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麺家チャクリキ@与謝郡与謝野町字石川

この日、京都ラヲタ界でいま話題持ち切り(笑)のこのお店に行くことが出来た。
すでに何人かの先達ラヲタブロガーがレポートを上げているところなので、ラーメン好き諸兄にはある程度知られた存在になりつつも、世間にはまだ広範に知れわたるところではないと捉え、先を進めよう。
まず気になるところとして、
「京都千丸 麺屋しゃかりき」のパロディではないのか?ということ。
コレについては、直接関係ないそうだ。

豚骨魚介のラーメンとつけ麺(「しゃかりき」では「つけそば」だが)の二本立てを主力とするため、今年3月の開店当初、「しゃかりき」のパロディ若しくはノレンわけ?という憶測がラヲタ間に飛交う場面があったが、試しに「チャクリキ」を検索すると、それが道場の名であるという答えが見つかる。どうやら店主はその方面の道にも通じた人物であるようだ。

3月の開店当初に設定した開店時間は、6月以降、上の画像のように改変されている。現状では、やってくる客の数によって、ある程度融通を利かせているが,いずれは時間を固定化しいく方向にある様子。
まずはつけ麺を注文。「茹で時間が少々かかりますが宜しいですか?」と店主。
「宜しい。」と答える。その間、5~6分ぐらいだったかな?
メニューの裏側には、その茹で時間のことに加え、つけ麺というもの、食し方についても説明が書いてある。
思えば数年前、インターネットでラーメンのことをいろんな方とやり取りするようになった頃の私は「つけ麺って何?」と思っていて、初めて「つけ麺」というものを食べた時には麺とつけ汁の温度差に違和感を覚えたものだった。その後、心ある何人かの店主達の努力により、関西につけ麺というものが浸透していった経緯があり、そうした中で自分もつけ麺の魅力を理解することができたのだと思っている。
店内のスタッフが、客につけ麺を提供するとき、予め徳利にいれたスープ割用の魚介ダシについて説明するよう教育している点も含め、ここ丹後の地に於いてその啓蒙に取り組まんとするチャクリキの姿勢を感じる。

厨房に置いてある木の麺箱には「三河屋製麺」の文字。
100種類超バリエーションの生中華麺を取り揃える東京都東久留米市にある麺屋さんである。

まず、その麺を味わってみる。

多加水気味で多少柔らかながら、コシをしっかり保ったうえでしっとりと、かつもっちりした感触をたたえた艶やかな麺。「少々水っぽい」と言う見方もあるようだが、私は決して悪くないと思った。

つけ汁の方は、豚骨魚介のダシがしっかり効いたかなり濃厚なもの。酸味もそれなりに利用したタイプ。そのつけ汁の中に、大ぶりなブロック状のチャーシューと、極太のメンマが沈む。
チャーシューはこのつけ汁に対しては、醤油ダレの染み込みが強かったり、メンマの味付けがつけ汁の味わいの中で独特の主張を持っていたり、見た目への配慮か、刻んだカマボコを入れたりした結果、もう少し統一感が欲しいが、その点は今後進化していく可能性は十分にある。
また、直接カンケーないとはいえ、メンマの扱い等に「麺屋しゃかりき」の濃厚魚介つけそばと共通するものを感じてしまうのだが、いずれにせよ、丹後にこれだけのつけ麺を食べさせてくれるお店が現れたことを素直に喜びたい。
....つけ麺をいただいたあと、丹後某地でこの日の所用を済ませた後、同店の夜営業の部に再訪し「あっさりホタテの塩ラーメン」を注文。
やがて現れたのは結構白濁したスープの、魚介の香り高いラーメン。

あっさりとしていながら、焦がしネギ、刻んだ青ネギ、刻んで水に晒したタマネギ、オプション別皿の刻み大葉...とあいまって、なんとも豊かな味わいを持ったスープ。

水に晒したタマネギのシャクシャク感を味方にしたスープは、店主が修行したという千葉県のラーメン文化に息づくものであろうと思うが、これがまた美味い。

さらに「ホタテの」の所以だが、具にホタテ貝がドンと乗っているというような安直なものでなく、スープの底に干したホタテ貝柱を割いたものを忍ばせ、じわっとホタテの旨味をスープに加えようとするというもので、このスープがまさにアッサリとしながらとても美味い。
つけ麺では少々醤油ダレの漬け込みが強く感じられたチャーシューだが、薄切りにしてラーメンに載せると、しっとりとしていい感じになる。
またモッチリした中太麺がまたこのスープに非常に良く合う。

