京都千丸 麺屋しゃかりき＠千本丸太町

午後から南丹市方面に出張。
そういう時には「ぱこぱこ日本一」に寄りたいところだが、この日はあいにく月曜、ぱこぱこは定休日。
そこで、特に意中のメニューがあるわけでもないままなんとなく「しゃかりき」へ。MTGつけ麺はもう終わっているし、サミット和え麺は夜限定だし...いつの間に作ったのか、「和え麺サミット」の立派なポスターを恨めしく眺めながら何にしようかと思案しつつ、限定メニューの掲示を見ると....

「夜（18時～）のみ」の文字がビニールテープかなにかで隠されている。
昼でも注文可にしたようだ。

実は、食べてみたかったのはコレ。で、迷わず注文。

して、しゃかりきのサミット和え麺「油そばニンニク味噌味」登場。
太麺に極太メンマ、包丁を入れたチャーシュー、その下に刻んでいないチャーシュー、ニラ漬け、ピーマン、シャクシャク白ネギ、ニンニク、そこに独特の濃厚な味噌ダレ。見た目、かなり豪快。汁がないのになぜか付いているレンゲは....食べる前に鉢の中ですべてを「和える」時、スコップの役割を果たすわけだ。

というわけで、食べる前には見るも無惨な状態にまで混ぜる。こうすることで、釜揚げ状態の温い１２番手のぶっとい麺とアブラと味噌ダレ、ニンニクの強烈な刺激が絡み合い、えも言われぬ美味さとなる。その途中、極太メンマのバキボキ、しっとりとしていながら肉に齧りつくような感覚で味わうチャーシュー。ふっと現れては苦味を口に残すピーマン。
強いキャラクターが束になってかかって来る感じはなるほど「ジャンキー」だ。そういうジャンキーな味ながら、食べ終えたあとには口のまわりにその旨味がいつまでもしつこくまとわりつかないところはサスガだ。

中盤まで食べたところで、生玉子を追加し、黄身をつぶさず白身だけを十分に撹拌して麺に垂らす。
そして、麺の上で黄身を割ったところで、そのトロトロ具合をズゾゾと下品にかっ込む。
よく出来た釜玉以上の愉悦。
以前に食したタンポポやいいちょの和え麺もなかなか面白く楽しめる一品だが、しゃかりきの和え麺には、すでに和え麺サミット以前から、試行錯誤を繰り返して来た経験値がモノをいう感がある。
食べるなら、食後のニンニク臭は覚悟で行くこと。