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兵庫県の斎藤知事、県の対応「適切だった」と見解変えず…第三者委認定のパワハラは初めて認め…

2025-03-26 23:03:08 | 呆れる


兵庫県の斎藤知事、県の対応「適切だった」と見解変えず…第三者委認定のパワハラは初めて認め謝罪(読売新聞) - goo ニュース

 兵庫県の斎藤元彦知事は26日、自身のパワハラ疑惑などの内部告発に関する県の対応の違法性を指摘した第三者委員会の調査報告書について、県庁で開いた記者会見で「対応は適切だった」と述べ、従来の見解を変えなかった。第三者委が認定した10件のパワハラについては初めて認め、謝罪した。

 第三者委は、斎藤氏が自ら設置を決定。県弁護士会が推薦した元裁判官3人を含む弁護士6人で構成し、高い独立性を保って調査していた。

 19日に公表した報告書で、斎藤氏が告発文書を把握した直後に「告発者捜し」を指示したことが、公益通報者保護法に違反すると指摘。県が昨年5月、告発者の前県西播磨県民局長(昨年7月に死亡)を停職3か月の懲戒処分とした根拠に、告発文書の作成・配布行為を含めたのは違法で無効だとした。

 斎藤氏は26日、「(文書は)誹謗中傷性が高いという認識は変わらない。指摘は受け止めるが、一つの意見があれば、別の意見もある」と主張し、第三者委の結論を受け入れなかった。パワハラに関しては、「認めていきたい。不快な思いをした職員にはおわびと謝罪を申し上げたい」と語った。

 その上で、「反省するべきところは反省し、仕事を前に進めることが、自分の身の処し方だ」と述べ、改めて続投する意向を示した。

 斎藤氏は記者会見に先立ち、県議会で報告書について「大変重く受け止めている。組織的、制度的な側面と私個人の立ち振る舞いの双方で深く省みることが必要だ」と述べ、謝罪した。

白鳥浩・法政大教授(現代政治分析)の話「自分が設置を決めた第三者委の報告書を、結論が気に入らないから受入れないというのは矛盾しており、自治体として聞いたことのない対応だ。第三者委は元裁判官の委員らが長い時間をかけて結論を出した。多様な意見があるという理由で応じなくていいなら、どんな第三者委も意味を持たなくなる。知事は自らの行動で法の支配を否定したと言え、このままでは行政としての信用を失ってしまう。県議会はうやむやに終わらせてはならず、知事を追及する必要がある」

春のライン「クローバー」

斎藤知事の第三者委員会の報告についての記者会見が26日にあると言われていました。

ですから一種、期待も持って聞きたいと思いYouTubeで見ました。

やっと斎藤さんも謝罪するのか、と予想に反して前向きな事を言っていたので一安心しました。

 

思えば、通報者探しや「嘘八百」「誹謗中傷」「公務員失格」との1年前の記者会見での強烈な言葉。

通報者探しは間違っていた、とか 嘘八百という言葉は強すぎたから撤回する、そんな言葉を期待していました。

しかし、そうは思い通りにはなりません。

結局、撤回もなく、通報者探しも問題ないとの姿勢でした。

特に通報者探しは第三者委員会では違法だと指摘されたのに

斉藤知事は「一つの意見があれば別の意見がある」といわば開き直りのような発言には驚きました。

 

では百条委員会での参考人の弁護士はどう述べていたのでしょう。

まず昨年9月5日の委員会で藤原正広氏は県の判断は間違っていないと述べています。

但し、県との繋がりがある為、県民が納得する客観性がないとも。

百条委、兵庫県の内部調査に協力した弁護士 県民に納得される「客観性はない」と認める - 産経ニュース
 
 
翌9月6日に大阪弁護士会の山口利昭弁護士が「公益通報の調査を待たずに告発者を懲戒処分にしたのは

誰がどんな目的で書いたのか探索するのはあり得ない」と述べています。

山口利昭弁護士の経歴を見ると2015年に消費者庁公益通報者保護制度検討委員会委員でしたから

この方の発言を否定する事は公益通報保護の法律を否定するようなものです。

 

