裏あっぱれ屋「豚CHIKI SHIOラーメン」（3/19【速報】本日の「裏あっぱれ屋」からの追記です）

去る3月8日に告知されたこの日の限定ラーメン夜営業に行ってきた。
あっぱれ屋としては初めての夜時間帯での臨時営業であり、あっぱれ屋初の限定ラーメンであるため、コレは相当に混雑するだろうと予想し、ポール・ポジション奪取を狙って15時30分にお店に到着。
しかし、すでに先客４名様のグループが。（スゴイ！）ハナシによれば「裏あっぱれ屋」の情報を聞きつけ、はるばる静岡からやってきたという。（このあとも関西圏よりも遠い県外クルマ、多数。）
その後、この日の開店待ちは時系列で...
15時35分　8人
16時すぎ　30人
16時12分　駐車場　満車（障害者スペース以外）
16時13分　障害者スペースも埋まる
16時53分　約70人
17時22分　開店待ちの行列、店舗周囲を一周する。概ね100人程度か？
となり、公称開店時刻18:00より若干早めに開店。
なお、開店待ちの間にはお店側からのアンケートとともに、上掲画像のように「裏あっぱれ屋」ステッカーが配付された。

３月８日の告知のとおり、この日は限定ラーメンのみの営業。
お店スタッフは（いつものように）開店前に行列に並ぶお客に普通盛・大盛のサイズ、ごはんもの等の注文を可能な限り事前に聞いておき、出来得る限り待ち時間を短くするよう、テキパキと動く。

「本日の おしながき」
私は「豚CHIKI SHIOラーメン」を普通盛で、オプションのトッピング等はナシで注文。

まずやってきたのは「具の三種盛」。左からキャラメンマ、拍子木切りのレアチャーシュー、味付玉子。

オプショントッピングを頼んでないのに、ラーメンの前に具の別盛りがやってきたので、アレ？と思ったが、今回はこの具の別盛りはオプションじゃなく標準だった。
「キャラメンマ」とは、つまりキャラメル状（といっても実際のキャラメルよりは大きいサイズである）のメンマであり、味付けはいつもより若干甘めの方向に振ってあった。この日はオプションで提供されていた「通常めんま」とは形状の違いから、食感もいつもとはまた違っていて面白い。真ん中のレアチャーシューは、いつもは4～5mm厚のスライスで提供されるものを拍子切りにしたもの。味付玉子は...上にジュレ（ゼリー）状のものが載ってるぞう...。

ほどなくして、本日の限定ラーメン到着。これで本日の「豚CHIKI SHIOラーメン」の全容となる。画像のとおり、ラーメンの方にも豚バラレアチャーシューと豚ロースレアチャーシューが盛られていて、ラーメンの姿だけを見ればずいぶんシンプルだが、スープに浸さない別盛りの具はお酒のアテのように具だけで味わっても美味しいし（むしろ別盛りを積極的に希望する声も以前からあるし）、もちろんスープに絡めて味わっても良い。また、標準の具が別盛りなら、オプショントッピングの多い注文の時にラーメンの上に具を置く余裕ができる..ということからこのような形をとったのだろうと推察する。

さて、スープ＆麺である。あっぱれ屋初の鶏100％白湯、ひとくち目に鶏の濃厚な味わいがグッとやってくる。あっぱれ屋らしく、動物系のネガティブなところは一切感じさせない。逆にそれは「ある種の荒々しさも味のうち」と感じる趣向を持つ人にはスマートに過ぎる味だったかもしれない。
麺はいつもの「ハーフ・フェトチーネ」みたいなあの麺よりは若干細めの刃で切り出したとのことで、食感もいつもよりはちょっとソフトな方向にふったストレート麺。詳しいことは知らないが、使う小麦粉もいつものヤツとは違うもので製麺したのかな？あっぱれ屋としては細めだが、ますたにの系譜や第一旭等の一般的な京都ラーメンの系統に比してはずいぶん太いものであり、テロテロなヤワさとかそういうものではなく、麺としてのコシや弾力性はしっかりした中で若干やわらかめに振ってある、ということである。スープとの相性も考慮したのだろう。
いずれにしても「いつもとは、ちょっと違う」ところがポイントであり、この「いつもとは、ちょっとちがうあっぱれ屋」がどれだけ「食べたい感」を掻き立てるものか、「あっぱれ屋」の味を知る人には想像に難くないことだろう。

別盛りの具は単体で味わい、またスープに浸して味わい...と、それぞれをトコトン楽しむ。
そしてカツオ風味のをジュレ（ゼリー）状にしたものを上に載せ、そこに木の芽を添えた「味付玉子」。もともと洋食出身だという店主、仙度さんらしいセンスを感じた。これがまた、スープとともに味わって非常に美味い。これまでにラーメンとしては味わったことの無い世界だった。
総合的にみて今回のラーメン、シンプルにいえば「こくまろ塩・チキン味」といった趣きのラーメンということになるのかな？お店としては初めての限定ラーメンにあたり、濃厚動物系を基調としたものだったが、レギュラーメニューの味を知る者にとっても、とても楽しめる味わいであった。
そして、先日告知があったように、今回の初限定夜営業の売上金は、その全額を日本赤十字社を通じてこの度の東北地方太平洋沖地震義援金として寄付される。

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【俺のラーメン「裏」あっぱれ屋】
　2011年３月19日
　18:00～売り切れまで
　京都府城陽市奈島下小路11-34
　Ｐ：30台
　店主ブログ