福島第一原発の処理水、政府が海洋放出方針を正式決定…22年度にも開始
東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質を含んだ「処理水」を巡り、政府は13日午前、加藤官房長官をトップとする関係閣僚会議を開き、海洋放出する方針を正式に決めた。処理水は放出前に海水で希釈し、放射性物質の濃度を国の基準値以下にする。早ければ2022年度にも始め、30年程度かけて放出する。
会議には、菅首相も出席し、処理水処分に関する基本方針を決定した。健康への影響は想定されないが、政府は風評被害にも手厚く対応する方針を示した。
やっと決断したか、との印象です。
二進も三進もいかなくなってから決めるのはどうかと思います。
躊躇しているから不安に思う人も出てくるのです。
処理水は安全だ、だから海洋放出する。
世界中の原発で同じような処理をしているから安心して欲しい。
基準に合致しているから何も心配は要らない。
そう言って、もっと早くに海洋放水を始めるべきでした。
そうはいっても、当事者ともいえる枝野立件民主代表は次のような発言をしています。
処理水放出「福島県民を無視」=立憲・枝野氏(時事通信) - goo ニュース「福島県民の声を無視し、結論ありきで走っている。被災者をばかにすることで、許されない」と強く非難した。
直ちに影響はないと事故直後に繰り返し言っていた枝野氏。
その方が「被災者をばかにしている」とは、どういう意味でしょう。
政治家なら事実を述べて被災者の方々の不安を取り除くべきではありませんか。
全く心配ない、安心して欲しい。なんなら処理水を皆さんの前で飲んで見せましょう。
そう言えないのですか。
最近知ったことですが、事故から7か月後に処理水を記者団の前で飲んだ園田政務官。
政界を引退されていますが、その後体調を崩したとの報道はありません。
またアメリカ政府も世界基準に合致していると公表しています。
日本の政治家なら与野党問わず、第一に国益を考えるべきです。
そして国民を安心させるべきです。
野党だからと言って、いつも反対反対では国民の支持を得られません。
野党なら支持者を増やす為にも事実を述べ、国民を安心させるのが義務ではありませんか。
そのためには被災地に行って、安心してもらうように努力したらどうですか。
不安を煽ってどうする! と言いたいです。