れいわ新選組の木村英子参院議員は5日、重度訪問介護を公費負担とするよう政府に制度改正を求める質問主意書を参院に提出した。木村氏は「すべての障害者が介護者をつけて社会参加や労働、通学が認められるようにと思う」と記者団に述べた。

 参院は、木村氏ら重度の身体障害がある議員の国会活動にかかわる介護費用について、参院が当面負担することを決めている。木村氏は主意書で「参院で支出することは当面の対応として致し方ないが、根本的には間違っている」と指摘。「私は介護をつけないと地域で生きていけないが、今の重度訪問介護の制度で経済活動は除外されている」として、すべての障害者の介護費用を公費負担とすべきだと主張している。

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木村英子議員の質問主意書が参議院のサイトにやっと掲載していましたので

ご覧ください。 ↓

重度訪問介護の早急な見直しに関する質問主意書


言いたい事はわかりますが、どうもスッキリしません。

この方は国会議員になって何をしたいのでしょう。

そもそも重度訪問介護ってどういう目的で作られた制度なのでしょう。

重度障害者は常時介護が必要な人です。

介護者がいなくては生活が成り立たない方です。

ですから「訪問して」の介護が前提です。

もっと詳しい事を知りたいと、厚労省のサイトを見ました。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000150449.pdf


https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000023939.pdf


財源には限りがあります。

ですから優先順位を決めるのが大事です。

国会議員は一般の就労者より多い歳費を受け取れます。

それに対して介護する事業所やヘルパーさんの報酬はどうでしょう。

高齢者介護でも言えることですが、低報酬だし、重労働だと嘆いている人も多いです。

勿論、重度障害者の方も働きたい意欲を持っている人も多いでしょう。

働いた為に、介護費用をカットされ赤字になれば元も子もありません。

健常者と同じように働きたくても赤字になればその意欲も削がれるでしょうし、

実際働くのは困難になります。

 

では木村さんや舩後さんは国会議員になり介護費用をカットされたら

生活が成り立たなくなるのでしょうか。

歳費よりも介護費用負担の方が多くなるのでしょうか。

その事が知りたいです。

また当事者として本人たちも山本太郎代表もこの制度を知った上での立候補だった筈です。

議員になればなんとかなる。

そんな安易な考えで議員になったのでしょうか。

もしも困っている人がいたら自分の事は後回しにして困っている人の為に働きたい、

そう思うのが国会議員ではないですか。

自分を優先して、もっと困っている人を後回しにするのは理解できません。

 

自分は重度障害者だ。

だけどこんなに頑張っているから特別扱いにして欲しい、

と考えるのは国会議員としてその責務を果たすことになるのか疑問です。