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本格手打うどん 大河@伏見区深草西浦町:夏季限定 ウミカホル、スダチカホル。

この日、同行者からうどんが食べたいとリクエスト。ならば、久しぶりに行ってみようと伏見の大河へ。お店の駐車場はないが、お店斜め向かいや西60mほどのところに、一乗寺界隈のような理不尽感のない、廉価な価格設定のコインパーキングがある。
このお店には、新規オープン直後の2012年5月27日と、2013年7月7日に訪れた記録を当ブログには残しているが、いずれのときもテーブル席だった。で、今回は初めてカウンター席に通していただいた。麺を伸す、麺を切る、麺を茹でる、茹でた麺を絞める、天ぷらをあげる、注文の品を盛り付け、整えていく一連の作業が店主岸野さんを中心にスタッフの連携プレーで手際よく進められていく様子を眺めることができる、麺好きにはたまらないアリーナ席。

着席すると、ウエットおしぼりを(冷凍庫から)出してくださる。コレが冷たくて実に心地良い。この時点で、すでに、お店に心を掴まれてしまっている感じ。さて、何を注文しようか、手許のメニューを見てみよう。

一番初めに、不定期限定の国産黒毛和牛A5ランク牛すじセットのメニュー。これはある時、無いときがある様子でいずれも温かいメニューとなる様子。
不定期限定以外のメニューはA4サイズクリアファイルの冊子に綴じてあり、季節限定ものが先に示される。この季節の冷たい限定は「ウミカホル・スダチカホル」。私はコレを注文することにした。
続いて、人気メニューだという「鶏そぼろと茄子のつけめん」。同行者がコレを選んだ。
いずれも、麺量は並で注文。350gは一般的なお店の1.2倍だという。コレで十分。
また、メニュー中にはテイクアウト用の出汁(冷凍)なんかも紹介されている。確かにコレで和食のいろいろ作ったら、いい味になるだろうね。
他にもメニューは多彩。人気の汁なし和風和え麺とか、
釜玉うどんや、
カレーうどんの数々、
限定「ウミカホル、スダチカホル」のベースとなっている感の「ひやかけ」メニュー、
メニュー冊子に数々のオリジナルメニューを加えて行った結果、元からある「温かいうどん」や、
冷たいおうどんの基本的なメニューは冊子の後ろの方のページに存在している。いずれも、あわてること無くじっくり眺めては検討すれば良いと思う。
暫し待つ後、同行者注文のつけ麺が先にやって来る。つけ麺用の麺はかなり長めにしてあるようで、食べる際には器に添えてある麺切りバサミを適宜使ってくださいとのこと。
やがて、私の注文も届く。
ひとことで云えば、「ひやかけ」のうどんだが、ここに仕掛けがなされている。食べ初め、イリコの風味でいただく。食べ進むうち、氷が融け出していく。この氷が鰹節系の出汁氷で、やがて節の味わいが加わっていくのがわかる。
そんなヒンヤリのダシを、出汁に浮かぶスダチ、こんもりとタワー状に盛られた大葉・茗荷を絡めて爽やかな薬味感とともに、しなやかさ、モチモチ感、弾力感等、とにかく啜り込んでは実に快いうどんで堪能する。このあと、鉢のソコに仕掛けられた鯵のほぐし身で、味わいの変化は三度目を迎える。この仕掛けによる味わいの変化に、久しぶりに心動かされる思いがした。
麺をすべて平らげたところで、〆のネギ味噌ゴハンにさしかかる。ゴハンはきちんと「冷や飯」で出され、冷涼感は途切れること無く持続する。
そのネギ味噌ゴハンにお茶漬けアラレを加え、追いスダチを施し、
あらかじめ残しておいた鯵ほぐし身を出汁を注いで、いただく。いりこ、鰹出汁氷、鯵ほぐし身の三度の変化に、更に四度目のオタノシミを味わう。
〆ゴハンのあいだにつまむキュウリのお漬物。程よい味付けの中に、ほんのりと辛味を感じさせる隠し味が。ワサビか???と思って、大将:岸野さんに確かめてみると、この辛味はワサビじゃなくて粉末の芥子のちょびっと加えたところに、さらにその芥子をより効かせるために砂糖もちょびっと加えて作るんだそうだ。もともと漬物嫌いだった岸野さんが、池上製麺所での修業時代に教えてもらい、漬物に対する見方が変わったというお話もしてくださった。きっと、また来よう。

本格手打うどん 大河うどん / 藤森駅竹田駅くいな橋駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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