旭麺類店@守山市勝部:中華そば

このところ、自分の中でちょっとしたテーマになりつつある「メシ付き文化遺産」カテゴリ。古ぼけた大衆食堂に「おお!これはウマいっ!」と感動するようなラーメン・中華そばがそうそうあるとは思っていない。そんなものにありついたなら、それは奇跡と考えてよいだろう。けれど、長年続いてきた大衆食堂にはそれぞれに特有の個性を感じ取ることができてコレがまた面白く感じされるもので、つい...

そんなわけで、今回はJR守山駅から徒歩10分の「旭麺類店」へ。って、バイクで訪れたんですけどね。それにしてもよくあるように「うどん・そば・丼」じゃなく「麺類店」と自ら名乗るのもちょっと珍しげ。では、入ってみます。

店内、先客1名。冷やし中華を注文し、冷蔵ショーケースから自分で勝手にスーパードライの大瓶を取り出してきてシュポっと栓抜いて新聞広げて飲んでいる。地元の常連さんなのだろう。それはいいけど、エアコン前の風上の席で立て続けにタバコを吹かすもんだからそのケムリを丸ごと浴びることに...。これさえなけりゃ良かったんだけど。お店で出してくれる冷たいお茶は「六甲のおいしい水」の2リットルペットボトルに自分ちで沸かしてさました麦茶。小上がり席にはお子様用のカエルさんのお椅子。

メニュー表は表裏とも同じもの。丼メニューの中に「きぬがさ丼」がある。ということは京都の食文化圏がベースか?して、「かみなりうどん」とはコレいかに?と、思いつつ注文したのは「中華そば」。

出来上がりを待つ間、先客の冷やし中華スーパードライ大瓶新聞男のタバコ攻撃に耐え忍ぶひとときに眺めていた型板ガラス。こういうデザインもまた、昭和の遺産ではあるまいか。店内、お母さんがワンオペで営業。スーパードライ大瓶新聞タバコスパスパ常連男注文の冷やし中華と、私が注文した(冷やしじゃないフツーの)中華そばの注文に、ちょっとテンパっておられた様子でかなり待つことになった。タバコスパスパ攻撃さえなければいくらでもいいのだけど。やがてスーパードライ大瓶新聞タバコスパスパ常連男注文の冷やし中華が先にサーブされて、タバコスパスパ攻撃は一旦収まってホッとする。程なくして出来上がってきた中華そばがコレ。

双喜に雷文デザインの鉢は本格的。カツオだしの香り高い、うどんすれすれの和風スープにデフォルトのコショウ、コレはコレ。チャーシューのかわりにボイルの豚コマ。かまぼこトッピは食堂系中華そばのお約束(?)、意外にメンマはちゃんと乗っけている(が、味はなんともはや)、そしてワカメのとろけるような柔らかさ加減...

ストレートの中細麺はあまり明確なキャラクターを感じさせないちょっとヤワめのもの。店内に置いてあったプラッチック製麺箱には「白井製麺所」の文字が。調べてみたらココ「旭」からは6Kmほどの距離。おそらくはその白井製麺所製の麺だろうと思われる。

 

旭麺類店定食・食堂 / 守山駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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