拉麺七星@大宮高辻下ル:豚骨醤油ラーメン

午後から京都市内で業務。この機会に近頃できたらしい新店へ。今年2016年の七月にオープンしたお店と聞く。

お店入口扉の前に貼ってあった掲示。店の外から、「ウチはこういうメニューでやってますよ」が分かるようにしてあるのはアリガタイこと。

入ってすぐのところに券売機。今回、迷わず「豚骨醤油ラーメン」一択。

狭い間口に落ち着いた感じの店内。数年前には串揚げ専門店だった店舗を改装して設えた様子。カウンター席だと目の前で大将の仕事を見て楽しめるが、このお店、そのカウンター席とオープンキッチンの間をガラス板(あるいは透明なアクリル板?)で区切ってあり、双方から姿は見えるが直接に例えば器を出し引きできるようにならないように、わざとそうしている。けれど、音や空気までは完全に遮断しているわけではないので、空調対策とかそういうことでない様子。おそらく、スタッフをおかず大将一人で営業するにあたり、ラーメンを調理する作業に集中出来る環境を作りたいという意図で、このような設えになっているのだろうと推察する。食券を渡した後、そんな透明板越しに大将の仕事を眺めていると、スープは後ろの寸胴からレードルで350cc程度をきっちり量って小鍋に移し、バーミックスでけっこうしっかり攪拌する。泡立てるため?と思っってみていたが、実はそうでもないようだ。さらに観察していると後ろにある寸胴は湯煎してある。このように、スープには営業開始前に完成させておき、状態が変化してしまわないよう相当に気を使っている様子。

そして出された注文の品。まず、見た目になんとも美しい。レアチャーシューも極太メンマも黄身うるるんな煮玉子も、今にあっては目新しいものではないが、同じようにレアーチャーシューやってても極太メンマやってても黄身うるるんな煮玉子やっても、作り手によってはそれが「美味い」に決して結びついていないようなラーメンを出すお店も間々あるが、このお店は一つ一つがそれぞれに美味い。自分の記憶する限り、自分の生活圏でこの手の具材を主力にしたのは城陽の「俺のラーメンあっぱれ屋」だが、あのお店とはまた一味違うココならではの「美味さ」がある。

土台としての麺とスープも非常に美味い。魚介を入れないシンプルな豚骨醤油だけど、豚骨出汁のほどほどの濃醇さは濃ければイインダロ的でなく、美味いところのピークを追い求めて行ったらこうなったって感じ。タレとのバランスも(タレの仕掛けがどうなってるかまで食べてわかるほどの鋭さを自分は持っていないけど)非常に良い。

久しぶりに、夢中で食わせてくれる一杯だった。「新店」として、いろんなメディアでとりあげられるお店に行くことはあれど、どれも全てが「当たり」と感じることはない。が、ココは、当たりでしたね。また行きたくなります。

七星ラーメン / 四条大宮)
昼総合点★★★★ 4.5

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