俺のラーメンあっぱれ屋@城陽市奈島下小路:濁とろ塩ラーメン大盛

この日、同行者のリクエストで井手町玉水の「たなか家井手本店」に向かうも、店休日につきフラれる。そんなわけでなんとなくカラダはうどんを求めていたので、ココはひとつ、未だ訪れたことのない「やまびこ青谷店」に向かおうか、と思いつつ、いちおう、念のためにコチラあっぱれ屋に寄ってみたら外待ち数組だったので、そのまま並ぶことにした。私としては昨年12月にも訪れているが、同行者にしてみれば、このお店が開店した当初から10年以上ぶりだということだった。そういえば創業13年をむかえるこのお店、各方面からの祝花が飾ってあった。
お店の敷地を囲むコンクリート壁には蔓性の樹木が絡みつく。
そして、お店が面するR307の前の山はすっかり削れとられて新たな道路を敷設する工事が進んでいる。やがてきっと、新名神高速道路になるのだろう。それに合わせて細く曲がりくねって大型車が離合困難な現在のR307も合わせて整備整備されて行くかの様子。開店した頃には想像だにしなかった光景を目の当たりにすることになる。
この日のおしながき。注文はいつものように、ダクトロシヲをヲヲモリで。同行者も同じものを注文。
いつものように、麺を入れたテボを茹で麺機にセットし、テボに奥の寸胴からスープレードルで行平鍋にスープを移し、塩ダレを加えたところをコンロで温め、魚粉を加え、沸騰しだしたところをバーミックスで泡立て、左側の湯槽から温まったラーメン鉢をトングで取り出して行平鍋のスープを注ぎ、同時に後ろの茹で麺機から麺が茹で上がったテボを取り出し、茹で麺機の上にある棒にテボを吊るして静かに湯を切り、やがてスープをはったラーメン鉢に麺を移し、具材を整え、レンゲを突き刺して提供されてきた。無駄のない動線と、注文や配膳等、調理以外の作業を司るじゅんちゃんの手際の良さ。この神オペレーションだからこそ、多少お店の外に行列があっても、30分も待つことなく確実にラーメンにありつけることが出来るし、我々リピーターも、そうと知っているからチャンスが出来ればあっぱれ屋に食べに行く。今年で開業13年目だが、店休日は多い。臨時休業も、まあ、けっこうある。ときに、お店のあるR307が激混みで、お店に向かうことが出来ずに朝の仕込みに間に合わず、急遽臨時休業になってしまった日もあった。が、お店の公式ブログとサポーターのSNSをチェックしておけば間違いはない。そして、麺切れやスープ切れで営業終了になることは絶対にない。営業日に、営業時間内に行けば、裏切られることは絶対、ない。
こうした「どこまでもお客を大切にする」姿勢と、店主仙度氏がいう「美味いもんしか、出さへん」姿勢は、創業当初から一切ブレずに貫かれて来たことだ。
そして、もう何度も食べに来て、たぶんこのブログ中でも掲載回数No.1になると思うこのメニューだが、今回食べてみて、あらためて気づいたのは、「麺線の長さ」。つい先日新発売された「教養としてのラーメン ジャンル、お店の系譜、進化、ビジネス-50の麺論」という本の64ページに、面白い考察がある。そこに書かれてあることを思い出しながら麺を啜ってみると、おお!この麺、途中で噛み切ってしまうことが、無い!箸で手繰って、ちゃんと一息で啜り込める長さに整えられている。その長さは45cm程度かな?これ、自分で麺を作るときにあまり意識していなかった点。今度中華麺を作るときには、やってみよう。
ところで店内、コロナ禍につき「店内での会話はご遠慮下さい」とある。にも関わらず、じゅんちゃんは同行者のことを「奥さんですか?」と、こそっと聞いてきた。
「いえ、他人です」とも「妾です」とも「2号です」ともいえず、困った。
こういう軽口のやりとりは(小声ながら)、あいかわらずである。(笑


俺のラーメン あっぱれ屋ラーメン / 山城青谷駅山城多賀駅長池駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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