ところが斎藤知事に分が悪かったものですから、別の弁護士の意見も聞くべきだとの声もあり、

12月25日に結城大輔弁護士を参考人招致しましたが、結城弁護士も通報者捜しや不利益な取り扱いは「許されない」と。

兵庫県・百条委員会、参考人弁護士「通報者捜し、許されない」 - 日本経済新聞

 

百条委員会でも第三者委員会でも告発者捜しは違法だと言っているのに、斎藤知事は自分の非を認めません。

ガッカリです。

これでは分断された県庁内を纏める事は出来ますか?

今でも「斎藤さんは悪くない」「斎藤さんは虐められている」と思っている人がいますが、本気ですか?

これでも斎藤さんは知事に相応しいと思いますか。

勿論私は知事に辞めて欲しいとは思いません。

なんとか踏ん張り、そして反省もして前向きに考えて欲しいだけです。

 

斉藤さんを擁護する人は自分の事と考えていますか。

勤務先で不当な扱いをしても誰も味方になってくれない

上司も考えを変えない、そんな職場でも我慢するのですか。

我慢が限界で通報窓口に通報しても、握り潰されたり、上司が通報者探しをして、

挙句の果てには報復人事をしたらどうしますか? 我慢しますか?

そんな職場は辞めればいいと言うかもわかりませんが、生活が懸かっています。

簡単には辞められるはずはありません。

いつも上司の顔色を窺い、何か言うにもビクビクしている職場でもいいのですか。

 

斎藤知事は肝心のところで自分は悪くないと言い続けています。

そう、肝心なところです。

知事の指示での告発者捜し、それも刑事顔負けの事情聴取をしPCを没収し、

更にはその内容をプリントして広めていたのです。

その一部は完全な部外者であるYouTuberの手に渡り、それが選挙に利用されたのです。

それも政見放送、選挙公報、選挙掲示板のポスターという選挙の判断にする公的なところで、

それも告発者を貶める為の嘘八百だったのです。

 

他にも百条委員会の音声データを部会者に渡し、選挙に使われ、更には支持者が悪質な嫌がらせをしたのです。

想像してください。

無言電話に怒鳴り声、注文もしていない品物が送り付けられたり。。。それが連日続くのです。

耐えられますか。

 

第三者委員会は知事の記者会見での「誹謗中傷」「嘘八百」との言葉がパワハラにもなるとも指摘していましたが、

知事はこれらの言葉を撤回するつもりはないとの事。

知事自身も納得した上での第三者委員会です。

百条委員会で指摘され、更には第三者委員会でも指摘された事を素直に受け止めない知事。

そしてそんな知事を支持する人たち。

その人たちが他府県民なら無責任な事を言わないで欲しいです。

また兵庫県民なら他人事と思わず、自分が県庁に勤務していると想像して欲しいです。

自分でなければ自分の息子や娘なら、どう思いますか。

 

今の時代かつての様に人前で叱責する事はご法度となっています。

怒鳴る事も、感情に任せてキレる事も。パワハラ認定です。

時代が変わっています。

 

我慢をすればいい、自分さえ我慢をすれば。。との考えでは職場環境は悪化します。

非があれば次に生かすべきですが、知事も同じです。

自分に非があれば認め、認めたくなくても周りがそう思っているのなら素直になるべきです。

それがトップに立つ者の、心構えというものです。

告発者の西播磨県民局長の局長時代のメッセージに知事に聞いて欲しい心構えの数々が書かれていました。

これを書いた時間も14年間で200時間以上私的文書を作成した時間に入っているのでしょうか。

SNSでは様々な立場の人が様々な意見を書き込んでいると思います。

自分の職場ならどうなのか、そんな事を考えて意見を述べて欲しいです。

そして知事にはもっと謙虚になって欲しい、そう思います。

 

 

 

 


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