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宮田麺児@東心斎橋1丁目:T2G-雪解け&JF-100

師走である。
この度、実家方面から、毎年買えどもなかなか当たらない宝くじに業を煮やし、実は一番当選確率の高いイニシャルである私が一番当たりくじの出ている売り場に行って、当選確率の高い番号群を、大安吉日の午前中に買ってこい!との指令が出たので、バイクで一路大阪へ。
日曜だからか、単なる偶然なのか、この日の大阪市中心部は、案外車が少なくて走りやすかった。

で、指令のおつかいを終えた後、この日現在のRamenBuzzで全国4位、大阪府1位だったということをきっかけに「宮田麺児」へ。もちろん初訪である。

漫才師「シャンプーハット・てつじ」の店で、すでに有名なつけ麺の専門店。
それなりの行列を待つ間、店先にある掲示物を眺めてはしばし時を過ごす。面白いのは、麺についての解説はいろいろあれど、つけ汁については何も書かれていないこと。今回、バイクに乗ってひとりで訪れたが、このお店に限っては、とにかく2人連れで来たほうがいいようだ。ワケについては、そのメニュー構成に、ある。

その麺には、レギュラーメニューとして三種の麺があり、
「真っ白なワンピースを着た女性」をイメージさせる「T2G」、
内麦...つまり、国内産の小麦による平打ち麺の「JF100」、
さらに、バクガが香る太麺「NB50」を選ぶ、というのがメニューにおける主な選択肢である。
言い換えると、この「麺しか選べない」メニュー構成こそが、このお店の特徴であり、面白い点であろう。さらに「T2G」については、「麺」の季節限定があるとのことで、「冬バージョン」は「雪解け」だそうな。

行列の順番がやってきて、押すボタンに迷う。本当は、どの麺もそれぞれに味わってみたい。だから、さきほどの「二人で三種」な訳だ。いや、むしろ季節限定の「雪解け」と、ノーマルの「T2G」も食べ比べするなら、4人で来て、4種の麺をシェアして味わう...というのが、もっとも効率的だろう。しかし、コレはすでにヲタク的な考え方であり、やはりそこは、仲睦まじい二人で三種の麺を楽しむというのが、このお店には一番似合うスタイルなのだろう。

せっかくだから、せめて2種類は味わってみたいを思い、冬限定の「T2G-雪解け」をメインに、「別麺」として「JF100」のボタンを押した。

やがて、行列の順番が訪れる。今回は、2階にあるカウンター席に案内された。階段の踊場には25kgの中華麺粉の袋がオブジェになっていた。昨日、新田辺の新店でも同じアイデアによる装飾を見かけたのは偶然だろうか?おそらく、このお店の麺を一手に引き受けている、千本丸太町からちょっと南にいって二条城寄りというか、京都府立朱雀高校の裏手にある麺屋棣鄂の工場から持ってきたものだろうと推察する。

出来上がりを待つ間、テーブルに置いてある「つけ麺のお召し上がり方」をしばし眺める。

やがて到着した注文の品。手前左にあるのが「T2G-雪解け」。奥に見えるのが「JF100」。こういう盛り付けで出すのなら、いっそ具は完全に別皿にしてしまったほうが、二種類の麺そのものの姿を同じように眺めて楽しむことができていいように思うが、そんなことを考えるのは一部のマニアだけかも知れない。

まずは、「TSG-雪解け」の麺から味わってみる。このお店のレギュラーメニューである「T2G」そのもの味わいや食感を知らないので比較はできないが、すすりこんだ時にビシッとしたコシともっちりとした弾力を味わってのち、歯で噛んでいくと、口の中で融けるようにやわらかく感じられるさまは、ナルホド「雪解け」だ。本来、「雪解け」とは、「冬」というより、「次に来る春」を想起させる言葉なのに、なんで冬限定の麺にそんな名前をつけたのかと思っていたが、食べてみてその訳がわかったような気がした。
味玉、穂先メンマはともどもに、味付け控えめの上品な仕事で、強烈な存在感を放つものではないが、却ってそのほうがいいと感じる存在感。麺をすする合間あいまにちょっと箸を伸ばしてみるのにちょうどいい感じ。

一方の平打ち太麺JF100。「T2G-雪解け」と一緒に味わってみると、コシ、弾力性ともにコチラのほうが感触的にははるかに強い...というか、麺の形状そのものも全く違うために、ふたつの麺の食べ比べが一度にできることが、食べていてコレほど面白く感じられるものなのかということをあらためて知った。
前述のように、ここ宮田麺児では「二人で三種」の食べ方を推奨している。もちろん今回の私のように、ひとりで行って、二種を食べ比べてもその面白みは楽しめる。が、カップルでワイワイ言いながらだと、それはなるほど確かに、相乗効果的な楽しさであろう。

これらの存在感が強い麺を支えるつけ汁は、いわゆる「ベジポタ」というヤツか、提供されるときには「ボンゴレ・ポタージュのつけ汁です」といって、目の前においてくれた。上の画像だけでは分かるものではないが、この中には煮こまれたトマト、器の底の方から結構多量の味付けされたミンチ(お店では「豚かす」と呼んでいる具材だそうな)が潜んでいる。どこか洋風の、なかなか奥の深い味わいで、個性の強い麺との相性も申し分ない。

食べ終わりの頃に「魚粉」を少しだけつけ汁に加えて魚介風味にアレンジしてみる。容器にも書いてあるように、ちょっとの量でも、結構効き目があるもんだ。その後、ほんの少し残ったつけ汁にはスープ割りをお願いし、魚ダシで割ってあっさりいただく。
全体的に値付けが若干高めの設定ではあるが、とりわけ仲のいいカップルで行くならば、他のお店とは違う、ココならではの楽しさがある。もちろん、今回の私のように一人で行っても全然構わないのだが、楽しみの幅という点では複数で行ったほうがゼッタイ面白いだろう。

なお、場所が場所だけに基本的には公共交通機関利用が一番便利だろう。因みに本日バイクだった私は、お店より北西に少し歩いたところにバイク専用の駐車場があったのでソコを利用した。駐車料金は60分100円だった。

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【宮田麺児】
公式HP
11:00~23:00
06-6243-1024
   年中無休
大阪市中央区東心斎橋1丁目13-5
P:近隣コインP利用

宮田麺児 つけ麺 / 長堀橋駅心斎橋駅四ツ橋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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