前回からの続き
当初の予定は大根山、矢筈山を経て篭坂峠に下山するつもりだったのだが、
視界は、10m程しかない。
ホワイトアウトだ。_| ̄|○
今は昔
中央アルプスで、ホワイトアウトを経験した。
駒ケ岳の小屋を目指していたのだが、完璧に白い闇
おまけに冬山だったので、足元は雪、白に白
何処を歩いているのか解らない??
雪の上でガスに巻かれると、
登っているのか降っているのかも解らず。
なんか変な浮遊感を感じていた。
夕闇が迫っていた、相棒と僕はザイルを出し
一人は動かず、一人はザイルを張ってグルリと一周まわる。
今度はそいつが、起点になり、またザイルを張りながら回った。
雪洞を掘る程の雪もなく、ビショビショのツエルトを出すのも億劫だった。
今日は小屋に泊まりたい。
何度かグルリを繰り返すと、やっと白い闇の中、小屋にぶち当たった。
ところが、
其処は小屋のトイレだった。_| ̄|○
幸い冬山なので、匂いはあまりしない。
相棒と、このトイレで一晩明かした事があった。
閑話休題
小富士から戻り1905mの三角点に着いた。
白白で、何処も同じような地形、路はなし。
篭坂峠に行くのはちょっと無理がある。
今回はもと来た道に戻る事にする。
ま、それも難しいのだが。
途中、何やら車止めみたいな
ワイヤーと支柱があった。
え、(゚д゚)!
こんな所に車が来るの!!
風は南から吹いている。
どうしても、風に押されないように歩いていくと。
風上に方向がずれていく。
南に引き込まれないように、歩く。
目印は白いペンキだけだが、白いペンキじゃよく解らない??
それでも、やっとこ樹林帯に入りグランドキャニオンに戻ってきた。
行きでは二股の中間尾根を強引に登ってきたが。
よく見ると右俣に道が着いていた。
行きには気が付かなかったが、
動物の骨がある。
シカの骨かな??
下りながら見るグランドキャニオンは、
また、なかなかの風景だ。
なんか、笑っているようにみえる^ー^」
やれやれ、
富士箱根トレイルの指導票に着いた。
ここから、車道沿いに歩けば
富士浅間神社に着く
しかし、蛇行した車道を歩くのは辛く
樹林帯を真っ直ぐに歩いて行く。
時折、枝が、煩いが。
下生えは少なく、まあまあ歩きやすい。
お、あと一里だ。
4kmだね^ー^」
富士登山の起点は富士浅間神社。
東側の登山口になる。
ここが、今回の山旅の終点だ。
前々から気になっていた。
グランドキャニオン、想像していたよりはスケールが大きかった。
天候は晴れマークだったけど。
ガスに巻かれてしまった。
とても、寒く、なんかいっぺんに季節が変わってしまった。感じだ。
小富士から篭坂峠へ、の山行はまた今度だ。、
ま、面白かったな。^ー^」」
おしまいm(_ _)m
10/7 2016