中国海警局の船が9日、尖閣諸島の日本の領海内に侵入し、威圧的に日本側の船を追尾しました。その様子を映像で捉えた地元市議によると、最近は中国船が距離を取っていました。今回の異例の接近は、ロシアによるウクライナ侵攻と関係があるのでしょうか。
■中国海警局の船2隻が「追尾」
9日、尖閣諸島の日本の領海内。艦首に赤いラインの入った、中国海警局の船が接近してきました。30年近くにわたり、尖閣諸島の現状を発信してきた石垣市の仲間均市議が撮影しました。
仲間市議
「今日は威嚇してるな」
仲間市議は漁を行うため、石垣島から尖閣諸島に向かいました。すると領海の外側にある接続水域で中国海警局の船2隻が現れ、そこから追尾が始まりました。
■中国船は退去せず…逆に「警告」
仲間市議
「海警(局の船)がすぐ近くに来ています。この間とは違うなあ」
漁船に近づかないよう、艦首に青のラインが入った日本の海上保安庁の巡視船がブロック。
無線や電光表示で、領海から退去するよう繰り返し警告しましたが、中国海警局の船は引くそぶりを見せず、そのまま領海に侵入しました。
逆に電光表示で、「中国の領海から退去せよ」と警告。さらに甲板上には人の姿があり、
仲間市議は「カメラでここ(漁船)を写している」と言いました。
■異例の接近…軍事侵攻との関係は?
こうした動きは、最近では異例のことです。
去年7月、仲間市議が同じ場所で漁をした時には、カメラで捉えるのが難しいほど距離を取るようになっていました。当時の映像で仲間市議は「ここにも中国の公船。しかし近寄ってきません」と語っています。
今年1月に石垣市が調査した際も、ほとんど近づいてこなかったといいます。
しかし今回は接近し、威圧するような追尾が36時間にわたり続きました。対応の変化が明らかになりましたが、ロシアによるウクライナ侵攻が影響しているのでしょうか。
10日夜、石垣市で取材した仲間市議は「もう漁ができないっていうのが、やっかいだよね。漁民の安心安全を守るにはどうしたらいいか、国はしっかりと考えなくちゃいけないんじゃないでしょうか」と訴えました。
(2022年5月10日放送「news zero」より)
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中国海警局の船が尖閣諸島周辺の領海に侵入したとの報道がありましたが、その時の様子が日テレ「NEWS ZERO」で取り上げられました。
映像は石垣市議であり漁業者の仲間均さんが撮影したものです。
仲間さんは何度も尖閣諸島周辺に出漁し、その都度中国海警局の船に追尾されていますが、今回はいつになく挑発的だった様子だったとか。
これもロシアのウクライナ侵攻が影響していたのではと。
ウクライナは日本から遠く離れているとはいうものの、日本はその影響を考えておくべきです。
ロシアと同じ独裁国家であり常に近隣国の領土を狙っている中国は国際社会の行動を注視し、ロシアの侵略が成功すれば尖閣、台湾に侵攻しようと考えている可能性があります。
つまりウクライナ問題は他人事だと思っていてはいけない、明日は我が身と考えるべきです。
中国は尖閣で挑発的な動きをし、日本はどう対処するか見ているのでしょう。
いつも通りの抗議なら次の段階に進み一段と尖閣占拠の危険性があると日本政府は考え、その時に備えてもらいたいです。
日本は早期に尖閣に上陸し、島内調査に標柱設置、更には公務員の常駐を急ぐべきでしょう。
今の様に世界情勢が危機的状況になる前にそれをすべきでしたし、なぜ10年前に自民党は公約を実行しなかったのか悔やまれて仕方ありません。
しかし今なら何とか間に合います。
中国より先手を打って行動を起こし、尖閣をそして沖縄を守って欲しいです。