全国規模の大手スーパーで買い物をしましたが、今日は【黄色いレシートの日】と呼ばれる慈善の寄付の日だそうで、集めた黄色いレシート金額の1パーセントが福祉の寄付に充てられるのだそうです。
そうした試みはとてもいい事だとは思いますが、実は、僕はそのレシートの集め方を見ていて涙があふれ出てきたのです。
これは僕の偏見かも知れませんが、レシートを集める呼びかけに身障者に健常者が付き添っていたのですが、僕はその光景は見るに耐えないものでした。
もしその中に僕の子供が居たとすると、即座にわが子を連れ戻したと思います。
というのは、レシートを集める箱を彼らの首に掛けさせて呼びかけていたのです。
その光景は、昔の縁日にいた傷痍軍人の姿そのものでした。
確かに彼らは手足が不自由だから仕方ないとは思いますが、人前で首からモノをぶら下げて黄色いレシートの協力をたどたどしく叫ぶ光景は、僕にはとても耐え難い光景としか映りませんでした。
もしその箱が、車椅子の横にあるテーブルの上に置かれていたのであれば、そこに身障者のわが子が居たとしても、頑張っているんだなと嬉しく思ったでしょう。
僕は一人の身障者の首から下がった箱にレシートを入れ、一目散でその場を離れ、流れ出る涙をぬぐいました。