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山安水産 本店@鳥羽市浦村町

今回の三重ツアーの、主たる目的地に到着。そこは、おおよそレストランとか食堂とかそういった「客に食事を提供する施設」の姿はなく、ちょっと見慣れない設備がある漁港のような場所。つまり、牡蠣養殖場に面した...というより、まんま牡蠣養殖場の一角といっていいような場所だった。
1トントラックの荷台には養殖場から上げたばかりの、汚れのついた牡蠣が無造作に積まれている。
そのむこうに、仮設のバーベキュー場みたいな賑わい。立ち込める煙。ここが「山安水産 本店」。
...三重県鳥羽市浦村町界隈には、あちこちに数多くの「カキ小屋」が立ち並ぶが、お店によって料金はもちろん「80分間食べ放題」とか「海が見えるテラスで...」とか「酒類持込可」とかいうシステムはまちまちだそうな。そんな中、「牡蠣食べ放題・時間無制限・牡蠣ご飯&牡蠣味噌汁付き・他の食材飲料持込OK」で、お値段2000円ポッキリというのがココ。広い道から離れて狭い道を入った奥まった場所であること、施設としてご飯と味噌汁を調理できる以外の厨房的な施設はないことから持込可となっているようで、まあ、牡蠣が好きな人なら、もう堪らない場所だ。
「猛烈に、煙い」のを覚悟して行くべし、とのことだったので、我々は防塵ゴーグルを持参とともに装着。
なぜなら、網焼きの燃料は炭ではなく、薪。というより、廃材の柱とか、そういう木が燃料。だから煙の出方は猛烈。ゴーグルは正解だった。それから、実際行ってみてわかったのは牡蠣のニオイ以上に焚き火ならではの薫香が衣服にまとわりつくので、そのことを見越したファッションで赴くべしであること。(だから、とんでもなくダサいカッコで行きました。いや、いつもダサいかもしれませんが)
プラスティックの平皿、牡蠣ナイフ、割り箸、軍手はお店の方で用意してくれる。
食べ放題2000円の牡蠣は養殖場から上げてきたのをざっと洗って汚れを落としたところをカゴに詰めて渡される。コレが1杯目。どれだけ食ってもいい。どれだけおかわりしてもいい。
火を熾して、おもむろに牡蠣を焼き始める。それ相応の火力の確保が要る。そこはそれ、キャンプなんかでの焚き火経験がモノをいう場面でもある。今回、網の上には何も考えず無造作に牡蠣を置いたところから始めたが、達人の域になると火の中心を囲むように丸く配置すると、いい感じで焼き上げることが出来るそうだ。
貝殻の中がグツグツしながら湯気を上げ始めたら食べごろかな。少々焼きすぎても、かえって牡蠣の旨味が濃くなって美味い。殻を剥くのもちょっとした経験値はいるがやがて慣れる。養殖場から揚げたての牡蠣の、焼きたてアツアツほくほくのところをなにもつけずにいただく。牡蠣そのものが、たまらなく豊かな旨味を含んである。美味いとしか言いようがない。このあと、ぽん酢で、レモン汁で、と、持ち込んだ調味料であれこれと楽しむ。
中には、カニの子がちゃっかり隠れ家にしていた個体も。
さらに、一度焼きあがった牡蠣を剥いたところにオリーブオイルをたらし、唐辛子とチューブニンニクを添えてさらに焼網に置き、アヒージョにして食うと、さらに、堪りません。(私はニンニクヌキにしましたけど)
さらにだ。道中の地元スーパーマーケットで友人が仕入れた「伊勢どり」モモ肉の見切り品。
これにジックリ火を入れる。
塩胡椒して格安の地鶏モモ肉炭焼き完成。堪りません。
しこたま食って、さらに牡蠣ご飯と牡蠣味噌汁。中にはもちろん、牡蠣の身が。堪りません。
そんなこんなで、一カゴはさらっとさらえ、このあと二カゴめを追加。
今回の私はハンドルキーパーだったので、ノンアルコールでの参加だったが、メンバーにはしこたま飲んでいただいた。やがて、トナリのテーブルのトヨタ・ハチロク&スバル・BRZのクラッチに関わる仕事や的矢の「旅館 橘」の御曹司 だという人がメンバーにいるを若い人たちとの合同パーティーみたいになってきた。そして、彼らの焼き網のおける工夫の豊かさには感心した。アルミ皿やスキレット等も持参し、単に牡蠣のみならず、もはや「焼き牡蠣食べ放題のバーベキュー場」としてこの場所のまさに使いこなしている感。いい勉強をさせていただいた。ココは、また是非、訪れてみたい。
山安水産 (魚介・海鮮料理 / 鳥羽市その他)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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