たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

ノエリアの判断

2012年07月06日 | ペルーの風
電話をとる。予想通り、ノエリアからだった。
別れてから約1時間が経過。事務所か家で何回もラン航空に電話をしていてくれたに違いなかった。


「今晩は。明日の予定を決めたわ。8時からのチチカカ湖の観光を6時に始めましょう。早めに開始すると8時には終了すると思う。すぐにチチカカ湖を出発よ。

フリアカ空港には10時ころ到着する予定よ。空港で、航空会社の人と話をしながら、様子を見ましょう。そのときの状況によって、アレキパ空港に移動するかどうかを決めましょう。

今、ラン航空とは連絡がとれないの。明日の朝も無理ね。だから、明日、直接、空港に行って、出勤してきた職員と直接連絡をとるしかないの。ごめんなさいね。

リマの本社とも連絡をとって、この方法がベストなことを確認したわ。

いろいろと心配よね。でも、これがベストプランだからよろしくね」


「わかった。どうもありがとう」

そっと受話器を置いた。時間は大晦日の夜9時。休みなく働く彼女に感謝をした。


翌日の国内線出発時間は15:10。
彼女の選択がベストに思えた。

観光はしなくてもよかったが、とにかく、航空会社の人と直接話をしないと、状況がわからない。早朝に空港に到着したところで、人は誰もいない。だから、彼女のプランはとても理にかなったものだった。

早朝から、アレキパに移動する、あるいはバスでクスコに帰る方法がベストに思えたが、直接、ラン航空にフライトの可能性を確認するまでは決断をしない方がいいと思った。

ノエリアが本部と連絡していたことに感心をした。何かあったときにはリマ本部の支援が受けられるに違いない。




インカの創始者マンコ・カパックが降臨したという伝説の地、チチカカ湖。プーノは天神降臨の地のひとつとしてとても重要な役割を果たしてきた。

バスの中、こんな説明を読みながら、心をはずませていた。
「チチカカ湖で、何か特別なことがおこるのでは…」

そうだ。確かに特別なことがおこった。予想もしなかった出来事だ。
日本へしばらく帰れないかもしれないという…


次にほくがしたことは何か想像がつくだろうか ?

そう。日本への連絡だ。
いつ帰国できるかわからない。年始の初仕事に予定通り復帰できるかわからない。無断欠勤はできない。

部屋は3階。空気は薄いが、エレベータを待たず、かけ足で階段を降りる。ホテルのロビーに着いた。
幸いなことに、2台のパソコンは誰も使っていない。奥のパソコンに座り、メールの準備をする。

画面はスペイン語。日本語を読むことはできるが、書くことはできない。

Ima Peru de torabutteimasu…

ローマ字でメッセージを書いていく。最後に英語でも概要を書いた。ローマ字はとにかく読みにくいからだ。

職場の同僚のメールアドレスを持っていないかった。だから、友人へメールをした。

「出勤初日の前日1月8日までに、連絡がなければ職場に電話してほしい…」
こんな感じだった。

携帯にメールをした。

いつもはのんびりの回答が、その日はすぐにくる。

「助かった」
とりあえず一安心。

夜のプーノの様子を見るために、外出することにした。




■■ 【無料】 
あの「成功の9ステップ」で有名な億万長者のジェームス・スキナーの
「でっかい会社を作る9ステップ」CDを無料で欲しい人は他にはいませんか?
在庫がなくなる前にゲットするにはこちらをクリック

ジェームス・スキナーの無料CD


■■ うつ病や不眠症の原因であるセロトニン不足を解消!
セラピュア・セーラ スーパーX