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母の願いに対して僕がとった事は、父の主治医に手紙を出して、母の前で父に対して次の事を言って欲しいとお願いしたのです。
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父に対して酒を全面的に禁止するのではなく、量を減らすように諭して欲しいと書きました。
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そのお願いをする為に、僕が物心がついてから、父の酒に対し体の弱い母がどれだけ心配したかを書き、また酒を止めた場合に、父の人生の楽しみの半分を奪い取ってしまう事によるデメリットも書きました。
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分りやすく言えば父の命を半分諦める(酒を半分認める)ことにより、母の精神的な負担を半分にしたのです。
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後日父が言うに、主治医が父に酒を控えるように言う前に、先生は父に対して『○○さんは良い息子さんを持たれましたね』と前置きし、父に酒を減らすように諭してくれたようです。
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先生の言葉を聴きながら父が母の方に目をやると、母はただ嬉しそうにニヤニヤしていたとの事でした。
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それから数年して母は他界してしまい、現在は、父は相変わらず晩酌と植物を愛しながら猫を相手に暮らしております。