博多とんこつ 真咲雄@草津市穴村町:冷やし麺

「冷やし中華、始めました」「冷麺、始めました」

夏になると見かけるフレーズ。

けど、

「冷やし中華、終わりました」「冷麺、終わりました」

は、なぜか見かけないフレーズ。

ところで、ガラスの器に冷水で締めた麺、ポン酢醤油的ツユに刻みキュウリ、錦糸タマゴ、刻んだスライスハム、カットしたトマト、傍にチューブの辛子を添えて800円〜900円...という文法の、この冷やし中華とか冷麺とかいう夏季限定メニュー、ある頃を境に注文する気がしなくなっているのは、わざわざ食べに行くまでもないから。お店クオリティとまではいかないまでも、そこそこクオリティだったら、自分で作ることもできるから。

けれど、「冷やしラーメン」となると、やはりそこにお店ごとの創意工夫とか、そういうものが楽しめたりするし、自分でも凝ったものはそう簡単に作れそうにないので、この季節はむしろ積極的に求めて食べに行くようにしている傾向が自分にはある。

そんな中、穴村の真咲雄が冷し麺をリリースしている。そしてブログに「とうとうのうとんを冷やすことに成功...」とか、なにやら気になる記述。さらに「豚骨を勉強しだして17年。初めて冷やしても食べれる状態を作れた事に自画自賛」「定休日明けからのうとんベースの冷やし麺ゴリ推しです🍜是非!!」とある。

コレに私は、もしかしたら革命的な冷やしラーメンが味わえるのかも?という、非常な期待を持って行ってみた。

それはそうと、真咲雄では女性スタッフ募集中だそうです。誰か紹介してあげてください。今なら汚職事件イチマンエンです。

して、コレがこの日の「冷やし麺」。このメニューのために、わざわざガラス製の器を揃えたんだ。

さて、「のうとん」を冷やすことに成功したというこの冷やし、どうか???

んんん...豚骨の味というより、率直なところ、胡麻ダレテイスト。作り手が書いているほどに、トンコツトンコツは感じられないぞ。もっとも、冷麺・冷やし中華にありがちな酸味に頼った味付けは控えめなところはいいけれど、ブログの記述から想像する期待値には応えてくれるものではなかった。麺のしっかり感は、そこは冷やしだけあって、十分な食感で申し分ないけれど。

ぶっ飛んだのはコレ。「食後の温かいスープ付」の、スープ。

ざるそばのあとの蕎麦湯みたいなもんかと思って、口にしてみたら...

どう表現していいか、いろいろ言葉を探すに「うら漉ししたフナズシを煮詰めたポタージュスープも仰け反るが如き」破壊力。

ムテ系の豚骨とは違い、豚頭の部分を積極的に煮込むのは天神旗系のスープなのだろう。とはいえ、作り手が「のうとん冷やすのに成功」とするけど、自分には胡麻味主体の冷やし麺のあとに、このスープはキツすぎた。

けれど、そんなもこんなも、豚骨に真剣に向き合っていればこそのこの結果なんだろうと思う。むしろ、世の鮒鮨フリークにしてみれば、「これは衝撃的に旨い!」という評価につながる可能性も否定できない気がする。

味と匂いは紙一重。インドールやスカトールという芳香成分は、使いようによって香水の香りにもなり、屁の臭いにもなり得る。そういうことだ。

さて、今回の冷やし麺、そこをどう見るかだが、真咲雄ならではの世界ということに間違いはない。そこを私は否定する気になならない。

どうか皆さん、この冷やし麺、あるうちにご賞味を。そして食後の「温かいスープ」を、どうぞ...

博多とんこつ 真咲雄ラーメン / 栗東駅草津駅
昼総合点★★★★ 4.0

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