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若竹食堂@福井県越前市深草:中華そばセット
この土日、チャンスが出来たので一泊二日で福井方面に出かけてみた。新進気鋭のこだわりラーメン店は福井にもたくさんあるとは承知しているが、長い歴史を持つノスタルジックな食堂系の中華そばが食べたくなり、色々調べているとJR武生駅の周辺にはその手のお店が点在していることが分かってきた。
実はココにやって来る前にアタリを付けておいたお店が一軒あったのだが、そのお店の駐車場は高さ制限があるらしく、背の高いキャンピングカーは置くことが出来ないようだった。一方、こちら若竹食堂の駐車場は前のアプローチが若干狭いが、このようにして枠の中にクルマを収めることが出来る(これがキャンパー厚木製キャブコンの強みでもある)。
お店に着いたのは13時を少し過ぎようとしていた時間。にもかかわらず店内は地元のお客さんで満席。玄関を入ったところにある待合席にてしばし待つ。
店内はこんな感じ。二人掛けと四人掛けテーブル席で、カウンター席はナシ。
玄関の所からは扉を隔てて厨房の様子もよく見える。...ということは、厨房側からもお店入口の様子が分かるってことだよな。
2席ある待合席のところにはメニュー表がさりげなく置いてあって、あらかじめ何を注文するか検討できるようにしてある。中華そばをはじめ、うどんのたぐい、丼物、定食等々いろいろあるにはあるが、満席の店内でお客さんがお召し上がり中なのは、すべてが中華そばだった。またこのお店、入る前からいかにも中華そばといった良いカホリが立ちこめているので、やはりそそられてしまう。でワタシは中華そばセットを、同行者は中華そばを単品で注文することにした。
待合席の傍らには、こんなポスターが貼ってあった。コレに依れば、「たけふ駅前中華そば」という定義があるらしく、
☑JR武生駅からチャリンコで11分以内(10分ではなく11分というところが微妙)
☑「中華そば」または「中華」と明記
☑スープが透き通っている
この三つをクリアしていることがその条件であるらしく、調べてみるとJR武生駅周辺の中数店舗が該当するらしい。(以前は二十店強あったようだが、数店舗が既に閉店している様子)思うに、かつて「麺通団」が巻き起こした讃岐うどんブームにあやかって、2011年頃に街興し的に始まったものであろう。しかし、実は今回の旅で訪れてみるまでシランカッタですわワタシ。
待つことしばし、やがて、奥の座敷席に通していただいた。大きなハウスの胡椒缶が存在感を放っている。
お手洗いの前のところに手洗いが出来る水栓あり。
座敷席の壁に、武生西小学校2年生が作った壁新聞?が貼ってあった。
やがて出来上がって運ばれて来た中華そばセット。唐揚げは後から遅れてやって来るらしい。
お店の外から感じていたとおり、まず、カホリがイイ。スープの味わいはいわゆるお懐かし系のアッサリ味で、鶏の旨味や昆布の風味が、決して突出しているわけではないけれど、ジワーと来る。そして面白いのは一杯の中華そばの中にハムとチャーシューが同居している点。スープの中で、ハムはハムならではの、チャーシューはチャーシューならではの味わいが感じられて、同時にこの対比を味わうことが出来るようになってるって、コレは案外有りそうで無いヤツだw
麺は御覧の通りの細目ストレート。コチラのサイトに依れば自家製麺だとか。表面が少しトロっとした感じがあって、モチモチ感もある。京都によくある低加水麺とはずいぶん違う食感が、またイイ。
そしてセットのご飯とお漬物。偶然なのかいつもそうなのか、ご飯はかなり水分多めでかなり柔らかく、お歳を召された方向けチューンなのかしら?ひっさしぶりにヤワーいゴハンをいただいた。キュウリとタクアンは鮮やかな色合いにして糠漬けの風味がしっかり感じられる塩み強めのもの。
後からやって来た唐揚げ。細切りキャベツにマヨネーズを添えて。サイズ的にはチト寂しいかな。
ともあれ、決して何かが突出しているわけではないけれど、ちゃんと、しっかり美味い中華そばは想像していた以上に美味だった。そして嫌な後味が口の中に長く残ったりしないのも特筆しておきたいところだった。というわけで、初めて味わう「たけふ駅前中華そば」、なかなかよろしおしたどすえ。
若竹食堂 (食堂 / 北府駅、たけふ新駅、武生駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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