昨日、実家のスクーターの前輪を交換した。
もう少し使えそうな感じだが、細かいひび割れが出てきているのとスリップサインが出始めていたから、オイル交換のついでにやってしまおうと思ったからだ。
スクーターの特性的に後輪が先に寿命を迎えるのは仕方がないのだが、うちの親のように急加速急減速をしない乗り方だと、前後輪の寿命にそれほど差は出ないのかもしれない。
今回、前輪で使用するのはIRCのMB90 TUKTUK(80/90-10 44J)。
このスクーターは前後輪同じサイズなので、後輪と同じDURO HF296Aでも良かったのだが、購入時期のタイミングでTUKTUKの方が安かった。
タイヤ交換の手順はいつも通りだが、また同じような失敗を繰り返した。我ながらアホなのかと思ってしまう。
失敗とは古いタイヤをホイールから取り外す際に、あまりにも固くて苦し紛れにホイールの左右両方をリムの外側に出して、ホイールからタイヤを抜こうとする事。
オフロードバイクのタイヤみたいに大径高扁平のタイヤなら、頑張ればコレで抜けるのだが、小径タイヤは余程柔らかくないと、コレではリムからタイヤは外せない。
で、結局片側を元に戻して、外し直すという三度手間みたいな事を、数回に1回ぐらいの割合でやっているような気がする。
スクーターのタイヤをレバー無しのハンドパワーで交換してしまう動画をyoutubeで見た事があるが、あんな事は丁寧にリム溝にタイヤのビードを落とし込んでも、なかなか出来る技じゃないなぁと思う。
今回はそのような失敗もあって、古いタイヤを外すよりも新品のタイヤを装着する方が簡単で、作業時間は外すのに8、取付に2ぐらいの割合だった。
チューブレスタイヤの付け外しのコツとしては、ビードがリム溝に落ちやすいように、取り外しの際はバルブ付近から初めて、取付の際は逆にバルブ付近が最後になるようにすれば良いかもしれない。
オイル交換に関しては特筆すべき事は無し。今回使用したオイルはAZの10W-40。この時期に使うには少し硬いオイルかもしれないが、元々の指定粘度という事もあって問題は無い。
寒い時期は、親のスクーターの使い方だとエンジン内が結露してクランクケース内に乳化したオイルが発生しやすい。
今回もレベルゲージにべったり乳化したオイルが付着していたが、ネットで色々見ていると、そんなに気にする必要は無いという事だったので、レベルゲージに付着している分だけ拭き取り、新油を入れた後に200m程試走して、タイヤとエンジンの様子を確認して作業終了。
ODO 25212km