小沢氏離党へ、7月中に新党 鳩山氏は党員資格停止へ(朝日新聞) - goo ニュース
消費増税関連法案に反対した民主党の小沢一郎元代表は7月中に50人規模の新党を結成する意向を固めた。2日に離党を表明し、衆院議員約40人が同調、参院からも10人程度が同時に離党を検討している。党執行部は小沢氏らの離党届を受理する一方、離党を否定している鳩山由紀夫元首相と過去に処分歴のある議員については党員資格停止処分にする方針だ。
小沢氏は1日、岩手県庁で達増拓也知事と会談。「増税先行は納得できない。民主党はうそつきだと言われても仕方ない。この主張と行動を理解いただき、一緒に協力してほしい」と要請し、達増氏も協力を約束した。地元の岩手県を訪問することで、離党に慎重な県選出議員の結束を固める狙いがあるとみられる。離党の判断について「明日には遅くてもしなければならない」と記者団に語り、2日に決断する考えを重ねて示した。
一方、野田佳彦首相は2日の党役員会に出席して処分の基本方針を示す。衆院採決で反対票を投じた議員が与党の過半数割れになる57人に達したため、除名は行わない方針。ただ、首相は、鳩山氏に同調して反対票を投じた複数の議員がいることを問題視した。昨年6月の菅内閣不信任案の採決を欠席するなどして処分歴のある議員とともに、鳩山氏を党員資格停止処分にする方針だ。
民主党って政党としての初歩的常識がないようですね。
上下関係、処分の順番、処分する側される側が逆転しています。
総理大臣であり党首が「政治生命をかける」と言って提出した法案に
反対、棄権、欠席をした民主党議員はそれなりの覚悟が必要でした。
特に与党の立場ですから、野党の時より責任は重いはずです。
それなのに、造反議員は英雄気取りですから大したものです。
野田総理が一番上で、その下に小沢氏、鳩山氏がいるはずです。
一応、民主党議員は野田氏に従う立場です。
それなのに、造反した小沢を幹事長が説得するって異常です。
どこまで小沢を崇め奉るんでしょう。
あくまでも決定権は野田総理側にあると思うのが普通だと思いますが、
これが民主党では違うようです。
反対、もしくは棄権欠席しながら、あたかも自分は正義だみたいに
胸を張るとは見苦しいです。
野田総理側が賛成しなかった議員に厳しい処分を科せられなかったなら
民主党という政党は未熟で不完全な政党だと言えるのではないでしょうか。
風の吹くまま気の向くままに好き放題の発言をしている鳩山由紀夫には
この際、いい機会です。党員資格停止処分を是非お願いします。
この前は政府から中止要請を受けながらイラン訪問を強行しました。
あの時党員資格停止の処分をするチャンスだったんですがしなかった・・・。
代表をした鳩山でさえこの有様ですから、
大した仕事もしていない一年生議員に舐められるという
野田総理にとっては不名誉なことが起こったんです。
軽いネーミングの「小沢ガールズ」は、親分小沢の言う事を聞いたんです。
処分は躊躇っていたら碌なことはありません。
それをわかってかわからずか、造反者を引き留める幹事長の芝居じみた説得。
「党のルールに則って処分する」と野田氏は言っていましたが、
そもそもきちんとした党のルール、規約があるのかも疑わしいです。
この有様だと、「烏合の衆」と変わりありません。
今まで野党として与党を追及してきた民主党は
身内に甘く他人に厳しいなれ合いの秩序のない集団だったという事が
今回の騒ぎでよくわかりました。