ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

せめて 山裾の手入れをボチボチと

2021-02-06 | 里山の生活
山の手入れをしなくなって何十年・・・

里山では  農家は南に向いて家が建ち 表には 作業や干し物をする庭を持ち

裏には山があり 前に 畑や田んぼを耕して 生活してきました。

収穫が終わって冬になると 山で  家で使う一年分の燃料を 

自分で賄えます。

生活道具をこしらえる木や竹が手に入り 実の成る木もあります。

手入れ=薪と焚きつけ(この辺りだと松の葉っぱ)の確保で

必要な仕事でした。

炭を焼く人もいました。 

山の手入れをすることで  田畑を潤す水を確保できます。

もっと大きく俯瞰してみれば 山をきれいにすることで

海をきれいにし 生態系を守ります。

手入れをしなくなったきっかけは ガスや電気の普及で 

台所やお風呂に薪が必要なくなってからですね。

スイッチ一つですぐにお湯が出てきて お風呂にはいれ

ご飯も炊けるようになったのですから。

 家族総出で  一年分の燃料を確保する必要が

なくなるのは当然です。

その結果 家のすぐそばだって  こんな感じ。

 

日本中に見られる光景だと思います。



竹が進出して日の光を遮り 木に蔓が巻き付いて締め付けられ

 広葉樹が枯れていきます。

夏には葉を茂らせて涼しく 冬に葉を落として日当り良く 

日本の気候風土に合った広葉樹は 

とても 重要ではないかと思います。

山の奥では 建築資材として 杉や檜などの針葉樹が植えられましたが 

安い外材の輸入で 売れなくなり

林業では 食べて行けなくなったと思います。

枝を払ったりして長年手入れをし まっすぐ大きくなった木が

時期を迎えて売れたら また新しい木を植林するなどの

健全な営みが続くといいのですけど。

もう それができる人は少ないでしょうね。

葉が茂って日当たりが悪くなり 落ちた枯れ枝などが積もって 

大雨が降ると 山の保水力に限界が来て 山崩れを起こします。

まあ 長々と そんな大きな話をしていても始まりません・・・

少しでも 自分でできることをしよう。

家のすぐそばの山の 裾あたりだけでも 冬の間に少しづつ

きれいにしないとうっとおしいので たまに片付ける気になったときに

時々 すこしづつでも頑張ります。


ちょっとすっきり。

本当は ここは 山も田んぼも よその家2軒分のものが

入り組んでいるのだけど

当家は どちらも お年寄が亡くなって 街に暮す若い人は

ここまで通って片づけることはないし

見ないから知りもしない。

かといって うちからは 生活していると毎日 目に入るので 

とっても見苦しいことで 我慢ならず 了解を取って

田んぼの草を刈り 山の裾の方だけでも スッキリさせてもらいます。



集めた枯れ竹や 杉の枝などは しばらく乾燥させて 

風のない日に 田んぼで  すこしづつ焼きます。

約2時間頑張ったので 10時のおやつはお餅です。



夫は みかん餅にきなこがけ。

私は 豆餅にお醤油と海苔を巻いて。

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コメント (24)
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