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らぁ麺くろき @大津市一里山2丁目:鶏煮干しつけそば&鶏煮干しらぁ麺

近所の公園はソメイヨシノがいよいよ見頃。
それはそうと、4月5日に大津の瀬田に突如として開店した新店に早速赴いてみた。
ノボリやノレンには「和だし鶏清湯」の字。白湯でなく清湯。滋賀では稀有。画像に人は写っていないがこれは後から撮ったもので、行った時には外待ちが出るほどの行列だった。皆さんどこで情報を得ているんだろう?開店前からこんな情報もあったし、やっぱり、ネットかな?
やがて行列が少し進み、店内待ちになった段階で食券購入。「鶏煮干」の「らぁ麺」と「つけそば」の他に、これらよりも高価な設定で「和だしかけそば」をやがて始めるらしい...と見て取れるボタン群。ごはん・漬物・カラーゲがセットになった定食も気になるところ。
今回、自分は「つけそば」、同行者は「らぁ麺」を注文することにした。
ご年配のご夫婦で営まれているようで、大将は厨房で専ら調理を担当。
客さばきにはまだちょっと不慣れな感じではあるが、なにせ始めたばかりだから仕方あるまい...というか、開店前に作業動線をあらかじめ整理しておくことをせずにいきなり開店した感じ。それでも開店後数日で随分進歩したとは滋賀寄りヲタどもの呟き等から聞こえていたけど。
店内、長方形の大きなテーブルをコの字状に三つ並べ、コの字に囲まれたところから奥さんが配膳を担うが、テーブルのサイズに不必要と思える奥行きがあって、配膳を続けるにはちょっと辛そう。手前の青と黄色のフタ付きの器には粉山椒と乾燥柚子皮が入れてあった。
席に着いてから、感覚的にはかなりの時間を待って先に出されてきたのは同行者注文の「鶏煮干しらぁ麺」。具にシイタケを盛るのは珍しい。三つ葉に柚子皮、糸唐辛子で色彩感をもたせている。トッピングのニクには鶏チャーシューと煮豚ではなく焼いて作った感の叉焼。
麺は若干平打ち気味のストレート麺。ちょっと味見させてもらうと茹で加減申し分なく、和の清湯も独特の旨味。「鶏煮干」の名に期待するほどのニボ感は前に出てこないにせよ、なかなかよくできた感じ。
やがて自分が注文した「つけそば」が出来上がってくる。徳利のナカミは割りスープだそうな。
麺の器。思考停止な「悪魔の〇〇」のつけ加えたりはしない。
三つ葉のトッピングは食べる途中でつけ汁に浸して香りを楽しむ幅を添えてくれる。
けれど、これも、いっそ省略してしまえば一層麺が潔く見えるしオペレーションもひと手間省けるよなぁとかゴニョゴニョ。
麺の器にスダチを添えるのは他所の店でも見たことあるけど、ほう。ここにワサビを置きますか。
つけ汁の器には熱々感が持続するよう厚手のものを選び、しっかり熱々で出されている。ああ、わかってらっしゃる。
つけそばのつけ汁も「らぁ麺」と同様、ニボ感は突出してこないがトリの旨味と甘めの醤油感と、それのみではない複雑な和テイストでしっかりした太麺をなかなか食わせる。刻みタマネギのシャリシャリ、柚子皮もいいアクセント。
そして、出されてきた時には姿を潜めていた極太メンマがつけ汁の中からドーンとでてくる。また「らぁ麺」にトッピングされていた鶏チャーシューと叉焼も熱々のつけ汁の中に込められた結果、つけ汁の器はいい感じで具沢山。その分、麺がつけ汁に沈んでいかないけど、これは食べ進むうちに自然に解決する。
麺を平らげたあと、徳利の割りスープ(=昆布出汁)をつけ汁に足してスープ割りにして味わう。つけ汁自体、過剰な酸味に味を委ねたようなものではないのでわざわざ割らなくてもいいようなもんだが、せっかくデフォルトで最初から付いてくるものを味わわないのも勿体無い。で、いざスープ割りを啜ろうとすると...
レンゲが、ない。
つけ汁のスープ割りは、デッドで飲むのがこのお店の仕様か?
「らぁ麺」にはレンゲを添えて出されている。
あるいは、つけ汁の器の形状に「らぁ麺」に添えるレンゲはバランスを欠く?
お店に入った時から、奥さんには既に満員の客をなんとかコントロールするのに心砕かれている様子がありありと見えていたので余計な言葉はかけないでいたが、いろんな面でよく考えられて作られていることがうかがえるつけ麺(つけそば)だけに、最後のレンゲ無しはどうかと感じたので、お店を出る時に「つけそばにもレンゲ、あったほうがいいですね。」と、差し出がましくも一言申し添えておいた。
すでに幾つか上がっているネット上の知り合いフリークのレビューでは、自分が食べた時のものとは画像にみえる商品の姿が随分変貌してたりする。また、オペレーションにかかる時間も開店後三日にして飛躍的に短くなったそうな。そうとはいえ、この日はお店の外待ち行列に着いて、食べ終えて出るまでに一時間以上はかかった。今後さらに時間的なブラッシュアップは実現されていくことと思う。また、不必要と思えるテーブルの大きさと形状に起因するオペレーションの辛さと店内の狭小感も、やがて解決されることだろう。
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