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べじらーめん ゆにわ@枚方市楠葉:べじらーめん
季節の変わり目ということで、ちょっと服でも買いに行こうと、今日は久々に家族総出でクルマで出かける。して、宇治大久保や久御山周辺をあちこち物色しているうちに、お昼時となる。
で、なんとなく昼メシは外食で...ということになり、特に選ばなければ周辺に食べに行けるラーメン店はゴマンとあるのだが、折角だから、なんか面白いモンを食べてみたい...で、ケータイで"Ramen Buzz"のGPS現在地対応ランキングをのぞいてみたら、たまたま引っ掛かったのが、去る10月16日に開店したばかりという新店だった。
大阪府枚方市楠葉...大阪府といえど、その辺りは八幡市男山から西にちょっと向かえば気づかないうちに府境を通り越しているような、そういうところである。駐車スペースがあるのかどうか、未確認のままに赴いたのだが、お店から少し離れたところに専用の駐車場が4台分確保されていた。
お店の場所及び、駐車場の具体的な場所については、上記画像の通り。なお、上記画像の中心を通る、京阪樟葉駅から東に伸びる道路については、京都方面からだと、国道1号線「八幡中代」交差点を右折したのち、まっすぐに西進したところとなる。
で、クルマを駐車場に停めて、ちょっと歩いてお店に向かう。すると店舗のトナリには全く同名の店舗がある。もともとは「元気食堂 ゆにわ」というお店があって、やがてそれが「御食事 ゆにわ」になり、さらにこのたび隣接する物件で新たにラーメン専門店をはじめる運びとなったようだ。
扉の向こうには、ちょっとした「隠れ家」的な趣きを持たせた「廊下」が。さらに進んだところにある引き違いの扉を開けると、こんどは食券販売機があらわれる。
多数あるボタンのうち、有効なのは6つだけ。きわめて潔いメニュー。
食券販売機のすぐ右側に、それぞれのメニューについて、画像と簡単な説明のある「お品書き」がある。混んでさえいなければ、コレをじっくりと見て決めるのもよいだろう。
店内、カウンター席のみの、きわめて上質で大人びた佇まいの空間。
やがて、注文した「べじらーめん」到着。
見た目の第一印象、「極めて、地味。」加温野菜のアンカケに、糸唐辛子でわずかばかりに見栄えを繕ったのみ。肉も、魚も使わない。だから当然、チャーシューなんか、あるわけない。
以下、思ったままに書く。
ホネダシ、ニクダシ、サカナダシは一切使わず、昆布と干椎茸と野菜の出汁のみの味をととのえ、さらに積極的な無化調だというスープ。
そのひとくち目、「頼りない」感じは予想の上をいく。
最初はほんとうに「ハァ!?」というような味。
ところが、ちょっとカレーのような感じもある香味油の複雑な香ばしさとともに、つねひごろに味わう動物系と魚系を主とするラーメンとは全く別次元の、独特な美味しさがあることに気づく。
そして、最初の「ハァ!?」が、やがて、「へぇ~。」に変わって行く。
全粒粉の麺は、高倉二条系列で味わうようなあの「蕎麦」っぽい味わいや食感とは全く異なる、ちょっとモッサリとしてブヨンとした弾力性のある中太麺。果たして、コレがベストなのか?....スープと同様に独特な世界。コレはコレで面白い。
...丁度、デビューしたばっかりだった20世紀当時の、4ドアセダン型トヨタ・プリウスのような印象を受けた。つまり、「現時点で、素晴しい出来と思える。同時に、新しいものゆえに今後の伸びしろにも期待をしてしまう」ということ。
食べ進むに従い、テーブルにあるネギ油→ラー油(画像左の小さな壷にはいっているやつ)→カレーオイルの順番でスープに加えて、味に変化を付けるとよいと説明を受ける。なお、ねぎ油とカレーオイルについては、フタがスポイトになっており、柔らかいゴム製の先端部分をつまんで適量を吸い上げて、スープにかけるという、まるで理科実験室みたいな容器であることも面白い。が、これは単に面白さを求めたものではなく、香りをとっ散らかせてしまわないよう配慮した結果であろう。実際にそれぞれの油を少しずつ加えていくと、最後まで飽きることなくいただける。もちろんそれぞれの油は自家製であり、殊にラー油については、買って帰りたくなるほどに香りの高く冴えたすばらしいものだった。
スープの底には、豆やら種やらいろんな素材を挽いて使っていることがうかがえる粉状のものが残る。丁度、京都伏見の大黒ラーメンのスープが「アタリ」の時にあらわれる骨粉のようである。
と、いうことで、最終的には、どこか「カレー」的な味わいに支えられたつくりのラーメン。
繰り返すが、動物系由来の出汁が柱である一般的な「ラーメン」の範疇にある味わいを期待して食べると、とんでもない肩すかしを喰らうことになる。が、逆にそれは「動物系&魚系の出汁を使わず、まったく新しい美味しさを追求してみました」という点で、極めて面白い「味わう楽しみ」をもつ一品だと感じた。
今回、「食べたことない味で、面白いね!」と、家族のウケも極めてよかった。今度はゼヒ、カレーも食べてみたいもんだ。
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【べじらーめん ゆにわ】
お店HP
11:30~15:00 17:30~20:30
金曜日定休
072-856-1223
大阪府枚方市楠葉美咲3-12-6 美咲ハイツ1階
P:4台
で、なんとなく昼メシは外食で...ということになり、特に選ばなければ周辺に食べに行けるラーメン店はゴマンとあるのだが、折角だから、なんか面白いモンを食べてみたい...で、ケータイで"Ramen Buzz"のGPS現在地対応ランキングをのぞいてみたら、たまたま引っ掛かったのが、去る10月16日に開店したばかりという新店だった。
