人生の節目・衝撃の一言;私は防護服なのに、彼は普通の格好をしているのです!
http://takedanet.com/2012/07/post_2bf9.html
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ある大新聞の記者が私に次のように言いました。
「先生、原発事故から数日経ったときに私たちの新聞社の記者は全員が福島から引き上げました。そして1ヶ月ほど経ったときに防護服に身を固め、線量計を持って福島に入ったら、そこに普通の格好をして仕事をしている人がいるじゃないですか」
彼は思い詰めたような目をして私を見て話を続けました。
「彼に聞くと「いや、安全だって報道していたから、そのままここにいるだけだ」と言いました。私は恥ずかしくて取材ができなかったのです.あんな体験をしたのは初めてです」
彼はこの話を言わないで、私の取材ができなかったのだろう.マスコミも苦しんだのかも知れないがそろそろマスコミ自身で総括をするときだ. もちろんNHKは30キロ定点カメラを残したまま総員引き上げた上で、受信料を払っている福島の人に「安全だから、そこに居て良い」と言う趣旨の放送をした。これについても時系列的に詳細な資料を受信料を払っている全国民に出すべきだろう.
(平成24年7月26日)
原発事故1か月後に、完全防備の姿で福島に入った記者。
彼は事故前と変わらぬ格好の地元の住民の姿に驚いたという事ですが
その時、地元の人達にどう言ったのでしょう。
危険だから避難して下さい。と言ったのか
それとも危険だから建物内に入って下さい。と言ったのか。
新聞記者という民間人という立場ではそこまで言えないでしょうね。
以前もテレビ番組で地元の50代ぐらいの主婦らしき人が
防護服で完全防備をした放射性物質の測定をしている人にたまたま道端で出会い
「えっ、どうしてまだいるんですか。ここは危険だからすぐに避難して下さい」
と懇願され、半信半疑だったけどあまりにも真剣だったから避難した。
と話されていました。
地元の住民の方は政府の発表を信じ込み、騙され、そして放射性物質を吸い込んだんです。
もしかしたら、自分が栽培していた野菜を食べたかもしれません。
パニックを恐れるあまり、過少表現し国民を騙した政府。
その政府が物事の本質を理解していない不幸。
そして、危険を承知しているのにもかかわらず政府の意向に沿い、
テレビで歪曲された意見を述べた道義心に欠ける専門家たち。
自分さえよければと思っているんでしょうか。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」みたいな感覚って情けないです。
それでも専門家?って言いたいですね。