本家第一旭寺田店＠城陽市城陽市平川横道：焼飯セット（ラーメン小＆焼飯小）

この日、城陽方面で業務のついでに行ってみた。現店舗に移転後、実は何度か偵察を試みるも、駐車場が満車だったり外待ちの行列がエグかったりで訪店を諦めていた。
新店舗の場所は、焼肉「やる気」宇治大久保店南隣の、以前は「海鮮居食屋感激や」であり、さらにその前は「KUSHI SAKU SAKU」だったあの物件。（と、書いておいたら「ああーアソコか」と思う人も多数いるだろう）
店舗外観はほぼ変わらず。この新店舗、住所的には「城陽市寺田」ではなく「城陽市平川」であり、最寄り駅は近鉄京都線久津川駅。地元民的にもこの界隈を「久津川の、あの辺」と表現することはよくある。だから、本来なら「第一旭平川店」ないしは「第一旭久津川店」とした方がより正しいように思うところだが、そこはホレ、「第一旭寺田店が移転してきた」のだから、そのまま「寺田店」としたのであろう。北隣りの「焼肉やる気」にしたって、所在地は城陽市平川でありながら支店名は宇治大久保店だ。あの界隈はこんな風に城陽と宇治が、ついでにいうと久御山も含めてごっちゃに表現されることは、ままあるものだ。

この日は少し暖かい日だったのでバイクで出掛け、開店時刻10時30分を少し過ぎた頃に現地入り。それでも駐車場は７割がた埋まっており、店内もまた駐車場のクルマに比例する程度の客入り。

こちらの新店舗に移転オープンしたのは昨年12月のことだったと記憶しているが、今でも開店祝いの胡蝶蘭が沢山飾ってあった。

今回はバイクでの単独行につき、入店するとカウンター席に案内していただく。厨房に面するカウンター席と、背後にボックス方のテーブル席と、店内のレイアウトは移転前の旧店舗を踏襲している感じ。けど、カウンター席から麺場が遠くなってしまって、目の前で調理行程を観察する楽しみは減ってしまった。また、旧店舗の昭和レトロっぽい雰囲気を失った代わりに、イマ風の清潔感を身に着けた感じ。メニュー表のデザインも刷新されたが、メニュー自体の構成や価格は据え置きとなっている様子。

メニュー裏面にはご飯モノ＆サイトメニューいろいろ。今はコロナまん延防止重点措置適用期間でアレだが、「呑み」に使えるお店としての機能もちゃんと引き継がれている。
ところで、これらメニューから名代特製ラーメン（大げさなネーミングだが、つまりは第一旭定番の醤油ラーメン）の小600円と焼飯小三380円を単品で注文すれば980円となる。

けど、昼の時間帯…15 時までの注文なら、ラーメン小＆焼飯小の注文は「焼飯セット」の扱いとなり、単品合計だと980円が830円と、150円引きとなる。
また、ラーメン並＆焼飯小なら単品合計だと1,080円だが、コレが「ラーメンセット」となって880円となり、200円引きとなる。このセットメニューも移転前からそのまま引き継がれているのが嬉しいところ。今回は「焼飯セット」をカタネギヲ（麺カタめ・ネギヲヲメ）で、

　ちう悶www　(屍語)

ラーメン小をネギヲヲメで頼むと鉢一面がネギで覆われたみたいになって、ある意味テラダアキラらしくないルックスではあるが、んなこたぁ構わない。

ブタダシと（変わってなければ）京都市伏見区小山醸造のツルヒョー醤油を柱としたタレでブレンドされたスープのネギまみれ状態を、少しカタ茹での低加水ストレート麺で啜り込む。
あ”ー！この感じ！
永年味わい続けてきた「当たり前の味」でありつつ、他ではちょっと味わうことのない味わい。
しばらく来ることができなかっただけに格別でもある。また、新店舗に移転後も何ら変わらず以前の味わいが楽しむことができることが何より嬉しい。

セットの焼飯、この日はちょっとコショーが強かったけど、そのへんは作り手による誤差の範囲だろう。「第一旭」のロゴが入ったレトロ感のある器でなく、シンプルな真っ白なものになってしまったのはチト残念ながら、それで味わいが変わるものでもない。紅ショウガが付いてくるのも相変わらず。（食べないのでヌキで注文すればよかったと、いつも後から思ってしまう。）

会計を済ませようとレジに向かうと、ハデなマネキネコの傍らに前店舗の写真があった。

その前店舗、この日の時点ではそのまんまの状態で残っていた。しかし、左隣にあったパチ屋はとうの昔に廃業し、右隣りの理容店は別のところに移転し、さらにその隣の場末感バリバリのスナックも見ての通りで、おそらくこのままの状態で新たな店舗が入るようなことはなく、やがて取り壊しになるんだろうと思う。

本家 第一旭 寺田店 （ラーメン / 久津川駅）
昼総合点★★★★★ 5.0

 

 

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