに登山道は無い
沢をつめるか稜線から、地図とコンパス頼りに行くしかない。
当初、栃川を遡って沢からこの台地に出ようと試みたが、増水のためあきらめ。
平太郎尾根を登って山頂に出て次の日天狗ノ庭に行ってみた。
道は無いのでこんな感じ
で・・・たどり着いた天狗ノ庭は、素晴らしい所だった
尾瀬を小さくした感じでも、木道とかは無い。
あるのは、ワタスゲと自分だけ
まったりとした時間を過ごし。
この場所を後にしました。
ニッコウキスゲの群落の間を縫って。
今度は、小松原湿原へ
でも途中で土砂降りの雨に打たれて、避難小屋に、もうずぶ濡れだ。
苗場山はとても人気ある山だけど。
この、小松原湿原には、一人も登山者もいませんでした。
良いとこなんだけどね。
そして次の日
まだ、昨日濡れたものが、乾かない。
ザックに木を二本くくって、そこに濡れた物を引っ掛けて。
パンツいっちょで、下りました((我ながら凄い格好だった)
どーせ人も来ないだろ・・・・・
(写真はありません。良かったね)
で 暫く降ると天気も良くなり夏の青空がこれで、濡れたものも乾くぞ!
(パンツいっちょってのも、ありだなあ涼しいし、でも広い登山道じゃないとな、
それと人に会わない所だ。公然ワイセツだもんな。)
その時、なんかいやーな匂いが、
そして10m程先のフキの葉っぱが不自然に揺れ始めた。
フキの根元に、黒い クマがいた。
見つめるクマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
口を あんぐり開けて呆然とする俺・・・・・・・・・
この状況を打開するには??
まてよ、今俺はパンツしか穿いていないそれも、ブリーフタイプの、
このまま襲われたら、遺体を見て、みんなこう思うだろうな。
「衣服を皆剥がされてますね可哀想に素っ裸だ。」
いか~ん。せめて、Tシャツ一枚でも着なきゃ。
見詰め合っていた視線を、ちょっと逸らしたらガサガサ、と。
クマさんは回れ右をして、逃げていった。
怖いのは、クマのほうだったかもしれないな。
この格好だしな
背中から、角が二本生えて、なんかヒラヒラしてるし、
これじゃ、奴の完敗だ。 へへへ!
※注意、平太郎尾根は迷いやすく、渡渉点もあります。地図が読めてコンパスを使える人
初心者向きではありません。
天狗ノ庭に行くのも同様です。
2/23 2018