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御宿 結の庄@白川村:夕食

二日目の宿は白川村の白川郷ICすぐのところにある「御宿 結の庄」。ココも同行者の選択。共立リゾートという企業が今年の3月に新規オープンさせた施設だそうで、館内の何もかもが新しい。そして、外国人スタッフで運営されていた前の宿とはうってかわったムード。チェックイン時、夕食の時間は17時30分からと20時00分からの二部制だがどちらを選ぶかを尋ねられる。20時からというのは遅い気がして17時30分からの方を選択した。このとき、なぜそのようなシステムなのか。わからなかったが、これは後ほど分かることになる。

日本の、しかも日本人をメインターゲットとした宿らしく、靴を脱いで、鍵のかかる靴箱に入れるシステム。新築ながらエントランスのところには白川郷の合掌造りをイメージした造りになっている。で、チェックインのときにウェルカムドリンクのサービスが有る。あとからだんだん分かってくるのだが、この宿の場合はこのようにいろんなタイミング、色んな場面で提供される無料の飲み食いサービスがあって、これらは利用しないと損になる。なぜなら、こうしたサービスもすべて宿泊料金のうちだと思うから。

ウェルカムドリンクのひとつめ。甘酒。コレはノンアルコール。

その2,日本酒...とは書いてあるが、どぶろく。私の場合、量を呑むと足元がすくわれてしまうヤバいやつ。この日はもうハンドルを持つことはないので一口だけいただいた。やはりどっしりまったりと、濃ゆい味。ウェルカムドリンクにどぶろくとは、ヤルなぁ。

客室内。少し狭い感じがしたのは前の宿の部屋が広すぎたからか。

部屋に備え付けの浴室はシャワーのみ。風呂入りたかったら大浴場に行きなさいということ。冷蔵庫の中にはこれまたミネラルウォーターの500ccペットボトルがひとり一本無料サービス。さらにコーヒーミルと焙煎したコーヒー豆が置かれていて、自分でミルを挽いてコーヒーを楽しめるようにもなっている。

ほどなく、夕食の時間となり、1階食事処【山ぼうし】に向かう。時間になればひとグループずつ案内され、館内はほぼ全て半個室となっていた。つまり、指定の時間に一斉に宿泊客を収容し、厨房で一気に料理を準備し同時に配膳するシステムとなっている。

最初に配膳されてきた前菜から凌ぎのセット。なにやら合掌造りの屋根を模した様見える紙を外してみると...

その紙が献立表になっている。で、コレがこの日の献立前半。

コチラ後半。このようにしておおよそ1時間半から2時間程度の間、宿泊客を食事処に滞在させるように仕掛けられている。こうすると、この手の宿ならたいがいの客は酒をはじめとするドリンク類を間違いなく注文する。そこでしっかり儲けようという宿側の考えが見えてきた。まあ、そこは商売。宿が提供してくれる時間に体を委ねよう。

この日出された料理のその一々は一応画像に撮ってはみたが、それらすべてをココにあげるには読む方も書く方も大変な気がするのでさらっと行こう。で、お造りのところで出されてきたコレも、やはり合掌造りを模している。

屋根を取り去れば、カジキマグロ・焼目を付けた太刀魚・岩魚・青海苔蒟蒻。

次に、タジン鍋のようなものが出てきた。IHヒータをつけると熱い汁がほとばしるということで、ソレを防ぐ紙をセットされる。ここでもやはり、合掌造りの絵。

タジン鍋の中身、完成の図。つまりコレが「野趣鍋」。飛騨牛・美濃古地鶏・スペアリブのほか、エビやら野菜やら。

これらを飛騨山椒塩・山葵酢・蕎麦味噌で味わう。この、朴葉味噌に蕎麦の実を加えた蕎麦味噌がなかなか秀逸。

野趣鍋の取り皿にも合掌造り。それぞれに季節をあしらい、いかにも日本情緒が、中野高原ホテル風車になかった情緒がここでは満ちていた。

飲み物もそれ相応に注文。三種の日本酒飲み比べセットとか。けれど、いい調子になってたくさん飲むと、翌日の請求が高くなるから、そこはまあ、程々に。
天然温泉 ゆるりの湯 御宿 結の庄 (その他 / 白川村その他)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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