大阪府枚方市楠葉...大阪府といえど、その辺りは八幡市男山から西にちょっと向かえば気づかないうちに府境を通り越しているような、そういうところである。駐車スペースがあるのかどうか、未確認のままに赴いたのだが、お店から少し離れたところに専用の駐車場が4台分確保されていた。
お店の場所及び、駐車場の具体的な場所については、上記画像の通り。なお、上記画像の中心を通る、京阪樟葉駅から東に伸びる道路については、京都方面からだと、国道1号線「八幡中代」交差点を右折したのち、まっすぐに西進したところとなる。
で、クルマを駐車場に停めて、ちょっと歩いてお店に向かう。すると店舗のトナリには全く同名の店舗がある。もともとは「元気食堂 ゆにわ」というお店があって、やがてそれが「御食事 ゆにわ」になり、さらにこのたび隣接する物件で新たにラーメン専門店をはじめる運びとなったようだ。
扉の向こうには、ちょっとした「隠れ家」的な趣きを持たせた「廊下」が。さらに進んだところにある引き違いの扉を開けると、こんどは食券販売機があらわれる。
多数あるボタンのうち、有効なのは6つだけ。きわめて潔いメニュー。
食券販売機のすぐ右側に、それぞれのメニューについて、画像と簡単な説明のある「お品書き」がある。混んでさえいなければ、コレをじっくりと見て決めるのもよいだろう。
店内、カウンター席のみの、きわめて上質で大人びた佇まいの空間。
やがて、注文した「べじらーめん」到着。
見た目の第一印象、「極めて、地味。」加温野菜のアンカケに、糸唐辛子でわずかばかりに見栄えを繕ったのみ。肉も、魚も使わない。だから当然、チャーシューなんか、あるわけない。
以下、思ったままに書く。
ホネダシ、ニクダシ、サカナダシは一切使わず、昆布と干椎茸と野菜の出汁のみの味をととのえ、さらに積極的な無化調だというスープ。
そのひとくち目、「頼りない」感じは予想の上をいく。
最初はほんとうに「ハァ!?」というような味。
ところが、ちょっとカレーのような感じもある香味油の複雑な香ばしさとともに、つねひごろに味わう動物系と魚系を主とするラーメンとは全く別次元の、独特な美味しさがあることに気づく。
そして、最初の「ハァ!?」が、やがて、「へぇ~。」に変わって行く。
全粒粉の麺は、高倉二条系列で味わうようなあの「蕎麦」っぽい味わいや食感とは全く異なる、ちょっとモッサリとしてブヨンとした弾力性のある中太麺。果たして、コレがベストなのか?....スープと同様に独特な世界。コレはコレで面白い。
...丁度、デビューしたばっかりだった20世紀当時の、4ドアセダン型トヨタ・プリウスのような印象を受けた。つまり、「現時点で、素晴しい出来と思える。同時に、新しいものゆえに今後の伸びしろにも期待をしてしまう」ということ。
食べ進むに従い、テーブルにあるネギ油→ラー油(画像左の小さな壷にはいっているやつ)→カレーオイルの順番でスープに加えて、味に変化を付けるとよいと説明を受ける。なお、ねぎ油とカレーオイルについては、フタがスポイトになっており、柔らかいゴム製の先端部分をつまんで適量を吸い上げて、スープにかけるという、まるで理科実験室みたいな容器であることも面白い。が、これは単に面白さを求めたものではなく、香りをとっ散らかせてしまわないよう配慮した結果であろう。実際にそれぞれの油を少しずつ加えていくと、最後まで飽きることなくいただける。もちろんそれぞれの油は自家製であり、殊にラー油については、買って帰りたくなるほどに香りの高く冴えたすばらしいものだった。
スープの底には、豆やら種やらいろんな素材を挽いて使っていることがうかがえる粉状のものが残る。丁度、京都伏見の大黒ラーメンのスープが「アタリ」の時にあらわれる骨粉のようである。
と、いうことで、最終的には、どこか「カレー」的な味わいに支えられたつくりのラーメン。
繰り返すが、動物系由来の出汁が柱である一般的な「ラーメン」の範疇にある味わいを期待して食べると、とんでもない肩すかしを喰らうことになる。が、逆にそれは「動物系&魚系の出汁を使わず、まったく新しい美味しさを追求してみました」という点で、極めて面白い「味わう楽しみ」をもつ一品だと感じた。
今回、「食べたことない味で、面白いね!」と、家族のウケも極めてよかった。今度はゼヒ、カレーも食べてみたいもんだ。
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お店HP
11:30~15:00 17:30~20:30
金曜日定休
072-856-1223
大阪府枚方市楠葉美咲3-12-6 美咲ハイツ1階
P:4台
べじらーめんゆにわ
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コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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あったあった!
お江戸の方でも、赤坂にあった「リュウキュウアーユーを食べる会」は閉店したけど、ニコタマのお店が残っているみたいですねぇ。アレはアレで、美味いもんでした!
昨日ゆにわに行ってきたのですが、メニュー自体がかなり増えていますよ。ゆにわラーメンはスパイシーラーメンと名前を変え、カレーラーメンや醤油ラーメン、味噌ラーメン。さらにつけ麺jに油そばなどもありました。
私はスパイシーラーメンを食べたのですが、「頼りない感じ」はなかったですね。多分以前よりも改良されていると思います。
私的にはかなりこの辺りでは上位に位置するラーメンでした。
ただコスパがちょっと・・とは思いますけどw
私が訪れたのが昨年10月末ですから、その後さらに進化しているのかも知れませんね。