京都らー麺 一喜蔵@南丹市園部町御園町:名物 和風豚骨こくまろ&お昼限定和風チャーハン

ちょっと久しぶりのソロツーリング。園部方面に兼ねてから気になっているお店があったのでそこを目的地に京都縦貫は使わず、R9も老ノ坂を越えてからはなるべく避けてなるべく旧道を選んでゆっくりと走る。

開店30分前に目的地着。スマホのナビによればここで間違いないはず。以前にチャクリキからの帰りにも「下見」して確かめている。しかし、カンバンなりノボリなりといった、ここにラーメン屋さんがあると思わしめるアイテムが何もない。あれ?もしかして閉店!?いやいや、とりあえず開店時刻まで待ってみよう。

30分を少し過ぎて後、ノレンが上がった。どうやら日よけ幕もノレンとともに毎日出し入れしているらしく、これだと営業していないときにはお店の存在がまるで確認できないことになる。まあそのあたりは店主の考え方もあるのだろう。

店内、オープンキッチンをカウンター席が囲む。「おしながき」には二種の和風豚骨が。開店当初はこの二本から始めたのだろう。

何気に裏側を見てみる。と、裏メニューとしてアホホドカライヨな「こく赤」とか三種の担々麺バージョンとか。

さらに壁のところに杯数限定のつけ麺・味噌や季節限定の冷製トマトつけ麺(もう終了したみたいだけど)とかとか。なんかあっちこっちにメニューが散らばっている感じ。

さて、なににしようかとしばし迷いつつあちこちにあるメニューを眺めていると、店主は無言で私の前にスタンドに挟んだ一枚のメモを置いた。「お昼限定和風チャーハン(半チャーハン)」ですか。何も言わずにコトっと置くところに、背中に「笑顔請負人」と書かれたTシャツを着ながらも、もしかしたらこの人、けっこうシャイなタイプなんじゃなかろうか?と、こちらも敢えて言葉はかけずに黙って人間観察。

で、注文は「名物 和風豚骨こくまろ(要するにこのお店の基本的なラーメンと思われる)と、何も言わずにコトっと店主がメニューを置いた「お昼限定和風チャーハン(半チャーハン)」にした。

そうそう。店内には別室として製麺室が設えてあり、自家製麺で頑張っている様子がうかがえる。

そして、やってきました和風豚骨こくまろ。700円という価格に煮玉子はオプション扱いせずデフォルトで一個分をのせてくるあたりの気前の良さ。スープはけっこう泡立ってかなり濃潤そうな期待感をもたせる。調理の様子を見ていると「和風」とは豚骨スープにちゃちゃっと魚粉を加えることでその風味をもたせている様子。麺の茹で時間は35秒。(自分で観察しながら測った)

スープの味わいはけっこう豊かで無化調をうたいながらこのレベルはなかなかのものだと思う。と同時に魚粉パッパの「和風」でなく、純粋な豚骨でぜひ味わってみたいスープでもある。なんだか、ストレートな味わいを婉曲するためのツールとしての「和風」という気がしてならない。そして、早茹で細麺はスープをよく引き上げてくれるんだけど、自家製麺でやってるんなら、早茹での細麺に留まるのでなく、麺だけでもぐっと主張してくるようなモノを作っちゃる!みたいな意欲を感じさせてくる麺を期待したい。現状も、いろいろ考えての結果なのかも知れないけどなんだか「豚骨は、細麺でしょ」みたいな考え方にとらわれているような気がした。

婉曲としての「和風」は、チャーハンにおいてもそうだった。すりゴマや水菜、刻み海苔、紅ショウガで飾り立てて「和風」と称するよりも、チャーハンそのものをホクッとパラッと仕上げてほしい。

今回、辛辣な書きぶりをしてしまうが、それはこれからどんどん進化していきそうな伸び代を感じるからだ。

本題とは関係ないが今回のツーリングでは思いのほか多数の琺瑯看板に出会えた。

 


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【京都らー麺 一喜蔵】
11:30~14:00
18:00~21:00
第2週の月・火曜日 第4週の月・火曜日 定休
080-6127-1930
京都府南丹市園部町美園町4号16-59
P:あり 

一喜蔵ラーメン / 園部駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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