と、カナリの実力をもったお店が与謝野町にオープンしている。
ところが、地元のお客さんには、魚介出汁を含んだスープが「魚臭い」と評されることもあるようだ。
丹後の方では、うどん・そばのツユに魚系のダシは当たり前でも、ことラーメンに魚出汁...となると、食べ慣れないゆえの抵抗感があるのだろうか。
しかし店主には、そのあたりのへんについて、ぜひ信念をもって突き進んでいって欲しいところである。

ともあれ、「あっさりホタテの塩ラーメン」、私が今年出会った中では、もっとも心を動かされたラーメンであった。
ということで、丹後にお出かけの際にはゼヒ!なお店である。
そういえば、かの先達は、こういうお店に「厳選激旨」の太鼓判押していたっけ...。
すでに何人かの先達ラヲタブロガーがレポートを上げているところなので、ラーメン好き諸兄にはある程度知られた存在になりつつも、世間にはまだ広範に知れわたるところではないと捉え、先を進めよう。
まず気になるところとして、
「京都千丸 麺屋しゃかりき」のパロディではないのか?ということ。
コレについては、直接関係ないそうだ。


まずはつけ麺を注文。「茹で時間が少々かかりますが宜しいですか?」と店主。
「宜しい。」と答える。その間、5~6分ぐらいだったかな?
メニューの裏側には、その茹で時間のことに加え、つけ麺というもの、食し方についても説明が書いてある。
思えば数年前、インターネットでラーメンのことをいろんな方とやり取りするようになった頃の私は「つけ麺って何?」と思っていて、初めて「つけ麺」というものを食べた時には麺とつけ汁の温度差に違和感を覚えたものだった。その後、心ある何人かの店主達の努力により、関西につけ麺というものが浸透していった経緯があり、そうした中で自分もつけ麺の魅力を理解することができたのだと思っている。
店内のスタッフが、客につけ麺を提供するとき、予め徳利にいれたスープ割用の魚介ダシについて説明するよう教育している点も含め、ここ丹後の地に於いてその啓蒙に取り組まんとするチャクリキの姿勢を感じる。

100種類超バリエーションの生中華麺を取り揃える東京都東久留米市にある麺屋さんである。



チャーシューはこのつけ汁に対しては、醤油ダレの染み込みが強かったり、メンマの味付けがつけ汁の味わいの中で独特の主張を持っていたり、見た目への配慮か、刻んだカマボコを入れたりした結果、もう少し統一感が欲しいが、その点は今後進化していく可能性は十分にある。
また、直接カンケーないとはいえ、メンマの扱い等に「麺屋しゃかりき」の濃厚魚介つけそばと共通するものを感じてしまうのだが、いずれにせよ、丹後にこれだけのつけ麺を食べさせてくれるお店が現れたことを素直に喜びたい。
....つけ麺をいただいたあと、丹後某地でこの日の所用を済ませた後、同店の夜営業の部に再訪し「あっさりホタテの塩ラーメン」を注文。
やがて現れたのは結構白濁したスープの、魚介の香り高いラーメン。



つけ麺では少々醤油ダレの漬け込みが強く感じられたチャーシューだが、薄切りにしてラーメンに載せると、しっとりとしていい感じになる。
またモッチリした中太麺がまたこのスープに非常に良く合う。

ところが、地元のお客さんには、魚介出汁を含んだスープが「魚臭い」と評されることもあるようだ。
丹後の方では、うどん・そばのツユに魚系のダシは当たり前でも、ことラーメンに魚出汁...となると、食べ慣れないゆえの抵抗感があるのだろうか。
しかし店主には、そのあたりのへんについて、ぜひ信念をもって突き進んでいって欲しいところである。

ということで、丹後にお出かけの際にはゼヒ!なお店である。
そういえば、かの先達は、こういうお店に「厳選激旨」の太鼓判押していたっけ...。
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あっさりも食べたくなっちゃいました!